フレンチ・ブルドッグの散歩時間の目安は?注意点も解説

愛嬌のある見た目で、愛犬家からの人気が高いフレンチ・ブルドッグ。
活発で動き回るのが好きなフレンチ・ブルドッグですが、1日にどれくらいの散歩時間を確保すれば良いのでしょうか?
この記事では、フレンチ・ブルドッグの1日の散歩時間や注意点、必要な持ち物などについて解説します。 2024年11月15日作成

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フレンチ・ブルドッグの1日の散歩時間や回数

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まずは、フレンチ・ブルドッグの1日の散歩時間についてご説明します。
併せて、散歩回数についても見ていきましょう。

フレンチ・ブルドッグの1日の散歩時間

フレンチ・ブルドッグは、1日に約30~60分の散歩時間が理想的です。
散歩は1回にまとめるよりも、約15~30分の短い散歩を1日2回行うのがおすすめです。
ちなみに、フレンチ・ブルドッグは暑さに弱い犬種のため、夏場は涼しい時間帯を選んで散歩をするようにしましょう。
散歩は犬のストレス解消や健康維持に役立つので、毎日欠かさず行うことが大切です。

フレンチ・ブルドッグの1日の散歩回数

フレンチ・ブルドッグの散歩回数は、先述したように1日に2回が理想的です。
夏の時期は、朝と晩の涼しい時間帯に行うことで、熱中症のリスクを減らしながら運動不足も解消できます。
また、フレンチ・ブルドッグは遊び好きで好奇心旺盛な性格なので、短い散歩でも外の刺激により十分楽しむことができるでしょう。

フレンチ・ブルドッグの散歩時の注意点

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フレンチ・ブルドッグと散歩を楽しむ際は、いくつかの注意点があります。
これらの注意点を守り、近隣住人とのトラブルに発展したり犬に怪我をさせたりしないようにしましょう。

暑さ対策をしっかり行う

フレンチ・ブルドッグは短頭種であり、暑さにとても弱い犬種です。
特に夏場は熱中症のリスクが高まり、日中の暑い時間帯を避け、直射日光の当たる場所やアスファルトの照り返しの熱にも注意が必要です。
また、こまめに水分補給を行い、休憩を取りながら散歩をすることが大切です。
携帯用の飲み水や、冷却マットを持参するのも良いでしょう。

首輪ではなくハーネスを使用する

フレンチ・ブルドッグは呼吸器が弱いため、首輪の使用で気道へ負担がかかりやすくなります。
そのため、散歩時にはハーネスを使うことがおすすめです。
ハーネスは胸や背中で犬の身体全体をしっかりと支えるため、引っ張りが強い時でも気道への圧力が軽減されて、犬にとっても快適です。
ちなみに、ハーネスを選ぶ際はフレンチ・ブルドッグの体型に合ったものを選んで、正しく装着するようにしましょう。

無理な運動は避ける

フレンチ・ブルドッグは運動量が少なめな犬種ですが、それでも毎日の適度な運動は必要です。
ただし、無理な運動や長時間の散歩は避けるべきです。
なぜなら、フレンチ・ブルドッグは体力があまりないため、長距離の散歩や激しい運動は身体に負担をかけることがあるからです。

トイレのマナーを守る

散歩中に犬がトイレをすることは自然な行動ですが、飼い主としてのマナーが求められます。
エチケット袋やトイレシートを持参して、犬の排泄物をきちんと処理しましょう。
特に、公共の場や他人の家の前で排泄をさせないように、注意することも大切です。
犬のトイレの後はその場所をきれいに保つことで、まわりの住民とのトラブルを避けることができるでしょう。

フレンチ・ブルドッグを散歩嫌いにさせない方法

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フレンチ・ブルドッグは、何らかのトラウマなどで散歩嫌いになってしまうこともあります。
犬が散歩嫌いになると、運動不足やストレスの原因にもなってしまうため、やはり散歩が好きであることに越したことはありません。
次に、フレンチ・ブルドッグを散歩嫌いにさせない方法をご紹介します。

