北海道犬ってどんな犬種？特徴や性格をご紹介

まずは、北海道犬の特徴をご説明します。
外見や運動能力について知っておくことで、もしも北海道犬を飼うとなった時にも参考になるはずです。

北海道犬は中型犬に分類され、筋肉質でバランスの取れた体型をしています。
体重はオスとメスで多少異なりますが、平均すると約20〜30kgで、体高は約50cm前後です。
全体的にがっしりとした身体つきで、北海道の厳しい寒さにも耐えられる厚い被毛が特徴です。
被毛はダブルコートで外側の毛は粗く、内側には柔らかく密に毛が生えており、これにより寒さから身を守ることができます。

北海道犬は元々アイヌ民族から狩猟犬として育てられてきたため、非常に高い狩猟本能と運動能力を持っています。
北海道の厳しい自然環境で狩猟を行っていたことからか、スタミナがあり長時間の運動にも耐えられる強靭さを誇ります。
そのため、飼い主は毎日十分な運動をさせなければなりません。
理想は、1日朝晩2回、各30～1時間程度の散歩でしょう。
また、休日にはドッグランなどで思い切り走り回れるようにすると、北海道犬の気分転換になります。

次に、北海道犬の性格をご説明します。
一般的に日本犬は飼うのが難しいといわれていますが、北海道犬はどうなのでしょうか？

北海道犬の性格のひとつとして、強い忠誠心が挙げられます。
飼い主や家族に対してはとても献身的で、信頼関係が深まるとどんな状況でも家族を守ろうとする姿勢が見られるでしょう。
これは、北海道犬が元々、アイヌ民族に狩猟犬として育てられ、主人と共に過酷な環境で生き抜いてきた歴史が影響しています。
ただし、北海道犬は飼い主に対して愛情深い反面、他の人や動物に対しては警戒心を示すことがあるため、はじめて会う人や犬などと触れ合わせる時には注意が必要です。
特に、ドッグランなどノーリードで北海道犬を放す際には、目を離さないようにしましょう。

北海道犬は、独立心が強い犬種です。
例えば、狩猟の際、自らの判断で獲物を追い詰めることができます。
これは狩猟をするために必要なスキルですが、家庭犬として考えると少し頑固だと感じるかもしれません。
飼い主が頑固だと感じることは、北海道犬が自分の判断を尊重しているのだといえるでしょう。
独立心が強いことということで飼い主に求められるのは、しっかりとしたリーダーシップを持ちながらも、北海道犬の自立心を尊重する姿勢です。

北海道犬は警戒心が強く、防衛本能も非常に高い犬種です。
これもまた狩猟犬としての歴史に由来しており、見知らぬ人や他の動物に対して慎重に接する傾向があります。
この性格から、番犬としての役割も非常に優れており、家や家族を守る意識が強いです。
しかし、番犬の適正があるからといって、家庭犬として北海道犬を飼う場合、他の人や動物ともうまくやっていかなければなりません。
そのため、幼少期から社会化を学ばせてあげることが大切です。
社会化を学ばせることで、他の人や犬と仲良く接することができ、より穏やかな性格へと導くことができるはずです。

北海道犬は運動量が豊富な犬種のため、一緒におもちゃで遊んであげるのがおすすめです。
おもちゃで遊ぶことは犬とのコミュニケーションにもなることから、これらのおもちゃを使用すると良いでしょう。

北海道犬を外で運動させる時は、このフリスビーがおすすめです。
シリコン素材で作られれており柔らかく、安全で耐久性もあるため、初心者でも投げやすいでしょう。
また、汚れたら丸洗いできるため、常に清潔な状態を保つことができます。

耐久性や安全性に優れた、ナチュラルラバー100%のボールです。
大きな音が鳴るラウドスクィーカーが入っており、北海道犬も夢中で遊んでくれるでしょう。
また、180度の高温まで耐えられるため、熱湯消毒も可能です。

丈夫で壊れにくい、犬用おもちゃです。
中の空洞部分にフードやおやつを詰めることができるため、おもちゃに興味がない犬でも夢中で遊んでくれるでしょう。
また、噛んでストレス解消ができることから、室内での遊びにも最適です。

北海道犬と室内で遊ぶ際は、ロープ遊びもおすすめです。
ロープ遊びは犬と引っ張り合いで遊ぶことができますし、犬の「噛みたい」という欲求も満たすことができます。
また、ロープタイプのおもちゃは壊れにくいのも嬉しいポイントです。

北海道犬は、アイヌ民族に狩猟犬として育てられていたことから、リーダーに対してとても従順です。
しかし、リーダー以外の人に対しては警戒するため、幼い頃から社会化を学ばせる必要があります。
社会化さえ学ばせれば、北海道犬は誰にでも温厚に接して、良いパートナーとなってくれるでしょう。