おからの猫砂ってなにがいいの? メリットとおすすめ商品を紹介

猫のトイレに欠かせない猫砂ですが、さまざまな種類がありどれを選んで良いのか迷ってしまいます。鉱物・木・紙・おから・シリカゲルなどがありますが、その中でもいま少しずつ普及しているのがおからの猫砂です。いったいどんな猫砂なのでしょうか? そこでおからの猫砂の特徴とメリット・デメリット、おすすめ商品を紹介します。

おからの猫砂と聞いて、「えっ? 食べ物を猫砂にするの?」と意外に思うのではないでしょうか。おからは日本人にとって馴染み深い豆腐を作った後に出る大豆の搾りかすです。

豆腐は日本の食卓に欠かせない食品ですが、製造の過程で大量に出るのがおからです。一部はパック詰めされてスーパーなどで売られますが、その多くは使い道がなく捨てられているのが実情です。

なんとももったいない話ですが、そこに目をつけたのがペット用品メーカーというわけです。毎日のように大量に余るおから、多くはゴミとして捨てられるものなので原価はタダ同然です。しかも食べ物を使っているので安心安全な猫砂なのです。

食べ物から作られるおからの猫砂にはさまざまなメリットがあります。

飼い主さんにとって気になるのが猫砂の安全性です。鉱物系の猫砂はよく固まり安価ですが、猫が砂を搔いたときに粉塵が舞い上がり空気が汚れるのがデメリットです。おからの猫砂の原料は大豆の搾りかすなので、空気を汚すことがありません。食べ物を使っているので安心して使うことができます。

おからの猫砂は見た目が木の猫砂とそっくりです。しかし、猫砂の袋を持ち上げてみると重さが全く異なることに気づくでしょう。おからの猫砂は木の猫砂よりもずっと軽いのです。紙の猫砂ほどではありませんが、軽いので持ち運びしやすいというメリットがあります。

おからの猫砂は安価なものが多く、お財布に優しいのがメリットです。猫のトイレは毎日掃除するので、砂を小まめにつぎ足さないといけません。また1ヶ月に1回程度は砂を全部取り替えます。おからの猫砂は5Lで500～700円前後と安価なので、コストを気にすることなくつぎ足したり取り替えることができます。

おからの猫砂の多くはトイレに流すことができます。比較的やわらかくて水に溶けやすいので、一度にたくさん流さなければトイレが詰まることはありません。また鉱物系の猫砂は燃えるゴミに出せませんが、おからの猫砂は食べ物から作られているので、燃えるゴミに出すことができます。

おからの猫砂にはデメリットもあります。購入前に確認しておきましょう。

おからの猫砂には凝固剤としてコーンスターチやデンプンが添加されています。鉱物系ほどではありませんがよく固まります。紙の猫砂ほど湿気に弱くないので雨の日や蒸し暑い季節でも、凝固力が大きく落ちることはありません。

ただしおからの性質上、やや固まるまでに時間がかかります。猫がおしっこをした後に、すぐに片付けようとすると、砂がバラバラになってしまうことがあります。少し時間を置いて固まったのを確認してから掃除しましょう。

慣れるとそれほど気になりませんが、おからには独特の臭いがあります。もちろん臭いがあっても無害で安全です。とはいえこの独特の臭いを嫌う猫もいるので、慣れるまでは木の猫砂と混ぜて使うと良いでしょう。

それでは初めて猫を飼う方にもおすすめのおからの猫砂を紹介します。

猫砂の代表的なブランドである「ニオイをとる」シリーズ、おからの砂も人気があります。凝固力が従来の1.5倍と強化されているのでよく固まり、崩れにくく手間なく汚れた砂を取り除くことができます。

気になる消臭力にも定評があり、アンモニア臭をおからの中和効果で素早く消臭します。さらにラベンダーの香りをプラスしているので、おから臭が気になりません。

精製された高純度のおからを使用した品質にこだわった猫砂です。粒が大きいので飛び散りにくく、肉球にくっつきにくく快適に使うことができます。

さらにビタミンCの働きでおしっこの臭いを分解・消臭します。全て天然素材を主原料とし、高温殺菌加工しているので安心安全で猫の体に負担をかけません。また水に浸けるとすぐ溶けるようにできているので、安心してトイレに流すことができるのも魅力です。

良質な油脂分の少ないおからから作られた猫砂です。粒が大きく適度な重さがあるので飛び散りにくく、肉球の間に挟まりにくく快適に使うことができます。良質なおからを使うことで独特の臭いを抑え、フラボノイド効果で消臭もばっちりです。固まりが良いので容器の底にこびりつきにくく、掃除が楽なのも魅力です。

群馬県に地盤を置くホームセンターのチャームが独自に製造・販売する猫砂です。プライベードブランドでありながら高性能で、アンモニア臭を瞬間吸収・消臭し、99.9%シャットアウトします。おから独特の臭いとアンモニア臭が混ぜると嫌な臭いになりますが、これなら臭いを気にせずに使えそうです。もちろん吸水性に優れていてよく固まります。1Lあたり105円というコスパの良さも魅力です。

おからの猫砂は大豆の搾りかすから作られます。鉱物系の猫砂とは違って粉塵を撒き散らさないので、環境に優しく安心安全です。安価でお財布に優しく、比較的軽いので持ち運びにも適しています。もちろんおからが原料なので、燃えるゴミに出せますし、水に浸けるとすぐ溶けるのでトイレに流すことができます。

一方で人や猫によってはおから独特の臭いが気になることがあります。おからの臭いが苦手な方は、消臭力にこだわった猫砂を選びましょう。おからの猫砂はコスパと使い勝手が良く初心者におすすめです。