猫がイタズラする心情とは?
猫は好奇心旺盛であり、本能的に動くものに対して反応する生き物です。
さらには現代の猫のほとんどは室内飼育であり、刺激が少ない生活をしています。
キャットタワーやおもちゃなどを設置して愛猫がストレスを溜めないように、運動不足にならないように飼い主さんは考慮していることかと思いますが、それでも若い年齢の猫は体力が有り余っており、たまにびっくりするようなイタズラに発展することがあります。
しかし、猫がするイタズラのほとんどは猫の特性から本能的にしている行動であり、飼い主さんを困らせようとして行っているわけではありません。
あくまで遊びの延長線上であり、猫にとって悪気がないことがほとんどです。
愛猫にイタズラをさせないためのポイントは飼育スペースの環境づくりになります。
壊されたり、触られて困るものは猫の手の届かないところに保管することがポイントになります。
また、誤飲による窒息や尖ったもので愛猫が怪我をしないように危険のあるものも取り除いておくことが重要です。
気をつけたいイタズラは?
イタズラをする行動の中にも注意して愛猫の様子を見たいものがあります。
それはストレスからイタズラのような破壊行動を起こしている場合です。
猫は賢い生き物ですからなんらかのストレスを感じると、飼い主さんに理解してもらおうとサインを出します。
普段失敗しないトイレをワザと失敗したり、エサをひっくり返すなどいつもと違う行動が見られた場合には気に留めてあげましょう。
そしてストレスの原因を特定していち早く取り除いてあげることが大切になります。
さらに早急に対処したいのは、体調不良によるイタズラのような行動です。
下痢や嘔吐の症状はないか脚を引きずっていないかなどをチェックして、いつもと少しでも違う点があれば動物病院を受診するようにします。
愛猫のいイタズラの対処法3選!
愛猫の代表的な困ったイタズラ対策を紹介します。
飼育の参考にして下さいね。
① 家の中での爪とぎ
爪とぎは猫にとって大切な行動の一つです。
爪を鋭く研いでおくことで、軽やかな行動が可能であり爪を清潔にしておくことは健康維持にも重要です。
しかし、家中の家具やソファで爪とぎをされてしまうと飼い主さん的には困り物ですよね。
爪とぎはストレス発散のためにも猫にとって大切な行動ですので、専用の爪とぎスペースを用意してあげましょう。
ペットショップでは猫の爪とぎ用品が数多く販売されているため、気軽に用意することが可能です。
また定期的に飼い主さんが爪を切りそろえてあげることも家具を傷つけない対策になります。
家具を保護シートでカバーすることもオススメです。
②キッチンに侵入してしまう
キッチンは飼い主さんにとって食べ物や調理器具が並んでおり、衛生面でもできれば愛猫に侵入されたくない場所ですよね。
ドアなどを設置してキッチンを立ち入り禁止にしてしまえば早いのですが、身軽な愛猫を完全にシャットアウトするのは難しいものです。
そんな時には子供用のチャイルドロックがオススメです。
チャイルドロックを引き出しにつけておけば勝手に開けられる心配もありません。
また、シンクに侵入されると料理に毛が入ってしまったり、愛猫が濡れてしまう可能性もあります。
金網などで使用していない時は塞いでおくのも一つの手です。
③トイレの砂をひっくり返す
トイレについては猫は本能的に決めた場所にトイレをする習性があるため、トイレトレーニングにはそれほど困りません。
しかし、愛猫の性格によっては猫砂を掘ったりトイレをダイナミックに使用して砂がひっくり返ったり毎回掃除が大変!という状況になる可能性もあります。
トイレの失敗や砂が飛び散ることで部屋が汚れる場合には、もう一度トイレ環境の見直しが必要になります。
猫砂の材質を変更してみたり、トイレの形をオープンタイプからドーム型に変更してみたりしましょう。
一つ注意したいのは、猫は環境の変化に敏感ですのでもし猫砂やトイレを変更する場合には徐々に愛猫の様子を見ながら変更しましょう。
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UCHINOCO編集部
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