猫にとってキッチンは危険!猫のためにできる対策もご紹介

キッチンは料理をするためになくてはならない場所ですが、猫にとっては危険がいっぱいのエリアでもあります。
キッチンには、思わぬ事故につながるリスクが潜んでいます。
この記事では、猫にとってキッチンが危険な理由と、それを防ぐための対策をご紹介します。 2025年03月12日作成

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猫にとってキッチンが危険な理由

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猫にとってキッチンは、食べ物のにおいや興味を引く物が多いため、魅力的な場所に映ることがあります。
しかし、キッチンには多くの危険が潜んでおり、猫の健康や命に関わる事故が起こる可能性があるため、しっかりとチェックしておきましょう。

熱いコンロや鍋

調理中のコンロや熱した鍋は、猫にとってとても危険です。
猫が誤ってジャンプして、鍋をひっくり返したりコンロに足をつけたりして、火傷などで重症を負う可能性があります。
さらにIHコンロの場合は、見た目では熱いことがわからないため、猫が気づかずに触れてしまうこともあるでしょう。

シンク周りの水や洗剤

シンクに残った、水や洗剤も猫にとっては危険です。
猫が誤って洗剤の付いた水を飲んでしまうと、中毒を起こす可能性があります。
また、濡れたシンクは滑りやすく、猫が足を滑らせてケガをするリスクもあるでしょう。

鋭利な調理器具

包丁やフォークなどの調理器具も、キッチンではよく使われます。
これらを猫が触ったり倒したりすると、当然ながら怪我をする可能性が高くなるでしょう。猫は高いところにジャンプする習性を持っているため、包丁などの危険な調理器具に触れる機会も多くなるはずです。

有毒な食材

玉ねぎやにんにく、チョコレートなど、猫にとって有害な食材がキッチンにはたくさんあります。
調理中に落ちた食材を猫が食べてしまうと、貧血や中毒症状を引き起こす可能性があるため、十分に注意が必要です。

猫がキッチンに入らないようにしつけはできる?

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猫をキッチンに入らせないためのしつけを行うことは可能ですが、すぐに猫が覚えるわけではありません。
これらのしつけを根気強く繰り返し行い、猫をキッチンから遠ざけるようにしましょう。

猫を一度でもキッチンに入らせない

猫は、一度許された行動を繰り返す傾向があります。
キッチンに入ることを完全に禁止する場合は、家族全員が同じルールを守ることが大切です。
いつもはダメなのに、一度でも猫がキッチンに入ることを許してしまうと、猫は混乱してしまいます。

音や刺激で驚かせる

猫がキッチンに入ろうとした時に、空き缶にビー玉などを入れたものなどで大きな音を出して、猫の注意を引きましょう。
ただし、猫に恐怖を与えるのではなく、「ここは入ってはいけない場所」と認識させることを目指すことが大切です。
猫が「ここに入ろうとすると苦手なことが起こる」とだけ学習すれば、徐々にキッチンからは遠ざかっていくはずです。

キッチンに入らなかった時はご褒美を与える

猫は犬のようにうまくしつけをすることは難しいですが、不可能ではありません。
猫がキッチンに入らなかった時や、指示に従った場合はご褒美を与えることで、犬のようにしつけの強化をすることができます。

猫の居心地の良い場所を作る

猫がキッチンに入らないようにするには、代わりに快適な場所を作ってあげることも大切です。
窓辺にキャットタワーを設置したり別の部屋に楽しいおもちゃを用意したりすることで、キッチンへの興味を逸らすことができるでしょう。

猫のためにできるキッチン対策

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猫がキッチンで事故に遭わないためには、さまざまな工夫が必要です。
最後に、猫のためにできるキッチン対策をご紹介します。

コンロカバーをする

調理後でもコンロが熱い場合があるため、猫が触れて火傷をしないようにコンロカバーを設置しましょう。
特にIHコンロは見た目では熱いことがわかりづらいため、カバーをつけることで安全性が高まります。
当然ながら、調理中も猫が近づかないように注意が必要です。

シンクの中に入れないようにワイヤーネットなどを利用する

シンクに猫が飛び乗らないように、ワイヤーネットや専用のカバーを使用するのも有効です。
また、シンク内を常に清潔に保って、水や洗剤が残らないようにしましょう。
猫がシンク周りに興味を持たないようにすることで、安全性が高まります。


メッシュパネル

収納を開けられないようにする

猫は、キッチンの収納のドアを開けるのが得意なこともあります。
猫にとって有毒な食材や調理器具が収納に入っている場合、開けられないようにチャイルドロックやマグネット式のロックを使用しましょう。
これにより、猫が危険なものに触れるリスクを減らすことができます。


チャイルドロック

蓋付きゴミ箱を使う

キッチンのゴミ箱はたくさんの食べ物のにおいがするため猫にとって興味深いものですが、誤飲による中毒のリスクを伴います。
蓋付きのゴミ箱を使用することで、猫がゴミに触れるのを防ぐことが可能です。
また、ゴミ箱を固定するか重いものを選ぶことで、猫がゴミ箱を倒すのを予防することもできます。

ペットゲートを設置する

キッチン全体への猫の侵入を防ぐには、ペットゲートの設置が効果的です。
猫がジャンプできない高さのゲートを選び、隙間が狭いものを使用しましょう。
ペットゲートを設置することにより、キッチンを完全に隔離することができます。

キッチンから猫を遠ざけよう

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猫と安全に暮らすためには、キッチンの危険性を理解して適切な対策を講じることが大切です。
コンロやシンク、収納、ゴミ箱など、猫が興味を持ちそうな場所には特に注意が必要でしょう。
また、猫がキッチンに近づかないようにしつけを行いつつ、物理的な対策を併用することで、猫の安全を確保できます。
愛猫の健康と安全を守るためにも、キッチン対策はしっかりと行うと良いでしょう。

参考サイト

Kurashiya(参照日:2025-01-16)
https://item.rakuten.co.jp/kurashiya/213-97038/

太陽設備(参照日:2025-01-16)
https://item.rakuten.co.jp/taiyousetubi-outlet/tr-mp-0600300-set/

PLUSIINE(参照日:2025-01-16)
https://item.rakuten.co.jp/plusiine/childlock03mag/

LiViNGUT(参照日:2025-01-16)
https://item.rakuten.co.jp/livingut/279128/?iasid=07rpp_10095___eb-m5ytnafk-4r-1d20a2d5-a487-485f-8a57-bc8d19d33847

MIKI TOMO(参照日:2025-01-16)
https://item.rakuten.co.jp/miki-tomo/ck1000/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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