1. シャーペイの基本情報
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サイズは中型から大型犬のサイズで体高は46~51cm程度です。体重は25kg前後とされています。シャーペイというのは中国語で意味は「砂のようにざらざらした皮膚」という意味です。それを指してシャーペイという名前がついているのです。まるで紙やすりを触っているよう手触りには驚かされるほどです。とても個性的な犬種です。
現代のブサカワ犬?
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顔も体もシワだらけで、独特の個性を放っています。目もくぼみ表情もほとんど分からない不思議な世界観を持つ犬種ですが愛好家もいるようです。その理由は冷静沈着な性格と愛情深い部分を持ち合わせた犬種だからなのです。
2. シャーペイの特徴や性格について
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シャーペイの性格には二面性があります。とても活動に動き回り飼い主の傍で愛情深い仕草を見せる場合も多いのです。そのときには大人しく冷静沈着であるので、物静かな犬なのか?と思うのですがいきなり攻撃的な性格を露わにするタイプのシャーペイもいるのです。そこには古い歴史の中で闘犬として育成されてきた血筋がまだ残っているからこそ、獰猛さも匂わせるのです。ただ、人間と共存していくうえで咬傷事故を起こすのは絶対に避けるべきことです。そのために社会化訓練を子犬時代から開始するべきなのです。そして飼い主との間には服従訓練が必要です。
問題行動を起こさせないために
シャーペイの場合、激しい運動は必要ありません。それでも気分転換を兼ねて、1日1時間程度散歩をするなど、体を動かすことは意味があります。シャーペイは見かけによらず実は精神的な刺激を好む犬種なのです。運動しながらの遊びを考えてみるのも一つの方法でしょう。
3. シャーペイの歴史について
シャーペイの起源は中国から始まっています。中国南部の広東省にて(紀元前200年頃)何世紀にも渡ってシャーペイは飼育されてきました。地元では主に猟犬や闘犬にも使用されてきました。無数のシワは犬と闘った時に怪我を負わないようにと繁殖させた結果なのかもしれません。1968年には香港のケネルクラブで公認されました。まだまだ頭数は少ないことから、絶滅危惧種として全世界にアピールをしアメリカでも繁殖を行うことになりました。これらの活動を通じて現在に至るのです。
4. シャーペイ・気を付けるべき病気について
被毛に対しては週に1度程度のブラッシングを行いますが、体のシワの内側については清潔に保つ必要があります。皮膚炎を起こさないように、ケアをする意味でもシワの間を拭き取る必要もあるのです。
5. シャーペイの食べ物に関して
ドッグフードの中には穀類を多く使用しているものがありますが、シャーペイは大豆の消化をが苦手です。これを踏まえてグレインフリーのフードを選ぶように心がけてください。穀類をメインにしている安価なドッグフードを多用することで、皮膚病や消化器系の疾患へのリスクが高まるのです。また体に良質な筋肉をつけるために、高たんぱくなドッグフードを選ぶことも留意しておくと良いでしょう。
闘争心を剥き出しにしないためにも
シャーペイは元来、闘争心が強い犬種ですのでその場にいる他の犬に飛びついてしまうこともあります。これは後々問題になる行動ですので、飼い主との正しい主従関係と服従訓練を何度もたたきこむような躾が求められます。いつの場合にも闘争心を抑えられるような飼い主のリードが必要です。そして幼い頃から他の犬との触れ合いを積極的に持つことで社会性や協調性を自然と身に付けられることが一番の理想です。
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UCHINOCO編集部
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