猫がシャワーを嫌がる!理由や対処方法を解説

水を浴びることが嫌いな猫は多く、愛猫のシャワーに手間取った経験がある人も多いのではないでしょうか?
なぜ、猫はシャワーを嫌がるのでしょう。
この記事では、猫がシャワーを嫌がる理由や対処方法について解説します。 2021年06月26日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫と暮らす猫のカテゴリ - 猫と暮らす
  • VIEW:3,622

猫がシャワーを嫌がる理由

出典:https://www.shutterstock.com/

まずは、猫がシャワーを嫌がる理由を見てみましょう。
理由を知れば、自ずと正しい対処ができるようになるはずです。

猫は水が嫌い

猫は、そもそも水が嫌いなことが多いです。
なぜなら、猫の祖先であるリビアヤマネコは砂漠地帯に生息しており、水とは縁のない生活を送っていたからです。
寒暖差の大きい砂漠では、身体を水で濡らすことは生死に繋がります。
そのため、猫も本能的に身体を水で濡らすことを嫌がるのでしょう。

自分のにおいがなくなるのが嫌だから

猫は、縄張り意識の強い動物です。
そのため、自分のにおいがシャワーによって消されるのを嫌がります。
猫にとってにおいはとても重要な要素であり、外でほかの猫に会ったときにも、お互いのにおいを嗅いで情報を得ます。
そのため、私たち人間は猫をシャワーに入れるとよいにおいになると感じますが、猫にとっては人間の考えるよいにおいなどはどうでもよく、自分自身のにおいが消えることに危機感を覚えるのでしょう。

身体が濡れると乾きにくいから

猫がシャワー嫌いなのは、その毛質も関係しています。
猫の被毛は細く柔らかいため、水を含みやすくなっています。
そのため、一度身体が水に濡れると乾きにくく、自然乾燥であればかなりの時間がかかるのです。
身体が濡れると体温が奪われてしまい、シャワーをしたあとにドライヤーをかけるのも手間取るので、猫はシャワーを嫌がるのでしょう。

シャワーが怖いから

猫の目線で見ると、シャワーは大きな音で滝のように自分に降りかかってきます。
そのため、シャワーが怖いというシンプルな理由で嫌がっている可能性もあるでしょう。

猫がシャワーを嫌がるときの対処方法

出典:https://www.shutterstock.com/

次に、猫がシャワーを嫌がるときの対処方法についてご説明します。
無理やりシャワーに入れると猫にストレスとなるため、シャワーは楽しいものだと理解してもらえるように努力しましょう。

猫を洗面器に入れて身体を洗う

シャワーの音や水圧が嫌なのであれば、猫を洗面器に入れて洗うとよいでしょう。
洗面器にぬるま湯を入れて、お風呂に入れる感覚で猫を洗います。
洗面器を使用することで、シャワーの大きな音や飛沫はなくなりますし、洗い流すときにも洗面器で一気にシャンプーを落とすことが可能です。

ドライシャンプーを使用する

猫がどうしても身体を濡らしたくないのであれば、洗い流す必要のないドライシャンプーを使用するのもおすすめです。
ドライシャンプーにはさまざま種類がありますが、どれも猫の身体のにおいや汚れを落としてくれるでしょう。

猫のおもちゃを利用する

猫の好きなおもちゃを利用して、シャワーに入れるのもよいでしょう。
猫じゃらしなどで猫の気を逸らしつつ身体を洗うことで、いくらかは猫の気が紛れるはずです。
また、洗面器で猫を洗う場合にも、猫のおもちゃを洗面器に浮かせながら洗うことで、猫は楽しくシャワーを浴びることができるでしょう。

シャワーが終わったあとにご褒美を与える

猫にとって、シャワーは嫌なものです。
そのため、猫にシャワーに対してよい印象を持ってもらう必要があります。
そこで、猫用おやつなどを利用しましょう。
シャワーが終わったあとにご褒美を与えることで、猫は「身体が濡れるのは嫌だけど、これが終わったらご褒美がもらえる!」と、シャワーが逆に楽しみになることも期待できます。

無理やりシャワーに入れるのは避ける

猫は、そもそもシャワーに入れなくても自分で身体をきれいに舐め取ることができます。
そのため、無理やりシャワーに入れる必要はありません。
無理やりシャワーに入れると、猫との信頼関係が崩れてしまう可能性もあるので、気を付けましょう。

猫の入浴のときにおすすめのグッズ4選

出典:https://www.shutterstock.com/

最後に、猫の入浴のときにおすすめのグッズをご紹介します。
シャワーを嫌がる猫でも、これらのグッズを使えば楽しく入ってくれるかもしれません。

カラフル猫じゃらし

定番の猫じゃらしです。
長い持ち手で、扱いやすさが評判です。
シャワーの上でバシャバシャと遊ぶことで、猫が徐々にシャワーに慣れてくれるかもしれません。


ウキウキねこじゃらし

BIO SHOWER

シャワーをどうしても嫌がる猫は、これを使用するとよいでしょう。
自然由来100%のため、猫が舐めても問題ありません。
主原料である乳酸菌酵素が、猫の毛ヅヤやにおいをケアしてくれます。

お散歩シャワーヘッド

もともとは犬の散歩時に、おしっこをした場所にかけるシャワーヘッドです。
しかし、猫がシャワーに慣れさせるためにも使用することができるでしょう。
ペットボトルに装着することができるため、ペットボトルにぬるま湯を入れて猫にかけることで、優しく猫の身体を濡らすことができます。
ただし、シャンプーを使用するとしっかりとシャンプーが落ち切らないこともあるため、あくまでシャワーに慣れさせるためのグッズとして使用しましょう。


お散歩シャワーヘッド

重炭酸イオンシャワー

シャワーヘッドにタブレットホルダーが付いており、そこに付属のタブレットを入れることで重炭酸イオンのシャワーを作り出すことができます。
重炭酸イオンにより、猫の身体を効率よくきれいにすることができるでしょう。
また、シャワーヘッドは肌あたりのよさにこだわって作られているため、シャワーの水圧が苦手な猫にもおすすめです。


重炭酸イオンシャワー

猫はシャワーがもともと苦手

出典:https://www.shutterstock.com

猫は、無理やりシャワーに入れる必要はありません。
自分で身体を舐めてグルーミングをするため、猫から強いにおいがすることは少ないでしょう。
しかし、ノミやダニが気になる場合などは、やはりシャワーに入れなければなりません。
猫がシャワーを嫌がらないようにするためにも、おもちゃなどのグッズを使用するとよいでしょう。

参考サイト

I Cat(参照日:2021-05-27)
https://item.rakuten.co.jp/icat/cat-ty-cha036/

flaner(参照日:2021-05-27)
https://item.rakuten.co.jp/flaner/10018339/

じゃんぐるペット(参照日:2021-05-27)
https://item.rakuten.co.jp/jungle-pet/pomp-4847/

リプロスストア(参照日:2021-05-27)
https://item.rakuten.co.jp/repros-store/4589529401414/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

オススメ

新着記事