犬の餌の基本的な選び方

出典:https://www.shutterstock.com
餌選びは、愛犬の毎日の健康維持に直結する重要なポイント。
一見類似しているドッグフードですが、実はフードによって目的や食いつきやすさなどが異なるので、愛犬に合わせて選ぶことが大切です。
まずは、犬の餌の基本的な選び方を解説します。
毎日の食事に取り入れるなら「総合栄養食」から選ぼう
元気なワンちゃんの食事であれば、基本的に「総合栄養食」を選んでおけば問題ありません。
一般的に犬の餌は、主食用に栄養バランスを考えられた「総合栄養食」や、おやつ用の「間食」、病状にあわせて与える主食用の「療養食」などに分かれており、それぞれ目的が異なります。
なかでも総合栄養食と療養食は犬の主食として販売されていますが、療養食は医師からの指示のもとで与えるものであり、愛犬の体調に合わせて特定の栄養素を制限したり増やしたりしています。
元気なワンちゃんの食事に療養食を取り入れると、栄養バランスが偏ってしまう可能性があるんです。
そのため、普段の食事に取り入れるのであれば、必要な栄養素が揃っている「総合栄養食」と記載されている餌から選びましょう。
「種類」は目的に合わせて使い分けよう
一般的にドッグフードは含まれている水分量に応じて「ドライ」「ウェット」に分かれており、それぞれ特徴が異なるので、目的に合わせて使い分けることも大切です。
「ドライタイプ」は他のドッグフードに比べて水分量が少なく、長期保存に向いています。
また乾燥させることで粒に栄養を凝縮できるため、少量でも必要な栄養素をしっかり摂取しやすい傾向があります。
愛犬の体格や体調に合わせてしっかり摂取量を管理したいときにおすすめです。
「ウェットタイプ」は、一般的に缶詰やパウチで売られているやわらかいドッグフードのことです。
フードにもよりますが水分含有量が約75%と高いので、栄養補給と水分補給を一気に行えます。
またドライタイプに比べて香りや味が強いから、嗜好性が高い傾向にあります。
そのため、愛犬の食欲が落ちているときの食事や非常食としておすすめです。
またドライタイプとウェットタイプの中間にあたるものとして「セミモイストタイプ」もあります。
嗜好性が高く、やわらかい食感が特徴です。
子犬に与えるドライフードは「粒の大きさ」もチェックしよう
離乳食からドライフードへ移行していく時期にあたる子犬の場合、ドライフードの粒の大きさにも注意しましょう。
歯や口が成長途中なので、粒が大きすぎるドライフードだとしっかり噛み砕けずに喉へ詰まらせてしまう危険性があります。
そのため、ドライフードデビューをしたばかりの子犬には、小粒タイプのドライフードや柔らかめのセミドライタイプを選んであげると食べやすいでしょう。
安全性のために「原材料」が明記されているか確認しよう
ドッグフードを選ぶ際には、どのような原材料が使われているかもチェックしましょう。
日本では「ペットフード安全法」によって、ドッグフードに使われている原材料・添加物を全て記載することが義務付けられています。
そのため「肉類」や「副産物」といったあいまいな原材料の表記をしているドッグフードを避け、肉の種類や部位などを具体的に記載しているものを選ぶと安心です。
原材料をチェックする際には、合成添加物の使用量も併せて確認しておきましょう。
添加物はフードの風味をよくしたり、長期保存に対応できるようにしたりするためにある程度含まれているものです。
しかし「ペットフード安全法」では、酸化防止剤として使われるBHT・BHAをはじめ、使用上限値が設けられている添加物もあるので、基準値をクリアしているかどうか確認しておきましょう。
愛犬の成長段階に合った「対象年齢」かどうかもチェック
ドッグフードを選ぶ際には「対象年齢」が愛犬に合っているかも確認しましょう。
一般的にドッグフードは「子犬用」「成犬用」「シニア用」といったように、年齢別でも種類が分かれています。
「子犬用」はまだ少量しか餌を食べられない子犬の頃でも十分な栄養が摂れるように、成犬用に比べて栄養価が高く、高タンパク・高カロリーに作られています。
しかし成犬になると体の成長が完了し、エネルギーの消費量が減ることで太りやすくなる傾向にあります。
そのため「成犬用」や「シニア用」のドッグフードは、太りにくいように子犬用に比べると低タンパク・低カロリーに作られています。
それぞれの年齢・成長段階の健康維持に必要な栄養素が含まれているため、愛犬の年齢に合っていないと栄養が不足したり、カロリーオーバーしたりする可能性があります。
年齢に合わせた犬のドッグフードの与え方のポイントとは?