疲れるまで散歩をさせない

フレンチ・ブルドッグに限らず、犬を散歩嫌いにさせないためには、犬が疲れるまで散歩をさせないことが大切です。
犬が「もう少しだけ散歩がしたいなぁ」と考えているうちに帰宅をすることで、犬は次の散歩が楽しみな状態で散歩を終えることができるでしょう。
特に飼い主にべったりと甘えたいフレンチ・ブルドッグは、「もっと散歩に行きたい!」とおねだりすることもあるはずです。
そんな時でも、犬のことを第一に考えて過度な運動はさせないようにしましょう。

遊びながら散歩をする

犬にとって、散歩は楽しいものでなければなりません。
犬の毎日の楽しみは食事と散歩なので、散歩が嫌いになってしまうと生活のほとんどを楽しく過ごせなくなってしまいます。
そのため、フレンチ・ブルドッグと楽しく散歩ができるように、遊びを取り入れながら散歩をすると良いでしょう。
また、犬に話しかけながら散歩をして、人通りの少ない場所の場合、おやつやおもちゃなどを与えながら散歩をするのも良さそうです。
フレンチ・ブルドッグにとって散歩がポジティブなものになれば、犬は自然と散歩好きになっていくでしょう。

フレンチ・ブルドッグの散歩に必要な持ち物

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フレンチ・ブルドッグの散歩には、どのようなものが必要なのでしょうか?
ここでは、フレンチ・ブルドッグの散歩に必要な持ち物をご紹介します。

リード

当然ながら、犬の散歩をする際はリードが必要になります。
人によっては伸縮リードを使用することもあるでしょうが、伸縮リードは先述したように犬のコントロールがしにくいため、おすすめしません。
フレンチ・ブルドッグは力がそこまで強くないことから、伸縮リードでも問題ないように感じる人もいるでしょう。
しかし、伸縮リードは常にリードがピンと張った状態になるため、先述したようにフレンチ・ブルドッグの気道に負担がかかってしまいます。
また、地域の条例によっては犬のリードの長さに制限があることも多いことから、2m前後の一般的な長さのリードを使用するようにしましょう。

首輪

フレンチ・ブルドッグに万が一のことが起こっても対処できるように、首輪を着けておきましょう。
首輪には犬の名前や飼い主の連絡先などを記入できるものもありますし、GPSなどで居場所をチェックできるものもあります。
ちなみに、フレンチ・ブルドッグは気道も弱いため、重い首輪は選ばないようにしましょう。
適切なサイズかつ軽量の首輪を選ぶことで、犬の首に負担がかからずに済むはずです。

ハーネス

先述の通り、首への負担軽減からハーネスを装着させるのも良いでしょう。
ハーネスであれば、散歩時に気道の負担も少なくなるはずです。
ただし、ハーネスは首輪よりも犬のコントロールがしにくいことから、引っ張り癖がつかないように注意しなければなりません。

飲み水

フレンチ・ブルドッグの散歩時は、飲み水を持ち歩くようにしましょう。
こまめに水分補給をさせることにより、犬の熱中症対策になります。
特に短頭種であるフレンチ・ブルドッグは、暑い時期に熱中症のリスクが高くなることから、散歩の途中でも水を飲ませることが大切です。
また、飲み水を持ち歩くことで、排泄時の簡単な掃除もすることができるでしょう。

エチケット袋

犬の排泄物を処理できるように、エチケット袋も持ち歩くようにしましょう。
フレンチ・ブルドッグは、1回の散歩で1~2回の排泄をするはずです。
一度の排泄量はそこまで多いものではありませんが、近隣住人に配慮するためにもエチケット袋を携帯しておいたほうが良いでしょう。
また、エチケット袋は犬が嘔吐した時などにも使用するため、なるべく多めに持ち歩くことをおすすめします。

フレンチ・ブルドッグの散歩にあると便利な持ち物

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最後に、フレンチ・ブルドッグの散歩にあると便利な持ち物をご紹介します。
これらの持ち物はなくても問題はないですが、あったらさらに散歩をスムーズに楽しむことができるでしょう。

おやつ

フレンチ・ブルドッグと散歩をする際は、おやつを持ち歩くのもおすすめです。
当然ながら犬用に作られたおやつでなくてはいけませんが、犬のおやつはコミュニケーションのほか、しつけの際のご褒美としても使用できます。
ただし、何度もおやつを与えて食事ができなくなってしまうと必要な栄養素を摂取できなくなってしまうため、注意が必要です。
フレンチ・ブルドッグは甘えん坊でとても可愛い犬種ですが、犬におやつばかり与えていると、肥満になる可能性もあります。
犬のおやつの使い方としては、しつけが上手にできた時が理想です。

