なぜ猫にキャットタワーが必要なの?
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猫にとってキャットタワーは周りを見渡すための見張り台であり、自分だけのリラックススペースでもあります。また、キャットタワーで上下運動をすることで運動不足を解消することにもつながります。猫はもともと高いところに登って獲物や外敵の様子を確認する習性があるので、高い場所で過ごすと安心することができるのですね。
自分だけのリラックススペースがあることで、来客中や工事の音がうるさいなど、猫にとってストレスを感じる状況でも比較的落ち着いて過ごすことができます。
猫のストレスを軽減し、リラックスして過ごせる場所を確保してあげるためにも、できる限りキャットタワーを設置してあげることをおすすめします。
キャットタワーには2種類ある
キャットタワーに大きく分けて「据え置き型」と「突っ張り型」の2種類があります。
以下でそれぞれのタイプの特徴をご紹介しますので、部屋の状況や好みによって使い分けてみてください。
据え置き型キャットタワー
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床に置くだけで使用できるキャットタワーで、ぐらつきを抑えるために台座が重く・広く作られています。
キャットタワーとしてはもっともポピュラーなタイプであり、デザインや価格帯がバリエーション豊かな点が特徴です。
台座の幅が広い=スペースが多く必要になるので、部屋に十分なスペースがない場合に設置してしまうと、圧迫感が出てしまうかもしれません。
突っ張り型キャットタワー
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床と天井の間に1本、あるいは2本の突っ張り棒を設置して使用するタイプのキャットタワーです。
据え置き型のタワーと違い、台座が小さいため、狭い部屋でも使えて省スペースなのがもっとも大きな特徴です。
ただし、安定性を高めるためには天井にネジ留めをする必要があるので、賃貸住宅などの天井に穴を空けるのが難しい住宅にお住まいの方には不向きです。
スリムタイプのキャットタワーの注意点
キャットタワーの中でも省スペースなスリムタイプはとても便利なアイテムですが、どんな環境でも使えるというわけではないため注意が必要です。
スリムタイプのキャットタワーを探す際に注意しておきたいことは、主に以下の2つです。
■大型猫には不向き
スリムなキャットタワーは台座の幅に合わせてステップやハウスのサイズも小さめに設計されているので、体の大きな大型猫には登りにくく、くつろぎづらいというデメリットがあります。
メインクーンやノルウェージャン・フォレストキャットなどの比較的大型の猫は、成長すると体重10kg以上にもなる場合がありますので、スリムタイプのタワーでは勢いよく飛び乗った際などの耐久性に不安が残ります。
■素材
突っ張り型のキャットタワーを選ぶときは、床から天井までの高さをしっかりと計測してからにしましょう。突っ張り型のキャットタワーには「設置可能な高さ」がそれぞれ決められおり、それより低くても高くても設置することができません。
思わぬ事故を防ぐためにも、床から天井までの高さは事前にしっかりと測っておきましょう。
スリムタイプキャットタワー5選
スリムタイプのキャットタワーを選ぶ時は、特に登りやすさを重視する必要があります。省スペースなこと、猫ちゃんが気に入ってくれることはもちろんですが、おしゃれさも外せないポイントですね。
ここでは、スリムタイプのキャットタワーのうち、猫ちゃんが登りやすく、それでいておしゃれな商品を6つご紹介します。
スリムタイプキャットタワー(1) キャットツリー ルーク140
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カラーバリエーションが豊富で、もともと付いているハンモックの他に別売りのハンモックをセットすれば、猫ちゃんのくつろぎスペースを簡単に増やすこともできます。
トンネルが変わったところについているので、ジャンプ力のある猫ちゃんも楽しめますね。
スリムタイプキャットタワー(2) ボンビ キャットポール クリアハンガー
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高さは最大265センチ、天井に突っ張るタイプのおしゃれなキャットタワーです。
ステップは45℃ずつ位置を変えることができるので、らせん階段状にしたり、左右交互に配置したり、そのつど猫ちゃんの好みやお部屋の雰囲気に合わせた形状にできるのが嬉しいですね。
スリムタイプキャットタワー(3)キャットタワー 突っ張り型
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こちらのお部屋のデッドスペースを上手く活用した、突っ張り型のキャットタワーです。
高さを220~240センチの間で広く調整できるので、天井高の計測にいまいち自信のない人におすすめ。
オプション支柱を使えば最大255センチまで伸ばすことができ、天井が高いお家でも安心です。
スリムタイプキャットタワー(4) ハピネコ おしゃれなファブリック生地 キャットタワー
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幅60センチ、奥行き40.5センチと省スペースながら、ハンモックが3つも付いているキャットタワーです。
全ての支柱に麻縄が巻いてあるので、当分は爪とぎを用意する必要がないのも嬉しいですね。一番下には階段がついているので、体の小さい子猫や足腰の弱ったシニア猫でも安心です。
スリムタイプキャットタワー(5) キャットツリー TOTEM
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ぱっと見ただけでは猫用品だと気付かないほどインテリア性の高い木製のキャットタワーです。
側面4方にはステップを差し込む穴が等間隔に開いているので、好きな位置にはめ込んでオリジナルのタワーを作ることができます。ジャンプ力のある猫ちゃんや活発な猫ちゃんには特におすすめです。
キャットタワーはスペースを有効に使えるスリムなものを
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「キャットタワーを設置したけど、大きすぎて部屋が狭く感じるようになってしまった…」そんな風に後悔しないためにも、キャットタワーはスペースを有効に使えるスリムなものを選びましょう。
部屋の雰囲気や猫ちゃんの好みにぴったり合う商品を見つけられるといいですね。
マックスシェアー maxshare (参照日:2019-05-10)
https://www.rakuten.co.jp/maxshare/
charm 楽天市場店 (参照日:2019-05-10)
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コロリエ 楽天市場店 (参照日:2019-05-10)
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タンスのゲン Design the Future (参照日:2019-05-10)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/tansu/
プランB (参照日:2019-05-10)
https://www.rakuten.co.jp/happy11/
著者情報
原田さち
動物看護とトリミングに関する大学を卒業後、地元の動物病院へ就職。3年間の勤務ののち退職し、現在は保護猫カフェで出会ったぽっちゃり猫を溺愛中。爬虫類や両生類など、動物なら何でも大好き・オールOKな動物専門ライター。