犬の介護服の役割とは?
出典:https://www.shutterstock.com
犬は種類により異なりますが、7歳以上になるとシニア犬となります。元気そうに見えていても、代謝機能や臓器などの働きなども低下していきます。急に介護が必要になることもあります。ここでは、犬の介護服の役割についてご紹介します。
愛犬の負担を軽減
介護服は、愛犬の体の負担を軽減してくれます。洋服にはクッション材が入っているものが多く、犬が寝転がった時や歩いている時、どこかにぶつかってしまった時などの衝撃を緩和できるような工夫がしてあります。
寝たきりの犬には床ずれ防止マットなどを同時に使用することにより、愛犬の体の負担を緩和させることができます。介護服だけで全てをカバーすることはできないので、他のグッズを併用して利用することをおすすめします。
介護者の負担を軽減
介護服は、介護者の負担を軽減することができます。介護服には、抱っこしやすい工夫がされているものや、排泄の介助がしやすい工夫がされているものがあります。
犬の介護をする上で排泄は特に大変で、排泄後の掃除は介護者にとってかなりの負担になります。介護服の中には、おむつを付けることができ、さらにずれにくい工夫がされているので、掃除の負担を軽減することができます。
犬の介護グッズには排泄したあとの掃除グッズや、犬の体を清潔にするためのグッズも多く販売されているので、これらのグッズを併用することでより介護が楽になります。
愛犬の生活をサポート
介護服は、愛犬の生活をサポートすることができます。犬は歳を取ると、筋肉量が低下し、歩くこともままならなくなります。しかし、ずっと寝てばかりいると運動不足になりストレスも溜まります。
できるだけ犬の力で歩くことができるように歩行をサポートするものもあります。もう歩くことが難しい犬には、寝たままで外を散歩できるような犬用のカートもあります。犬の状態に合わせて併用していきましょう。
介護服の選び方とは?
出典:https://www.shutterstock.com
犬を介護することはとても大変です。そのために、介護服や介護グッズを使用して少しでも負担を軽減することが大事です。ここでは、介護服の選ぶ方についてご紹介します。
洗濯可能か?
介護服は、洗濯が可能かどうかで選びましょう。愛犬の介護中には洋服や体が汚れることは日常茶飯事です。すぐに洗濯できるものを選ぶことで、愛犬の体を清潔に保つことができます。
シニア犬は、成犬に比べて体力や免疫力も低下します。不衛生な服を着用し続けると皮膚疾患などを引き起こすことも考えられます。できるだけ愛犬の体を清潔に保てるように、身の周りのグッズは洗濯が可能なものを選びましょう。
着させやすいか?
介護服は、愛犬に着させやすさで選びましょう。シニア犬は体を動かすこともゆっくりになり、寝たきりの犬は体を動かすことも大変です。介護服は頭からかぶせるだけなど、犬が動くことなく着ることができるものを選びましょう。
寝たきりの状態でも簡単に脱がせることができるものだと介護もより楽になります。犬の体調や状態に合わせて選びましょう。
犬に優しい生地か?
介護服は、愛犬の皮膚に優しい生地かどうかで選びましょう。同じ場所で何度も擦れてしまうこともあるため、使用している生地はできるだけ皮膚に優しい生地を使用していることが理想です。歩く時に足や脇などに当たらないようになっているか、生地はどんな物を使用しているかどうかも確認することをおすすめします。
犬の介護服おすすめ商品をご紹介
介護服・マナーガード
横縦にしっかりと伸縮する肌に優しい介護服です。柔らかい素材を使用しており、脱げてしまうことやずれることもなく、おむつを付けていても漏れにくい設計になっています。体にフィットしますが動きやすく、締め付けのない着用感があり、愛犬に不快感を与えにくくなっています。排尿用の穴は付いていないので、購入時には注意しましょう。
アシストベスト
足腰が弱くなっても自分で歩ける自信をつけることができる介護服です。前足から腰までを優しく引き上げるため、愛犬の歩行をサポートすることができます。立ち上がりだけでなく、トイレの補助などができます。寝たままでも着させることができるので、寝たきりの愛犬にとっても負担なく着させられます。汚れてしまった時には、洗濯も可能なので清潔を保つこともできます。
ヨーキーやチワワなどの小型犬から、ゴールデンレトリバーやバーニーズなどの大型犬まで使用できる豊富なサイズ展開となっているので、愛犬にピッタリのサイズを選ぶことができます。
ハニカムアシスタントバンド
着たまま寝ることができ、起き上がりや歩行をサポートできる介護服です。
寝返り補助、トイレ補助、段差補助、車の乗り降りの補助などさまざまなことをサポートすることができます。体が大きい犬のサポートをすることは介助者にとっても大変なことですが、持ち手部分があることで介護が格段に楽になります。生地はハニカム構造になっており、クッション性だけでなく、通気性にも優れています。
抱っこハニカムマット
大型犬を抱っこすることができるショルダーベルト付きのマットです。体への負担を分散できるだけでなく、簡易担架として使用することもできるので、体の大きい犬を飼育している方にはおすすめの商品です。
マットは抗菌・防臭性、通気性にも優れており、丸洗いも可能なので、清潔を保つことができます。体が大きい犬種の介護におすすめです。
介護服を活用し、介護を快適に
出典:https://www.shutterstock.com
ここでは、介護服の選び方やおすすめ商品をご紹介しました。愛犬とは1日でも長く過ごしたいですよね。しかし、犬は人より早いスピードで老化していきます。愛する家族といえど介護は大変で、心が折れてしまいそうになることもあるでしょう。
そんな時には、介護服や介護グッズを使用して、少しでも介護の負担を軽減していきましょう。大変な時にはかかりつけの動物病院などにも相談し、1人で抱え込まないようにしてくださいね。
・full of vigor (参照日:2020-12-12)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/full-of-vigor/?l-id=step0_pc_shoptop
・ナチュラルペットフード shop (参照日:2020-12-12)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/petnext/?l-id=step0_pc_shoptop
・アイアンバロン (参照日:2020-12-12)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/oyatsu/?l-id=step0_pc_shoptop
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。