おもちゃ

犬と楽しみながら散歩をするためには、おもちゃは欠かせません。
犬の散歩は、飼い主と犬とのコミュニケーションの場でもあります。
ちなみに、おすすめのおもちゃの使用方法は、散歩時に突然おもちゃを与えることです。
しつけのご褒美におもちゃを与えるのも良いですが、散歩時に突然おもちゃを与えることで、犬は「そろそろおもちゃがもらえるかも!」と期待して、飼い主のことをチラチラと見るようになります。
犬とのアイコンタクトもコミュニケーションになるため、散歩時はおもちゃも上手に利用することをおすすめします。

レインコート

フレンチ・ブルドッグの被毛や皮膚の清潔を守るためにも、雨の日に無理に散歩をさせる必要はありません。
しかし、犬によっては雨の日であっても毎日の散歩を楽しみにしていることもあるでしょう。
そんな時には、フレンチ・ブルドッグにレインコートを着せてあげることをおすすめします。
フレンチ・ブルドッグは皮膚が弱いため、濡れたまま放置しておくと皮膚炎などの原因にもなります。
また、フレンチ・ブルドッグにレインコートを着せることで、散歩中にノミやダニが付着することを予防することもできるでしょう。
犬用のレインコートはそこまでかさばらないため、常備しておいたほうが良さそうです。

ロングリード

フレンチ・ブルドッグに「呼び」のしつけを行いたい場合は、10m以上のロングリードもおすすめです。
基本的に、遠くにいる犬を呼ぶしつけを行う際は、ロングリードを使用します。
ロングリードがあれば、遠くにいるフレンチ・ブルドッグもリードを手繰り寄せることで足元まで呼び寄せることができます。
ロングリードはドッグランなど使用できる場所は限られていますが、「呼び」のしつけを行うには必須のグッズです。
ただし、フレンチ・ブルドッグの首や気道に負担がかからないような、なるべく細くて軽いロングリードを選ぶようにしましょう。

フレンチ・ブルドッグが散歩時に小石やガラスを踏んでしまっても怪我をしないように、犬用の靴を履かせるのもおすすめです。
犬用の靴は子犬の頃から履かせておかなければ慣れるのに時間がかかりますが、散歩時の安全を守るのに役立つでしょう。
もちろん、散歩から帰ってきた時に肉球をきれいに拭く必要がなくなるのも、犬用の靴を履かせるメリットです。
また、暑い日のアスファルトの熱からも肉球の火傷も予防してくれます。

フレンチ・ブルドッグと散歩を楽しもう!

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フレンチ・ブルドッグは活発で遊び好きな犬種なので、毎日散歩に連れて行く必要があります。
そのため、基本的には朝晩2回の散歩に連れて行ってあげましょう。
フレンチ・ブルドッグの散歩で特に気を付けたいのが、日光です。
フレンチ・ブルドッグは皮膚が弱いため、日光に当たり続けることで皮膚炎のリスクが高くなりますし、熱中症のリスクも高くなってしまいます。
おもちゃやおやつなどを使用しながら、犬と楽しむことを重視して散歩をするように心がけましょう。
また、フレンチ・ブルドッグの気道に負担がかかりにくくするために、ハーネスを使用してあげるのもおすすめです。
もちろん、まわりの住人とトラブルにならないように、トイレのマナーにも気を配る必要もあるでしょう。

参考サイト

FRENCH FRENCH(参照日:2024-09-20)
https://item.rakuten.co.jp/frenchfrench/hd010002/
https://item.rakuten.co.jp/frenchfrench/km615g/

BEST WEAR(参照日:2024-09-20)
https://item.rakuten.co.jp/bwear/km515g/
https://item.rakuten.co.jp/bwear/km173jk/

Logos-Pet Site(参照日:2024-09-20)
https://item.rakuten.co.jp/logos-pet/outing-quchitap-cebonner-h/

Dog Deli Factory(参照日:2024-09-20)
https://item.rakuten.co.jp/dogdelifactory/d20153/

Bestever(参照日:2024-09-20)
https://item.rakuten.co.jp/besteverjapan/47292/

すらい堂(参照日:2024-09-20)
https://item.rakuten.co.jp/suraido/mtll-m20/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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