最近太ってきた?犬が太る原因を知ろう

毎日愛犬と接していると、どれだけ太っているのか?ということは見落としがちです。体重チェックと同時に必要なのは、体格を定期的に獣医さんに診てもらうことです。気が付かないうちに隠れ肥満を起こしている場合もあるからです。 2019年06月29日作成

  • 犬のカテゴリ - 犬の健康ケア犬のカテゴリ - 犬の健康ケア
  • VIEW:227

犬はなぜ太るのか?太る原因とは?

https://www.shutterstock.com/

最近は美味しいおやつが多く販売されるようになってきました。規定量のドッグフードを与えながらも、ついつい欲しがるだけおやつを与えることで、すぐに体重が増えてしまいます。おやつの時間も、日々決まった時間に与えるようにして、特別な場合を除いては、基本的にはドッグフードや手作り食を中心に考えるべきでしょう。

人間の食べているものを欲しがる傾向にある犬も、つまみ食いが肥満に繋がってしまうことも多々あります。常に犬が口にするものにはカロリーが付いて回ることを、飼い主さん側が強く意識をしておいてください。犬には1日に必要な摂取カロリーがきまっています。そこをオーバーすることで、いとも簡単に太ってしまうのです。

運動量が少ない犬は特に注意を

室内犬にも肥満傾向の強い子がいます。どうしても散歩などの必要性がない場合には、飼い主さんとの接触時間が長く、飼い主さんもついついおやつを与えすぎてしまうという悪循環があります。動く量よりも食べる量の方が多い場合には、やはり体の中に脂肪がたまりすぎてしまうのです。そうなってしまうと。体重が増加してしまいます。

定期健診で血液検査を受けたときに中性脂肪などの数値に注目しておいてください。普段食べているフードの適量をきちんと守れているかどうか?と言う点にも細心の気を配るべきです。そこまできちんと管理をしている飼い主さんの犬は急に太るようなことはありません。

動物病院できちんと測定してもらう

https://www.shutterstock.com/

犬が太り過ぎの傾向にあるかどうかは、判定用のBCSという基準をもとに測定できるのです。ボディーコンディションスコアでは、犬を真上から観察して肋骨の状態や背骨と脂肪の付き具合、そして腰骨がどの程度浮き出ているのかを観察します。体重増加の犬の場合には。理想体重を大幅に上回り、体脂肪率も25%から40%台にまで跳ね上がるものです。

全身が皮下脂肪に覆われているような場合には、かなり肥満傾向か強いということにあります。体重測定にばかり気を取られずに、愛犬の体のラインと言うものを日々観察することも飼い主さんにとっては欠かせない役割なのです。

避妊去勢手術も太る原因になる?

https://www.shutterstock.com/

ホルモンの流れが変わればどうしても犬は太りやすくなります。避妊去勢手術をすると、どうしても食欲が増加します。犬用のドッグフードには、去勢避妊手術後の商品も最近は多くなってきました。これまで通りの分量を与えていると、たちまち太ってしまうのです。そこは、術後の管理として飼い主さんが気を配るべきでしょう。

なぜ手術後に太るのか?その理由はこれまで通常通りに発生していた性欲が減退することで、食欲が増してしまうという体の変化が起きるからです。そして生殖器を取り除くことで、機能を維持する必要がなくなります。エネルギーをその部分に費やす必要もなくなるので、消費エネルギーが減ってしまいます。これらが組み合わさって、犬の肥満が進んでしまうと言われているのです。

直接的な原因はとにかく食べすぎ

避妊去勢手術をしても、全く太らないタイプの子もいます。その場合には飼い主さんがきちんと食事を術後のものに替えていることや、ある程度の運動量を維持していることが言えます。ホルモン異常によって、過食気味になりがちなのは多くの飼い主さんが感じていることです。そこをどのようにコントロールをするかによって、今後の対策も大きく変わってくるのです。

犬を太らせないためにできること

人間が太るときのメカニズムと全く同じと考えてください。適量を食べて適度な運動を繰り返していると大幅な体重増加には至らないのです。犬にとって、太ることで得るメリットは何もありません。生活習慣病にかかるリスクを高め、心肺にも大きな影響を与えるだけです。これらのことを総括しても、太らないように生活を維持することがどれだけ重要かがわかります。よく考えて、飼い主さんは行動を起こすようにしてください。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

オススメ

新着記事