花好き?それはロマンチスト?
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公園に行っても花束を見ても、ついつい何でも口の中に入れようとする犬には要注意!ということは、誰もが知っている知識とは言えません。花くらいは大丈夫なのでは?とついつい考えてしまいます。それでも、突き詰めると身近な花にも毒性があることをご存じでしょうか?
花は美しい、食べるものではないと考えるのは、人間だけです。犬にはそのような美的センスはありません。それよりも、口の中に入れて試してみようと考える方が先なのです。怖い話ですが、毒性のある花も随分と多いわけです。お花の前で写真を撮りたい!と思うのは、尋常ですがお花にはかなりの毒性の確立が高いことを、どうぞ知っておいてください。
犬に花はタブーと考えておく
身近なお花ほど毒性が強いとすれば、本当に安易にお花畑などには行けなくなります。それ以前に何でも食べたがる犬にはお花を遠ざける方が安全です。例えば次のようなお花には毒性があります。
・パンジー
・つつじ
・スズラン
・シクラメン
・朝顔
・チューリップ
・水仙
いずれも身近にあるお花ばかりです。基本的にまずユリ科のお花はかなり危険性が高いのです。ユリは美しいお花ですが、原則、犬には近づけてはいけないタイプのお花です。ユリ科は絶対に恐ろしいと知っておいてください。
ユリ科の植物を食べると非常に危険
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犬はユリ科の植物には絶対に用心してください!まずはこれは鉄則です。植物全体が有害なのです。例えば生け花などでユリを活けている家やロビーにユリを飾っているような場所にも危険がいっぱいです。花粉を吸引するだけで、毒性を体内に入れてしまう場合もあるほどです。ユリは危険!お花は基本危険、と思っておく方が無難です。
結局ユリ科の植物には玉ねぎ、ネギ、ニンニク、という種類のものが含まれているのです。玉ねぎやネギには警戒をするのであれば同時にユリの花は注意をしなければいけないわけです。ユリに関しては花だけではなく花粉や葉っぱ、球根に至るまですべてが危険なのです。
万が一ユリを食べた場合
ユリ中毒と言う恐ろしい症状が出ると腎障害を起こします。即時に起こす場合から3日程度経過をしてから起きることも稀ではありません。一口だけでも犬によっては強い中毒を起こします。嘔吐や下痢が始まりけいれんや吐血なども伴うようになると命の危険性があります。すぐに多臓器不全に陥りますので、一口でも食べた場合には、救急病院に急いでください。
胃洗浄と嘔吐処理で一命をとりとめられる場合がありますので、自宅での処置は諦めて必ず動物病院に走るようにしてください。ユリを食べた時間や量、そして今の状況を予め移動しながら動物病院に伝えるようにしてください。
犬を優先して花を遠ざけるという配慮
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季節の花を見せるのは、とても良いことですがどうしても、食べようとする癖がある場合には、遠ざけるようが安全でしょう。それ以外の方法はなかなか思いつきません。花を見ると何でも口に入れてしまうという習性が一度でも見られるのであれば、絶対に花を遠ざける方が安全です。辛い思いをするのは犬の方です。飼い主さんが目で楽しめる季節の花でも犬いは毒であることをシビアに捉えておいてください。
犬とお花というのは、絵になるものですが花の毒性を考えるとすべての花を排除する程度の勇気も必要なのではないでしょうか?犬には自分で防ぎきれない危険というものがどうしてもあります。飼い主さんの方にも限界があります。そこで、一番の方法としては、近づけない、触らせないということに尽きるのではないでしょうか。
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UCHINOCO編集部
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