日本猫の種類では一番人気雑種(ミックス)の飼い方および特徴について

わが国で最も一般的に身近で飼われているのは雑種ですが、毛色や柄によって様々な種類に別れます。一般的な種類と特徴についての話題です。 2018年03月05日作成

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日本人が最も馴染んでいる猫の種類は雑種です。実に飼育総数の半数以上という高い数値で人間の生活に馴染んでいる雑種とは、どのような猫なのでしょうか。

1.日本の家猫で最も多い雑種はどんな種類があるの?

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日本国内で最も多く買われているのが雑種(ミックス)ですが、一般的にみかけるのは三毛しかもキジトラが多いはずです。そもそも雑種とはどのような品種かと言いますと、別の品種どうしが自然発生的あるいは人工的に交配して生まれた子どもを指すわけですから、繁殖目的に交配させたものも雑種になります。

雑種というと聞こえが悪いですからミックスと呼ばれる事が多くなりました。親の性質の最も強い性質を掛け合わせていますから、純血種よりもじょうぶで長生きしやすい面もあります。比較的穏やかで優しい性質が多い事もあって、飼いやすく手間もほとんどかからないものが多いですから、初めてペットを飼う人にはオススメです。

ミックスと言えばヤマネコ系のベンガルやラグドールあたりが該当しますが、日本では三毛もしくは野良となった雑種を保護して家族にするケースが普通にみられるのはご周知の通りです。

2.キジトラ・茶トラの性格と特徴

雑種でよく見かけるキジトラは一部の専門家の間では猫のルーツとも言われています。もっとも野生に近い性質を維持していますから、子猫の時はやんちゃで運動量も多く、いたずら好きなゆえに飼い主を困らせる事もしばしばありますが、基本的に甘えん坊で人なつっこい性格です。キジトラの特徴は特にその模様に表れています。濃厚な茶色の地色に黒の縞模様が背中から脇へ伸びる、独特の模様をしていますがパターンも色も多彩で、赤みを帯びているものや茶色の薄い猫もいます。

基本的なキジトラのほとんどはメスで、茶トラにはオスが多いというのが一般的です。先祖にリビアヤマネコもしくはアフリカヤマネコがおり、模様はキジトラそのものです。北アフリカ一帯に生息していたリビアヤマネコが全世界に拡散されて、野猫化したものが雑種あるいはミックスです。長い歴史の中で海外産の品種も数多く渡来した事がきっかけで、様々な交配が自然発生的におきた結果基本的なトラ柄に、他種多様なバリエーションが誕生しました。

その1つにグレーを基調とするサバトラやキジトラ白、キジトラ黒あるいは青なども含まれます。キジトラのしっぽにまで縞模様が続く事が多くお腹には薄茶色の毛一色になるものが多いのですが、白が混じってくると白っぽくなるものもあります。

3.サバトラの性格と特徴

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数は一段と少なくなりますが、サバトラも人気猫の種類です。サバトラはカラーが魚のサバに似たグレーをしているところから名付けられた通称名です。頭のてっぺんから始まってしっぽまで続くトラ模様はキジトラと一緒ですが、地色はグレーあるいは銀色でしっぽが黒一色になりやすい点、および腹部まで縞模様が入ってくる点は、キジトラとは大きく違ってくる点です。

キジトラ同様サバトラの模様にもバリエーションがいくつかありますから、近隣にいる猫を時間がある時にぜひ観察してみてください。性格は基本的に生キジトラと一緒なのですが、個体によっては警戒心が強くマイペースですから、構い過ぎない事が大切です。

4.ミックス猫の平均的な大きさ

人工交配させたミックスはさておき、正真正銘の雑種なるミックスは野良猫を観察してみれば一目瞭然であるように、おおきくなっても3kg~6kg程度に留まります。ですからイエネコとしては最適な大きさと言えるのですが、太りやすい性質もありますからご飯のあげかたは要注意です。平均年齢は15歳程度ですが、キャットフードの品質が向上した事もあって30年生きた記録もあります。

5.最後まで責任を持って

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昨今社会問題にもなった殺傷処分問題や捨て猫の問題から、飼い主が考えるべき事の1つとして最後の看取りまで責任を持って飼うべきである点があります。猫は犬よりも長生きしやすい分だけ、老猫になってからの医療費やケアも考えなければなりません。いくら手間がかからないと言っても病気になれば医者に診せなければいけませんし、寒くなったら暖かくすごせる心使いも必要です。

愛猫が安心して家の中で自由にすごさせてあげるための環境作りをしながら、末永く愛してあげてください。

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UCHINOCO編集部

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