犬の妊娠期間はどれくらい?初期から後期までの症状や注意点

愛犬の妊娠が分かったら飼い主がしてあげることもいくつかあります。妊娠期間の過ごし方やケアの注意点など心構えについて紹介します。 2018年02月26日作成

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妊娠・出産が大変なのは、犬も人間も同じです。妊娠期間中の過ごし方、健康を気遣ううえでの注意点を知り、がんばるお母さん犬を応援しましょう。

1.犬の妊娠期間はどれくらい?

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犬の妊娠期間は58日~68日くらいと言われていて、63日が平均的な水準です。約2ヶ月と考えると短いようにも感じますが、期間は関係なく身体の中で新しい生命が育まれる大切な時間と言えます。日数にかなり開きがあるのは、着床するまでの日数に個体差があるためです。妊娠したかどうかは、超音波検査ではっきりします。妊娠期間を通して、運動や食事内容に気をつけないと母子ともに危険が及ぶリスクがあるため、もし妊娠が分かった時のため、一通りの注意点を覚えておきましょう。

2.妊娠初期

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交配から着床までの期間は体調が不安定になりやすいため、ハードな遊びは控えましょう。普段通りの散歩は行っても問題ないとされますが、ジャンプや美容室でのお手入れ、ボール投げといった負担がかかりやすいものは禁止です。

また、妊娠すると人と同じように食べ物の好みが変わる、つわりが見られるなど、明確なサインが出てくるケースもあります。あまりにも症状が重いようなら獣医さんに相談して、体調を気遣ってあげましょう。

3.妊娠中期

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交配から4週目あたりになると、安定期を迎えます。おなかが少しずつ膨らみ始めたことが飼い主さんからも分かる時期です。つわりが治まって食欲旺盛になる子もいるため、栄養管理も考えていきます。

胎児の成長にたくさんエネルギーを取られる分だけ必要量が多くなるため、妊娠・授乳中専用のペットフードがおすすめです。ただし、食事をいきなり切り替えるとお腹の調子が悪くなることがあるため、35日目くらいから10日くらいかけて増やしていくと良いでしょう。一般的には普段食べているカロリー量の1.5〜2倍が目安ですが、もともと体格が良かった子の場合はこの限りではありません。かかりつけの獣医さんに相談しながらの栄養コントロールを心がけてください。

赤黒いおりものや臭いのきつい付着物が目立つようなら、流産のリスクがあります。異変を感じたらすぐ獣医さんに連れていけるように、妊娠中はできる限り側にいましょう。活発に動くことが少ない時期ゆえに不安になりがちですが、安静にしている時間も大切です。飼い主さんがナーバスになると愛犬も不安ですから、温かい目で見守りましょう。

4.妊娠後期

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7週目あたりからは妊娠後期に入ります。大きくなったお腹を階段などにぶつけてしまわないように、生活環境を工夫しましょう。抱っこする時にもお腹をいたわるようにして、負担を軽減してあげます。

この頃になると獣医さんのレントゲン検査を受けることもできて、お腹の中に何頭の赤ちゃんがいるかが分かるはずです。出産直前にはあらためてレントゲン検査を受けて、安全に出産できるかどうかを確かめましょう。お母さん犬の大きさに対して赤ちゃんが大きいようだと、帝王切開も検討されます。出産に際してトリミングをしておいた方が良い、安心して出産できる産箱の作り方など、細かい注意点も一緒に教えてもらうと安心でしょう。

産箱とは、実際に出産を行う場所のことです。お母さん犬にとって心地良い環境でないと自宅のクッション、ソファの上など用意したものとは別の場所で出産してしまうことがあるため、心地よい環境を整えてあげてください。寒い時期なら、ペット用のヒーターを用意してあげるのも良いでしょう。必要に応じて飼い主さんが確認できるように目の届く場所に用意しつつも、落ち着いて出産できるようなプライベート感も確保します。屋根が外れるケージは、飼い主さんにとってもお母さん犬にとっても理想的です。

5.焦らず正しいお世話を

犬のお産は軽いと言われることがありますが、楽観的な考えは禁物です。妊娠期間を通して時期に合わせたお世話をしてあげることが、元気な赤ちゃんを産む手助けとなります。大切な愛犬とその子供に対面する日まで、愛情を持って接してください。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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