猫とハムスターは一緒に飼える?一緒に飼う時の注意点も解説

海外アニメでもお馴染みですが、猫とハムスターの相性は悪いことで知られています。
それでは、実際に猫とハムスターは一緒に飼うことができるのでしょうか?
この記事では、猫とハムスターは一緒に飼えるかどうかや、猫とハムスターを一緒に飼う時の注意点などを解説します。 2024年11月18日作成

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猫とハムスターは一緒に飼える?

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まずは本題である、猫とハムスターは一緒に飼えるかどうかについてご説明します。
ここでは、猫とハムスターの性質を知っておく必要があるでしょう。

猫とハムスターは一緒に飼えなくはない

結論から言うと、猫とハムスターは一緒に飼うこと自体は可能です。
しかし、詳しくは後述しますが、お互いが慣れ合っていなければ一緒に飼うことは難しいでしょう。
なぜなら、猫とハムスターは捕食関係にあるからです。

猫から見たハムスター

猫から見たハムスターは、捕食対象のひとつです。
猫は肉食動物であり、ネズミや鳥などの小動物を捕食して生活しています。
そのため、猫は本能的にネズミのようにチョコマカと動くようなものを追いかけて捕まえてしまう習性があります。
猫にとってハムスターは捕食対象であることから、どうしても家族や仲間として認識するのは難しいのでしょう。

ハムスターから見た猫

ハムスターから見た猫は、天敵であり恐怖の対象です。
ハムスターの何倍もの大きさを持つ猫は、鋭い爪や牙も持っており、ハムスターからすれば本能的に身の危険を感じるでしょう。
ハムスターの近くに猫が存在しているだけで、ハムスターにとっては強いストレスとなるはずです。

猫とハムスターを一緒に飼う時の注意点

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次に、猫とハムスターを一緒に飼う時の注意点を解説します。
どうしても猫とハムスターを一緒に飼いたいという人は、チェックしておくと良いでしょう。

居住スペースを分ける

先述したように、肉食動物である猫は捕食者としての本能を持っています。
そのため、ハムスターのような小さくて動きの速い動物は、猫にとっては獲物として認識されることが多いです。
たとえ猫が普段は穏やかであっても、突然その本能が働いてハムスターに危害を加える可能性もあるでしょう。
猫がハムスターを攻撃しないようにするためには、お互いの生活空間を明確に分けることが大切です。
また、猫の狩猟本能を満たすために、日頃からおもちゃで遊んであげる必要もあるでしょう。

ハムスターのストレスを防ぐ環境作り

ハムスターは臆病で敏感な小動物であり、猫の存在自体が大きなストレスになることがあります。
特に、猫がハムスターのケージを覗き込んだり、ケージに手を入れたりする行動は、ハムスターに強い恐怖や不安を与えるでしょう。
そのため、ハムスターのケージは猫が届かない場所に設置して、猫がむやみにハムスターに近づかないように注意しましょう。

ハムスターのケージの安全性を確保する

猫とハムスターを同じ家で飼う際は、ハムスターのケージがいかに安全であるかが大切なポイントです。
ハムスターのケージは、猫が簡単に触れられないようにしっかりとした作りのものを選ぶべきでしょう。
特に、猫が手を入れられる隙間のあるケージや、軽くて倒れやすいものは避けましょう。
金属製の頑丈なケージや、二重構造になっているタイプのケージを選ぶことで、猫からの攻撃を防ぐことができるはずです。

猫とハムスターの接触を制限する

猫とハムスターを同時に飼う場合、直接的な接触を避けることが基本となります。
猫がハムスターを見つけて興味を示すこと自体は避けられませんが、常に目を離さないようにして、猫がハムスターに近づきすぎないようにしましょう。
特に、猫がハムスターのケージを触ろうとしたりケージの中に手を入れたりすることがないようにする必要があります。

猫とハムスターを共存させる方法

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猫とハムスターは敵対関係ではありますが、共存させる方法もあります。
猫とハムスターを共存させるためには、どうすれば良いのでしょうか?

子猫の頃から慣れさせる

猫とハムスターを共存させるためには、猫が幼い頃からハムスターに慣れさせることが理想的です。
特に生後1~2ヶ月の子猫は社会化を学ぶ大切な時期であり、この時期にいろいろな人や動物と触れ合わせることで、本来は捕食対象であるハムスターを相手にしても仲良くすることができるかもしれません。
一方で、猫は生後2ヶ月を過ぎたあたりから警戒心が強くなり始めるので、その頃にハムスターに慣れてもらおうとしても、子猫がハムスターにじゃれてしまう可能性があります。

お互いの存在に慣れさせる

猫とハムスターが仲良くなるための第一歩は、まずお互いの存在に少しずつ慣れさせることが大切です。
最初はハムスターが安全なケージに入っている状態で、猫にハムスターを見てもらうだけの段階から始めます。
この際、猫がハムスターに対して興奮しすぎたり攻撃的な行動を見せたりする場合は、すぐに距離を置かせましょう。
また、ハムスター側もストレスを感じる可能性があるため、長時間の接触は避けて短時間から徐々に増やしていくことが大切です。
最初の数週間は、お互いが視界に入る時間を1日に数分から始めて、徐々にその時間を延ばしていくと良いでしょう。
猫が過度に興奮することなく落ち着いてハムスターを観察できるようになれば、次のステップに進む準備ができているはずです。

猫とハムスターを一緒に飼うのは難しい

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猫とハムスターを一緒に飼うことは、難しいと言わざるを得ません。
なぜなら、本来は猫にとってハムスターは捕食対象であるからです。
どれだけ猫とハムスターが仲良くしていても、猫の本能が目覚めた時にはハムスターの命を奪ってしまう可能性もあるでしょう。
もしも猫とハムスターを一緒に飼いたいのであれば、お互いを別々の部屋で飼うことをおすすめします。
また、子猫であればハムスターと共存させることはできるかもしれません。
もともとは敵対関係である猫とハムスターは、無理して一緒に生活をさせないほうが良いでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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