生まれたての子猫、少し成長して大人っぽくなった子猫。小さな子猫の鳴き声はとてもかわいらしいですよね。思わず返事をしたり、会話をしている気分になったりしている自分に気付くこともあるかと思います。ここでは、子猫の鳴き声についてまとめてみました。
1.猫同士のコミュニケーション方法は鳴き声じゃない?
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猫は基本的に、猫同士でコミュニケーションをとるときに鳴くことはないとされています。猫同士では、仕草によってコミュニケーションをとるのが特徴です。たとえば、初対面の猫同士は、尻尾をピンと垂直に立てながら近づきます。これは親愛の情を表していると言われています。また、敵意のないことを表すために、ゆっくりとまばたきをするなどします。
また、臭いの確認も重要になります。猫同士が鼻を近づけ、キスをしているような様子を見ることがありますが、これは相手の臭いを嗅いでいるところです。また、お尻の臭いを嗅ぎあうこともあります。互いに臭いを共有しあい、共通した臭いを持っている猫同士、仲良くなるというわけです。
一方、人間に対しては仕草や臭いでは気持ちを伝えられません。そこで、猫は人間とコミュニケーションをとるために、鳴き声を発達させたと言われています。現在では、猫の鳴き声の種類は16~20種類くらいあると言われています。
2.鳴き声による母猫と子猫のコミュニケーション
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上述のとおり、基本的に、猫同士では、鳴き声によるコミュニケーションをとることはないのですが、唯一の例外として、親子のコミュニケーションがあります。
母猫は「ミャオ」とか「コロコロ」と鳴いて子猫を呼んだり、子猫のいる位置を確認したりします。また、子猫が母猫を探すときにも「ミャーミャー」と鳴きます。
さらに、子猫がゴロゴロと言っているときは、満足しているときであったり、母猫におっぱいをねだったりしているときが多いようです。
猫が飼い主に対して鳴き声を発するということは、飼い主を母猫のように思っており、自分が子猫の役割をしているという風に考えられるでしょう。子猫が母猫に対して要求をするように、人間に対して「何かをしてほしい」と要求をしているのですね。
3.どんな子猫がよく鳴くの?
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子猫にも個性があり、よく鳴く子猫と、あまり鳴かない子猫がいるようです。生まれつき声を出すのが下手で、鳴き方がよくわからず、かすれ声や小さな声しか出ない猫もいます。口を開けて鳴いているように見えますが、声が出ていないということもよくあります。
また、メスよりもオスの子猫のほうがよく鳴く傾向があると言われています。先述したとおり、子猫は母猫に対して、何かを要求するときに鳴くことが多いのが特徴です。そのため、甘えん坊で、わがままな性格の猫は、人間に対してもいろいろなことを要求することが多く、よく鳴く猫になるようです。
4. 猫の気持ちと鳴き声について
猫はどのように鳴き声で気持ちを表すのでしょうか。以下で見ていきましょう。
挨拶
「ニャ」「ニャン」といった、短い鳴き声は、挨拶を表していることが多いです。人間で言うと「やあ」といったところでしょうか。こうした短い鳴き声は、よく聞かれる鳴き方で、特に人間に対して要求はしていません。
また、自分の存在に気付いてほしいときや、自分がいることを主張したいときなどにも、こういう鳴き方をすることがあります。また、飼い主と交流したいと思っていることもあります。
甘えている
いつもよりも高い声で長めに「ニャーン」と鳴くときは、甘えているときです。猫自身も気分がよくて、飼い主に対して「かまってほしい」「撫でてほしい」「一緒に遊びたい」といった気持ちを伝えていることが多い傾向にあります。
子猫が飼い主の目を見ながら、このように鳴いて身体をすり寄せてくるようなときには、思い切りかまってあげるのがよいでしょう。甘えたいと主張している子猫を無視してしまうと、子猫は「自分はかまってもらえない」と思い込んでしまうため、だんだんと意思表示をしなくなってしまいます。
要求
いつもよりも強めに、低めの声で「ニャア!」と鳴くときは、人間に何かを要求していることが多いです。ご飯を食べたい、とか、何か不満があるというようなときには、人間に対して訴えるような鳴き声をあげます。
ただし、飼い慣らされていて、鳴くと飼い主が要求を聞き入れてくれているとわかっている猫の場合は、高い声で鳴くこともあります。
人間に気持ちを伝えるために発達した猫の鳴き声。飼い猫をよく観察していると、鳴いているとき、何を訴えているのか、猫の気持ちがだんだんとわかるようになりますよ。鳴き声に耳を傾けて、子猫とコミュニケーションをとってみてくださいね。
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UCHINOCO編集部
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