柴犬の抜け毛事情とは?
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柴犬は一見、ブラッシングも必要ないのでは?と思えるような風貌をしていますが、実のところ抜け毛が多い犬種でもあります。意外に知られていないようですが、柴犬の換毛期には、驚くほどの抜け毛が発生することを、予め知っておいてください。室内で柴犬を飼育しようと考えている方の場合には、なおさらです。抜け毛対策はしっかりと行ってください。
年に2回ほど訪れる換毛期前後には、念入りに柴犬の被毛のお手入れをしてあげることが肝心です。季節で言うと春と秋になります。しばらくは抜け毛が続いて大変な量の抜け毛との闘いになりますので十分にブラッシングを行う必要性があるのです。柴犬は抜け毛が多い種類と考えたうえで、日々のお手入れの重要性を感じて、毎日少しずつお手入れを始めてあげてください。
柴犬のダブルコート
柴犬には上の毛と下の毛があります。つまりダブルコートの柴犬は換毛期を迎えるとまるで服を脱ぐような形で抜け毛が多くなるのです。実際には下毛が抜け落ちるのですが、その分量が凄まじいほどの量なのです。だからこそ、柴犬にはブラッシングが特に必要になってくるのです。
柴犬の被毛をよく観察するとわかりますが、上毛の下にも、びっしりと被毛が生えてることがわかります。何よりも愛犬の被毛の構造を理解したうえで、換毛期対策をしっかりと行うことが肝心です。
柴犬のブラッシングに必要な道具を揃えておく
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柴犬の換毛期を迎える前に、下毛をあらかじめか飼い主さんの方でお手入れをしておくというのも肝心なことです。そうすることで幾分、抜け毛の量を抑えることにもなります。そして仕上げにはシリコン製のブラシで整えるという手順が一般的です。余裕があれば目の細かなコームで仕上げてあげると、気持ち良い表情を見せてくれるかもしれません。
〇ラバーブラシ
〇コーム
〇スリッカー
この3点が柴犬のお手入れには役立ちます。
換毛期前から念入りなお手入れを始めておく
お手入れの延長で、毎日少しだけでもスリッカーブラシで下毛を処理できるようにしておくと、大量の抜け毛を避けることができます。やはり、柴犬には日々のブラッシングは欠かせないということです。いくつかのブラッシング用具を使い分けて、柴犬のボディーをきれいに整えることは飼い主さんにとっても心地よいことのはずです。
くれぐれも、換毛期だからと言って、いきなり柴犬にブラシを当てるようなことは極力避けてください。日々、短い時間のブラッシングを積み重ねることの方が重要なのです。マッサージを兼ねて、ブラッシングにも慣れておくと後々、とても役に立ちます。
柴犬がブラッシングでうっとりとしている様子
柴犬も、ブラッシングに慣れてくると自分の方から、ブラッシングをねだるようにもなります。この動画の中に出てくる柴犬も、飼い主さんから受けるブラッシングで恍惚の表情を見せているのです。ここまでのレベルに達するまでには時間もかかりますが、何よりも飼い主さんが日々の努力を重ねることで、どの柴犬でも達成できることなのです。
最初はコームを使ってゆっくりと
ブラッシングをいきなり始めてしまうと、嫌がってしまう場合もあります。徐々に慣れてもらうことが大事なので、焦らずに慎重にブラッシングを覚えさせるようにしてください。換毛期になってすぐにブラッシングを始めても遅いのです。そのあたりは飼い主さんがしっかりと自覚をしたうえで、お手入れのスケジュールを立ててあげてください。
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UCHINOCO編集部
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