犬が嫌がっているときには目を反らす?
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犬にも「嫌なこと」が数多くあります。例えば普段のお手入れの中でも特に苦手と思っていることは何でしょうか?その中には散歩という場合もあります。そして爪を切ることが苦手という場合も多いのではないでしょうか?必ずそんな場面に遭遇すると、犬は飼い主が声をかけても目を合わせようとしません。それよりも目を反らして他の方を見つめるなど、小さな反抗をして見せます。
これは犬なりに、これから起こることへの拒絶反応です。言葉を発することがないので「したくない!」「嫌です!」という気持ちは目を反らすことで応えているのです。これは犬ならではのカーミングシグナルと捉えても間違いないでしょう。普段の生活な中でも度々起こることです。
今どうしても目を合わせたくない理由がある
遊びに興じていたときには、十分なアイコンタクトが取れていても急に、次の場面になると目を反らしてしまうという犬がいます。遊ぶのは楽しいけれども、次に飼い主さんがしようとしている「散歩」や「爪切り」は苦手だから止めてほしいという、静かなサインを送っているわけです。飼い主さんによっては何か嫌がることをしたかもしれない?と悩んでしまうことも多々あります。
犬は気持ちの切り替えが上手です。そして遊びが終われば次はなに?と洞察する力も並大抵ではありません。そこで苦手なことが起きる可能性を感じるともう、目を反らすという行動に出るのです。
犬が度々あくびをするときはストレスサイン?
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犬は大きなあくびをするときがあります。眠いの?と勘違いしそうになりますが実のところ、これはストレスサインなのです。たいていの場合には、飼い主さんに叱られて説教を受けている場面で、場違いな大あくびをするときです。人間の社会では考えられない空気の読めない態度です。それでも犬はストレスを感じるとあくびをするという場合が多いのです。
つまり興奮して叱りつけている飼い主さんに対してのカーミングシグナルでもあります。「もう叱らないでください」「あなたに反抗するつもりいはありません」というサインなのです。あくびをしたからと言って、二重に叱りつけるのは間違いです。
あくびをしたくてしているわけではない
飼い主さんと争うつもりは毛頭ないのです。そこであくびを連発して、犬なりに低頭に謝っている気持ちでもあるわけです。「もうわかりました」「勘弁してください」そんな気持ちであることを、飼い主は知っておくべきです。
犬が嫌がっているサインとは?
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どんな犬種でも、何か嫌なことがあれば耳を倒すということがあります。そして地面に伏せて上目遣いになっている仕草は、今起きていることが嫌なサインです。そのうち小型犬の場合には嫌なこと=震えるという仕草を見せるようにもなります。自分の鼻を舐めてストレスに耐えようとしますが、これにも限界があるのです。
このようなサインが見えたときには、先回りして、飼い主の方ですべてのことに注意を払い、嫌がっていることが何かを探り、対処してあげるようにしてください。それが犬にとっての幸せにつながります。
犬が嫌なことはできるだけ避けるのが飼い主の務め
犬が明らかに嫌な気持ちになっているときには、わかりやすいサインがあります。それを上手に飼い主が読み取ることが重要です。それを繰り返すことで、飼い主と犬の間で信頼関係が芽生えて絆が今よりも深くなるのです。社会化の中で、他の犬や家族以外の人間と上手に向き合えない場合もあります。急にはすべてのことはうまくいかないですが、あまりにも急がないでください。犬が嫌な気持ちになることもあるのです。そこを飼い主が誰よりも理解をすることが重要です。
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UCHINOCO編集部
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