犬が自分のしっぽを追いかける理由とは?
https://www.shutterstock/.com
犬が自分のしっぽを追いかけるような仕草を見せるときに、飼い主は手放しで可愛いと最初は思うものです。それでも頻繁にしっぽを追いかける様子を目の当たりにすると。少しずつ心配になるのも本当のところです。何かストレスを感じているからしっぽを追いかけるのか?どうなのか?と徐々に、飼い主の悩みの種にまでなってしまうものです。
必ずしも、その犬が強いストレスを抱えているとは限らないのですが、たいていの場合には、何かを紛らわしたいために、しっぽを追いかけているだけなのです。良い行動か悪い行動か?という判断は出来かねますが、気になる状態ではありますよね。
その頻度や状態によっては獣医師に相談を
犬もストレスを抱えると自分で何とかしなくてはいけない、と考える生き物なのです。それが、何度もしっぽを執拗に追いかけるような状態であれば、少し心配になります。例えば、1時間近く同じような状態を繰り返しているような場合などが、それにあたります。あくまでもストレス反応になるので、あまりにも激しくしっぽを置いあっけている場合以外は、様子を見ても大丈夫でしょう。
万が一、自分のしっぽに傷を作ってしまうような場合にも、早急に獣医さんに相談をすることを、おススメします。飼い主さんが一人で対処しよう考えても、どうにもならないものです。どんどんひどくなるような時にも絶対に放置しないようにしてください。
遊び?それともストレス?どう見極めれば良いの?
https://www.shutterstock/.com
犬が自分のしっぽを追いかける時に、遊びの延長のような場合には、それほど問題にすることはありません。ダメ、と注意をされてすぐに止める場合や、おやつなどで気をそらすと、すぐにそちらの方に関心を向けるなど、ちょっとしたことで、しっぽを追いかけるのを止める場合には、ただの遊びの延長が少しのストレスが背景にあると考えてください。
その反面、脳の病気などを持っていると、しっぽをくるくると追いかけるなど、典型的な症状が出始めます。まるで自分のしっぽが異物に見える場合もあるのです。それを必死で追いかけるということで、クルクルと回っている場合も、転換を持っている犬にはありがちな話なのです。
それが明らかに神経症状か?精神的なものか?
精神的的なことがきっかけになって、しっぽを追いかけているというよりも、さらに深刻なのが、神経症状としてしっぽを追いかけている場合です。病的なことが原因として考えられる場合には、治療が必要になります。投薬などもその犬の体の大きさや特徴などを考えわせて処方されるのです。何らかの関心を求める程度のもので。甘えや退屈から来ている場合には、十分に遊んであげるなどして、対応をすれば大丈夫です。
普段の行動をみながら、しっぽを追いかける頻度や状態があまりにも酷い場合には、病的なことを疑わざるを得ません。愛犬のためにしかるべき検査を受けてきちんと診断を仰いだうえで治療を受けてください。
しっぽを追いかけなくするための対策は?
https://www.shutterstock/.com
神経的な病気がきっかけでしっぽを追いかけることもあるのです。それ以外の場合には、基本的には運動量を増やすなどしてください。出来るだけ多くの人が行き交う場所で、社会性を身に付けるという方法をおススメします。なによりも、他にすることが増えると、しっぽを追いかけなくても他にすることがある、と感じられるようになります。自分でもどうすることも出来ない状態になっている場合にも気を付けてあげましょう。大きな声で叱りつけるようなことだけは避けてください。それが、飼い主としてできることです。どんな場面でも、飼い主は冷静に犬の行動を受け入れて、最善を尽くせるような体制をもちましょう。
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。