出典:https://www.shutterstock.com
ワンちゃんは成長段階によって消化器官や歯の状態はもちろん、エネルギーの消費量も異なるので、年齢に合わせて餌の与え方を変えていく必要があります。
ここからは、年齢に合わせた犬のドッグフードの与え方のポイントについて解説します。
離乳後から生後4ヶ月まではふやかしたフードを与える
子犬の頃は急速に成長していくので、成長段階に合わせて細かく餌を変えていくことが大切です。
また母乳を飲んでいる生後3週齢までの頃は、成長に必要な栄養素を母乳から摂取できるので、別途ドッグフードを用意する必要はありません。
しかし、生後3週齢~1ヶ月ぐらいになると、少しずつ離乳をしていきます。
この頃は、お湯や人肌に温めた犬用ミルクでふやかしたドライフードを離乳食として与えていきましょう。
子犬の頃はまだ消化器官が未発達で、一度に食べられる量が少ないので、離乳食は1日4~5回に分けて与えてください。
生後7週齢あたりから徐々にドライフードへ移行していく
生後7週齢以降になるとだんだん乳歯が生え揃ってくるうえ、消化器官も成長してくることから、子犬の体調を見ながら徐々にドライフードへ移行していきましょう。
いきなり離乳食からドライフードへ変えると、子犬が警戒して餌を食べなくなる可能性があります。
ふやかすのに使うお湯の量を少しずつ減らしていき、段階的に硬さを調整していくのがポイントです。
1~2週間かけてドライフードへ切り替えていくのが一般的ですが、途中で子犬が硬いフードを嫌がった場合は一度ひとつ前の硬さに戻してみて、愛犬の様子を見ながら切り替えましょう。
1~6歳は成犬用フードを与える
1歳頃のワンちゃんは筋肉や消化器官などの成長が終わり、永久歯も完全に生え揃うので、本格的に「成犬用」のドッグフードを与えても問題ありません。
食事の回数は1日2回が基本です。
与える量は各ドッグフードに記載されている月齢ごとの摂取量を目安にし、与えすぎに注意してくださいね。
子犬の頃に比べてエネルギーの消費量が落ち着くうえ、完全室内飼いで一日の活動量が少ない場合、与えるドッグフードの量が多すぎると肥満の原因になります。
特に去勢・避妊手術をしたワンちゃんの場合、ホルモンバランスの変化によって太りやすくなっていることもあります。
適宜ダイエット用フードを取り入れたり、与える量を調整したりして体重を管理しましょう。
7歳以降のシニア期は健康状態に合わせてフードを使い分ける
体格や犬種によって異なりますが、一般的にワンちゃんは7~8歳頃から「シニア期」に入るとされています。
シニア期になると、成犬の頃に比べて筋力や消化能力が衰えてくるので、日々の体調に合わせてフードを使い分けることが大切です。
噛む力が衰えてきた様子であれば、セミドライタイプやウェットタイプのドッグフードに変えたり、筋肉の衰えが目立ってきた子ならタンパク質が豊富で低脂肪のフードにするのもおすすめです。
健康状態に合ったフード選びが難しい場合は、一度かかりつけの動物病院へ相談してみましょう。
愛犬の健康をサポートするおすすめのドッグフードを紹介!

