犬を飼う事はとっても大変な事。
癒される事だけじゃないんです。犬を飼うと大変だという事を知らずに犬が好きだから、癒されたいから、飼ってみたかった、寂しいからと犬を飼った人が沢山いるので、年間約10,000匹もの犬が保健所に持ち込まれる事態になってしまうのです。
そんな不幸な犬を少しでも減らすためにも犬を飼う大変さを知ってほしいです。
1.犬の問題行動に対するしつけ
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犬のお世話の中でも大変な、「しつけ」。
しつけがきちんと出来ていないと問題行動を辞めさせる事も出来ません。
例えば「マテ」をきちんと教えていなかったから、犬を止める事が出来なくて人に飛びついてしまった。
人が食べている物を横取りしてしまう。
「トイレのしつけ」をきちんとしていなかったから、犬がそこらじゅうでうんちやおしっこをする。
など…。
始めのしつけがきちんと出来ていなければ、人間にとって困る事が次々と出てきます。
そして犬のしつけは、思っているほどそう簡単にはいきません。
トイレのしつけは、覚えるのに1年以上かかる犬もいます。
しつけとは根気強さと時間がかかる事なのです。
他にも、無駄吠えでご近所さんから苦情が来てしまう事も。
人を咬んで怪我をさせてしまって、裁判沙汰になってしまった家族も居ます。
犬をきちんとしつけしなかったことによって起こるアクシデントは沢山あります。
どれも、覚えられなかった犬が悪いのではなく、きちんと覚えさせなかった飼い主に非があるのです。
2.自分の時間が減る
散歩や日常のお世話で、今まであった自分の時間が大幅に減ってしまいます。
飼い主さんが家にいる間は犬も遊んでほしさに寄ってきます。
疲れていても、その要求に答えなければいけません。
飼い主さんがどれだけ疲れていても散歩にもいかなければいけません。
自分が休憩できる時間は後回しにしなければいけません。
また、旅行などに行く予定も、犬に合わせなければいけません。
1日以上家を空けるのであれば、一緒に連れて行く、又はペットホテルに預けなければいけません。
一緒に連れて行く場合、犬も同伴OKな所じゃないといけませんし、ペットホテルに預けるのは、ホテルにもよりますが高額です。
旅行好きな方は特に旅行する機会が減ってしまうかもしれません。
3.10年以上続く出費
犬を飼うという事は出費もかなり多くなります。
・ドックフード
毎日最低2回は与えないといけません。犬の大きさやドックフードの種類にも
寄りますが、エサ代が1ヶ月で10,000円になる事もあります。
・混合ワクチンや狂犬病ワクチン、フィラリアの薬
犬を飼うと必ず定期的にしなければならない事です。
混合ワクチンやフィラリア症の薬は病院や犬の体重によって金額が
変化するのですが、この2つだけでも1回接種するだけで大体12,000円~17,000円
かかります。
狂犬病は初回は登録料がかかりますので6,000円ほど、それ以降は1回3,000円程度ですが、これが毎年かかります。
・ペットシーツ
室内飼いだとペットシーツが必要になります。
1日に使う量や商品でも値段は前後しますが、1ヶ月大体2,000円~6,000円程かかります。
・トリミング
トリミングは必ずしないといけません。
ご家庭でも出来ますが、トリミングに連れて行く方の方が多いでしょう。
最低でも1ヶ月1回は連れて行かなければいけません。ご家庭でする場合でも同じです。
これらが必ず定期的にかかってくる出費で10年以上続きます。
そして、これに加え犬が病気をしてしまうと高額な治療費が必要になる事もあります。
今はペット保険と言う便利なものもありますが、毎月の掛け金が必要です。
4.犬の老後の介護
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犬の寿命は近年伸びてきています。
それに伴い、長く生きる事で色々な病気をするようにもなってきています。
病気をして、歩けなくなったり、目が見えなくなったり…。
飼い主さんの介護なしでは生きていけなくなってしまいます。
症状が悪化していくと、介護に費やす時間も増えて行きます。
5.大変さを知ってから飼う事を検討しましょう。
これらの大変さを知って、容易な考えを捨ててから犬を飼う事を決断してください。
飼ってから、「こんな大変なんだ…。」と後悔しないようにしてください。
間違っても、「衝動買い」なんてことはしないようにしましょう!
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UCHINOCO編集部
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