多頭飼いには必ず群れのリーダーがいる
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新しく迎え入れる犬の前には必ず先住犬がいます。その存在感をどのような形であっても優先することが、多頭飼いをする際には必要な配慮です。そして飼い主としては大事な心の準備です。何年も前から飼い主さんとの暮らしをスタートさせている先住犬は何を置いても最優先であるべきです。そして飼い主も、後から来た犬には、その関係性を教えなければいけません。
後から来た者が下、先にいるものが上という強い関係性は飼い主さんが、きちんと教えないといけないのです。多頭の場合には、それぞれのポジションを確立させておかないと、余計な抗争争いになることを避けられません。特に雄犬同士などの場合には、喧嘩が高じて怪我をしてしまうような羽目にもなるからです。
群れの中のトップは先住犬
飼い主は多頭飼いを始めるときには、相当な苦労をするものです。新参者なのに、先住犬よりも偉そうな態度を取るのはご法度です。本来は犬同士で自分たちの関係性を作り上げるのが理想です。それが敵わない場合には飼い主さんが最初に介入をしながらお互いの関係性をきちんと示すことが求められるのです。
あくまでも、飼い主が先住犬を立てて、その関係性をはっきりとさせることで、他の犬も少しずつ家の秩序を学び始めます。本来、多頭飼いには、絶対的なルールが必要になります。妙な縄張り意識や勝手な自意識は、多頭飼いの生活の中には不要なのです。それを教えるのは群れのトップです。本当は自然な形でお互いで学ぶことが一番の早道です。
多頭飼いで犬の関係性を正す方法とは?
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そもそも多頭飼いをすることで、お互いの社交性が育ちます。但し、そこには一定のルールがあるのです。先住犬が教えるマナーというものもあります。この先住犬と相性が悪いという致命的な状態を持ち合わせている犬というのはこの先にも苦労が待っています。出来れば、先住犬に寄り添えるように自我を抑え、コマンドも入るような犬に育て上げなければいけません。
そこが一番の要です。その部分をクリアすることで、お互いに良い関係性が築けるようになります。自分だけの勝手な行動は許されないのだと犬が悟ることが一番必要になってくる部分なのです。
後から来た犬にも適切なしつけを
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犬たちが幸せに暮らすためにはお互いのマナーやルールを守れることが絶対に必要になります。まずは当たり前のしつけを、後から来た犬にも行い、群れで暮らすための最低限のルールを徹底的に学ばせるようにしてください。それが犬同士の関係性を良好に保つ秘訣です。無法者が一頭でも居ると、群の統率は乱れてしまうのです。多頭飼いは、微妙なバランスの元に成り立っているものだと考えてください。
だからこそ必要なのは、犬同士の関係性です。一頭が賢く育つことでそれを見て必ず同じように育っていくものです。そのために最低限のしつけは欠かせません。そこは飼い主さんが犬同士の関係性を、程よく保つために必要だと強く認識しておいてください。
犬同士の関係性を握るのは飼い主
飼い主がしっかりと「群」を意識した暮らしをすることで、犬もそれに従い互いの関係性が強くなるものです。そのために必要なのは、個々のしつけと個性を重視した暮らし方です。犬もきちんとしつけを入れれば、ある程度のコントロールができるようになります。多頭飼いともなると、一頭での暮らしとは全く違う飼い主の強い統率力が必要になります。
犬同士の幸せを考えるときには、厳しくそして強い飼い主でいることも時には求められることを、感じておいてください。それが犬たちの幸せに直結することを知ることで、飼い主としての意識もしっかりと持てるようになるものです。
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UCHINOCO編集部
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