ハムスターのトイレ砂はどう選ぶ？選び方や注意点を解説

まずは、ハムスターのトイレ砂の選び方をご説明します。
これらのポイントを押さえておけば、ハムスターの習性や性格に合ったものを選ぶことができるでしょう。

ハムスターのトイレ砂には、いくつかの種類があります。

もっともオーソドックスなトイレ砂は、鉱物系のものです。
鉱物系のトイレ砂は、ハムスターのおしっこが付くことで固まるタイプや、サラサラとして消臭効果が強いものなどがあります。

おしっこが付くことで固まるタイプであれば、その部分のみ掃除をすれば良いため簡単で経済的だというメリットがあるでしょう。

次に、木製などの植物系のトイレ砂も挙げられます。
植物系のトイレ砂のメリットは、ヒノキやスギなどの天然由来の素材でできているため、万が一ハムスターがトイレ砂を誤飲してしまったとしても、安全だという点です。
ちなみに、植物系のトイレ砂はおしっこの吸い取りも良く、燃えるゴミとして処分できるのも大きなメリットでしょう。

最後は、紙系のトイレ砂です。
紙を固めて作ったトイレ砂なので、人間用のトイレにそのまま流すことができます。
ただし、やや消臭効果が薄いというのがデメリットとして挙げられるでしょう。

飼い主が「このトイレ砂がいい！」と決めても、ハムスターにとっては嫌だと感じることもあります。
トイレ砂は、ハムスターとの相性で選ぶのも良いでしょう。
ケージやトイレの大きさ、消臭効果や使い勝手など、ハムスターが快適に過ごせるものはどれかを考えながら選ぶのがおすすめです。

ハムスターのトイレ砂を使用する際は、いくつかの注意点があります。
これらの注意点を守り、常にケージを清潔に保てるようにしましょう。

ハムスターは、トイレ砂を誤飲してしまう可能性もあります。
特に鉱物系でおしっこが付くと固まるタイプのトイレ砂を誤飲した際は、胃腸で砂が固まり消化器官に悪影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
ハムスターによっては、食べ物をトイレに運んでから食べることもあるため、そういったタイプのハムスターには植物系のトイレ砂を選ぶなどの工夫が必要です。

ハムスターはきれい好きな動物なので、トイレ砂はこまめに掃除をしましょう。
トイレ掃除を怠ると、当然ながら不衛生な環境により病気のリスクが高くなります。
可能な限り毎日、少なくとも2日に1回はハムスターのトイレ掃除を行うようにしましょう。

ハムスターによっては、ヒノキやスギなどでアレルギー反応を起こしてしまうこともあります。
アレルギー症状としては、人間と同様にくしゃみや鼻水が多いですが、重症化すると命にかかわる可能性もあるため、十分に注意しなければなりません。
もしも植物系のトイレ砂を使用するのであれば、最初のうちは少量から使用すると良いでしょう。
ちなみに、紙系のトイレ砂であればアレルギーの可能性は限りなく低い傾向にあります。

最後に、おすすめのハムスターのトイレ砂をご紹介します。
「どれを選べば良いかわからない」という人は、購入時の参考にしてみてはいかがでしょうか？

鉱物系の、トイレ砂です。
ハムスターのおしっこが付いても固まらず、常にサラサラの状態を保ってくれます。
また、天然鉱物ゼオライトによる優れた消臭力であるとともに、天然鉱物であるため万が一ハムスターの口に入っても安全です。

天然鉱物ゼオライトと、木粉をブレンドして作られたトイレ砂です。
その他の添加物は一切使用していないため、安心して使用することができるでしょう。
また、ハムスターのおしっこが付くと素早く固めてくれることから、トイレ掃除も楽になります。

天然珪藻土を使用した、トイレ砂です。
ハムスターのおしっこが付いても固まらないため、トイレに砂がこびりつかずに衛生的に保ってくれるでしょう。
また、焼成粒を使用していることから、ハムスターがトイレをした時にもホコリが少ないです。

トウモロコシの穂軸から作られた、トイレ砂です。
消臭力に優れており、天然素材であるためハムスターの口に入ってしまっても安全でしょう。
また、抗菌剤が含まれていることから、ハムスターのおしっこに付く細菌もしっかりと閉じ込めてくれます。

ハムスターのトイレ砂には、鉱物系や植物系など、さまざまな種類があります。
当然ながらそれぞれの種類によってメリットやデメリットが異なるため、ハムスターに合ったものを選ぶ必要があるでしょう。
また、アレルギーのリスクもゼロではないことから、はじめて使用するトイレ砂に関しては少量を加えてしばらく様子を見ることをおすすめします。
ハムスターも飼い主も快適に過ごせるように、今回ご紹介したトイレ砂を検討してみてはいかがでしょうか？