出典:https://www.shutterstock.com
ドッグフードはメーカーによってさまざまなこだわりポイントがあるため、各ブランドが展開している人気のフードの特徴を比較して選ぶことで、より愛犬にぴったり合う餌が見つかりやすくなります。
ここからは、愛犬の健康をサポートするおすすめのドッグフードを紹介します。
おすすめのドッグフード(1)アブソルート エアドライドッグフード チキン&ホキ
特別なエアドライ製法によって、お肉そのもののような食感と美味しさを実現した、総合栄養食ドライフードです。
健やかな皮膚と被毛へ導くフラックスシードやオメガ3脂肪酸、関節の働きをサポートするグルコサミンなどを豊富に配合しているので、愛犬の健康を総合的に支えます。
定番のチキンと淡泊な味のホキを組み合わせており、素材そのものの旨味と香りで愛犬の食欲をそそります。

おすすめのドッグフード(2)シーザー ごろっと蒸しささみ
美味しさとヘルシーを両立した、ウェットタイプのドッグフードです。
大きめにカットされた蒸しささみを使用しており、味や触感がお肉に近いので愛犬の食欲を刺激できるでしょう。
油を使わない蒸し調理を採用し、お肉の余分な油分を落としているのもポイントです。
ジューシーさとやわらかい肉質をキープしつつ、低カロリーに仕上げているので、カロリーが気になるワンちゃんも食べやすいでしょう。

おすすめのドッグフード(3)カナガン ドッグフード チキン
イギリス初のグレインフリーペットフードとして、世界各国で愛されているドライタイプのドッグフードです。
ワンちゃんの体では消化しづらい小麦やトウモロコシなどの穀物を使わず、高品質な動物性タンパク源と必須栄養素を配合したことで、犬本来の食生活に近いフードに仕上げています。
原材料のチキンは、余計なストレスをかけずに屋外でのびのびと育てられた放し飼いチキンを使用。
食物繊維が豊富なさつまいもやミネラルを含む海藻なども含まれているので、体の内側から愛犬の健康をサポートします。

おすすめのドッグフード(4)Hill's サイエンスダイエット シニアプラス
シニア期を迎えたワンちゃんの脳の加齢に配慮した、ドライタイプのシニア用ドッグフードです。
ビタミンE・C、β-カロテンを組み合わせた、ヒルズ独自の抗酸化ブレンドにより、愛犬の脳の健康を保ちます。
また、腎臓や心臓の健康をサポートするために、ナトリウムとリンの量を適切に調整しています。
カルシウムやグルコサミンなど、健康な骨や関節をサポートする成分も含まれているので、足腰が不安なシニア犬の食事にもぴったりです。

おすすめのドッグフード(5)ファーストチョイス Choice S アレルゲンケア
食物アレルギーに配慮した主原料を厳選した、ドライタイプのシニア用ドッグフードです。
主原料としてメンハーデンという白身魚やさつまいも、エンドウ豆を使用しており、抗酸化成分によって愛犬の健康を保ちます。
オメガ3・6脂肪酸源として亜麻仁も配合しているので、愛犬の皮膚や被毛の健康サポートにもつながりますよ。
対象年齢が7歳以上なので、これからシニア期を迎えるワンちゃんにぴったりです。

愛犬に合った餌を取り入れて毎日の健康をサポートしよう!

出典:https://www.shutterstock.com
毎日与える餌は、愛犬の体の成長や健康維持において土台となる重要なポイント。
種類もフレーバーも多彩なので、成長段階や栄養バランスなどを踏まえて、愛犬にぴったりなドッグフードを選んであげることが大切です。
本記事で紹介した餌の選び方や与え方などを参考にしながら、愛犬の健康をサポートしましょう。
・GREEN DOG&CAT 楽天市場(参照日:2026/5/18)
https://item.rakuten.co.jp/greendog/asltabc1-00/
・Rakuten24 楽天市場(参照日:2026/5/18)
https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/83911/
・Laetitien 楽天市場(参照日:2026/5/18)
https://item.rakuten.co.jp/laetitien/rakuten-cdf-01/
・charm 楽天市場店(参照日:2026/5/18)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/230344/
・カー用品・日用品のホームセンター 楽天市場(参照日:2026/5/18)
https://item.rakuten.co.jp/hc999/4994527955201/
著者情報
西野由樹
生粋の犬好きなフリーランスWebライター。執筆のお供はコーヒーと愛犬のマルチーズ「こたろう」。
やんちゃな愛犬にちょっかいを出されつつ、今日も実体験・調査に基づいた執筆で、読んで楽しい記事づくりに勤しむ。







