僕のワンダフルライフ
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犬はどうしても飼い主さんよりも先に寿命を終えてしまいます。それでも、もう一度飼い主さんに会いたい、という強い願いから何度も生まれかわっても、飼い主さんの姿を追い求めるという、素敵な絆が題材になっている秀作映画です。例えば、犬を何らかの形で亡くしてしまった人が観たときに、姿を変えて自分に又会いに来てくれるかもしれないという、気持ちが持てる映画です。
犬は本当に飼い主を愛しています。飼い主への一途な思いというものは、忙しい毎日の中で人間側が、忘れがちな部分でもあるのです。そこをあえて題材にして、映画化したという点では見ごたえのある映画です。「50年で3度生まれ変わる」という奇跡に、人々は感動を覚えるのです。
犬の転生について考えてしまう
これほど強く愛犬に愛される飼い主になりたい!と思える映画です。そして、犬の愛情深さと、命は儚く短いけれども、生きる意味は強いことを教えられる深いテーマが魅力的です。犬と人が心を通わせるという素晴らしさは、日常的なことであっても永遠不滅なことであると、改めて気づかされる最高の作品です。
わんわん物語
ディズニーのアニメでもお馴染みの作品です。実写版でも多くの犬種が登場するので、犬好きの人にはたまらない映画です。その犬種の持つ表情や、特徴は実写版を観て特に感動をする人が多いようです。わんわん物語の中には、人間の家族として迎え入れられた主人公の犬が、飼い主さんのライフスタイルの変化(出産)によって、その実情に翻弄され、それでも、仲間たちと強く再生していく姿を描いています。
物語の中では、ちょっとした手違いから保健所に連れていかれる主人公の窮地が描かれますが、飼い主から逸れた犬は、必ず保健所に送られるというシビアな実情が描き出されていることも特徴です。
犬種を超えた愛
犬同士は犬種を超えて苦難を乗り越えようとします。この姿がとても感動的で、犬を犬種だけで決めつけるのではなく、犬っていいなと思える瞬間が随所にちりばめられている作品でした。犬は人間以上に仲間愛の強い生き物なのかもしれません。それを深く考えさせられるテーマに感動を覚える作品でした。
HACHI約束の犬
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この作品のテーマに流れているのは、犬が人間に対して持ち合わせる忠誠心です。日本では1987年に公開されましたが、最近では海外映画として2009年に公開されたのが「HACHI約束の犬」です。主人公であるハチ(秋田犬)が飼い主への愛情を貫くシーンには、思わず号泣してしまう観客がほとんどです。
飼い主側としても、どれほど犬が自分たちを愛し、見守りそして常に変わらぬ気持ちを向けていることに気づかされる映画であることは間違いなしです。
飼い主が亡くなった後のシビアさ
最近は国内でも動物愛護の声が高まっています。万が一、飼い主が先立ってしまうようなことがあっても、様々な支援団体が存在しますので、相談できる場合も多いのです。あるいは家族がそのまま飼育を続行することがほとんどです。映画の中でもそのあたりの、犬の扱いについてはシビアに描かれていました。
現実的に、犬が飼い主を亡くすということは悲惨な状態です。そこに他の家族が居ないという場合はなおさら深刻です。犬を愛するということは、万が一のことまで考えて飼育することであると、常に映画を観ながら考えさせられる作品でした。
犬を愛し愛される暮らし
犬好きの人に悪い人はいない、と昔から言われています。犬と情を交わすことで、人は豊かさを取り戻す場合も多いのです。犬に気づかされること、犬を飼育して感じる慈悲の心などは、犬好きの人にしかわからない深い感情です。犬を題材にした映画に接して犬を飼おうと考える人も多いことが改めてよくわかるのです。
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犬を題材にした映画の魅力
愛犬家であればあるほど、犬映画は苦手、という方もいます。これは犬が途中で困難に立ち向かう場面に目を覆うという飼い主心情が働くからです。逆に、これまで犬と触れ合う機会のなかった人が、犬を題材にした映画を観ることで犬の魅力を再発見ということも十分にあり得るのです。そういう意味でもご紹介する映画は、人の心を打つものばかりで、犬の人間との枠を超えた素晴らしさがあります。
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UCHINOCO編集部
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