普段からよだれが出ている犬
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犬のよだれの中でも、生理的に出ているよだれには特に心配はありません。飼い主さんとしては、愛犬がよだれを垂らしていると、気がかりにもなります。但し、大型犬の場合や短頭種の犬の中には、唾液が生理的に多い場合もあります。これは唇の皮膚が他の犬種に比べて緩いことが原因です。その間から、よだれが出てしまうことが主な原因です。
また年齢を重ねるとどうしてもよだれが多くなります。これは、どの犬種にも言えることですが加齢に伴うよだれの場合にも、特に問題はありません。今の愛犬の状態をよく観察して病的なものかどうか?と迷う場合には、獣医さんに診察をしてもらう必要もあります。
おやつを目の前にして出るよだれは?
思わずおやつを目の前にすると、そのおやつ欲しさから、よだれを出す犬もいます。これも病的なものとは全く別ものとして区別しておいてください。消化酵素が多く出てしまうことで、思わずよだれが零れている状態だと理解しましょう。
犬の病的なよだれの判断について
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普段はよだれが出ない犬が、突然よだれを垂れるようになった場合には、いろいろと緊急性の高いものを含めて考えなければいけません。まずは体温調節がうまくいかないときには、突然、よだれが出ることが多いのです。透明なよだれが一時的に出る場合には、余りにも暑すぎる場所にその犬が長い時間居た場合など、いろんな原因を考えることができます。また、車酔いを起こしたときにも、よだれが出やすくなります。突然、緊張状態が高まった場合にも、よだれが出ますが、理由がきちんとわかっている場合には、一時的なものですので後の様子に変化がなければ問題ではありません。
そのよだれに血液が混入している場合や、泡をふいているような場合には緊急性が高いと判断するべきでしょう。臭いが強いよだれの場合にも、病的なことが考えられますので、よだれが出ている時の全身状態を良くみてあげましょう。
よだれが出ている時にチェックするべきことは?
いつもとは様子が違うという場合には、できるだけ歯茎の状態をみてください。歯茎が白くなっている場合には循環器の病気を疑います。そして臭いはどうでしょうか?口の中に何か異変が起きていて、それが原因と言う場合も多いからです。この場合には、口の中にできものはないか?をちぇっくしてください。ほかには、歯周病、口内炎などが考えられます。それには「臭い」のチェックが早期発見に役立つのです。
犬が重病でよだれが出る場合
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犬は咽頭炎、胃捻転そして熱中症になると、大量のよだれが出ます。悪臭を放ち泡や血が混ざる場合があります。飼い主さんとしては緊急性の高さに気が動転してしまうかもしれませんが、まずは動物病院に連絡をして素早く診察をしてもらえるように、行動をしてください。
〇咽頭炎‥喉に強い痛みを感じ炎症が強くなると、よだれが多くなります。呼吸障害も起きやすくなりますので、まずは早急に治療を開始してください。
〇胃捻転‥大型犬に多い病気です。食事を摂った後に運動をすると、胃が捻転を起こします。最悪の場合には命を落とす危険性のある病気です。大量のよだれと、落ち着きのなさが胃捻転の典型的な症状です。
〇熱中症・・体温調節機能が全く利かなくなることで発症します。喘ぎ呼吸とよだれが主な症状です。原因がわかっている場合には、緊急搬送をして然るべき処置を行うようにしてください。
よだれの多さで気づく病気
まずは動物病院で検査を受けるようにしてください。レントゲンや内視鏡での検査が必要なことも多いので飼い主さんの自己判断で放置しないようにしてください。少しでも早く動物病院で処置を行うことで、最悪の状態を未然に防げる可能性も高いのです。くれぐれも、よだれが大量に出る場合には、安易に考えずに行動を起こすようにしてください。
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UCHINOCO編集部
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