犬は動くものが大好き!追いかけてしまうほどの執着を見せる
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犬は動くものを見ればついつい、何でも追いかけてしまうというい習性があります。その対象が何であっても同じような行動を示します。犬の狩猟本能というのは、人間が想像しているよりも高い能力なのです。それが自分の動く範囲よりも早いものでも、動くものは追いかけたい!という衝動が生じるのです。
これは犬の習性として、身に付いたものです。子犬の頃から「追いかける」ということは自然な行動として遊びの面でも現れます。とにかく動いているものを追いかけることに喜びを感じ、遊びに興じてしまうほどに魅力的に感じているのです。
犬の狩猟本能を生かした競技
犬種によってフリスビーのように素早く動くものでも空中でキャッチできるという特殊な能力を発揮する場合もあります。常に「獲物」を捕らえようとしている根本からの狩猟本能は、犬のパワーの一種です。その特性を競技として、順位を競う大会まで開かれるほどです。
犬の「動くものを追いかける」という習性を生かしたもの
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猟犬は、もともと一般の犬が持ち合わせる動くものを追いかける能力に加えて飼い主の指示通りに動けるという特性を持っています。牛などの群れを追いかけて牛舎に戻るように促すなどの、高い能力も持ち合わせるのです。すべての犬が動くものを追いかけることが好きです。それを遊びに生かして、飼い主さんとのコミュニケーションを図るということも、とても意味のあることなのです。
生まれ持った習性としては、動くものを見た途端確かめずにはいられないという感じの衝動です。もう一つは獲物を捕まえようという習性です。この2つの本能が犬の中には備わってますので訓練次第では、人の役に立てることも多いのです。
追いかけてはいけないものを追いかける場合
犬の中には見境いのないタイプの犬もいます。例えば人をやたら追いかけてしまう場合には相手の人に迷惑や恐怖心を与えてしまいます。犬はただ、動くものを追いかけているだけですが、問題行動と位置づけられてしまうのです。犬自体の身に危険が及ぶとしては。他の動物や車などを追いかけるという場合です。
物理的に怪我や命の危険にさらされる場合も多いので追いかけてはいけないものを、飼い主さんが制御する必要もあります。何でも追いかけるという癖がある場合には、ドッグトレーナーに相談をして、早期に解消しておく方が安全です。
遊びの一環として動くものを追いかける
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犬は動くものを追いかけて遊びに興じます。常にボール遊びばかりをしていると、犬はそればかりを求めるようになります。犬も疲れが抜けないとついつい神経が高ぶります。特に子犬の場合には、何度もボールを投げて持ってくるということを繰り返すのは、一見とても楽しい遊びに見えます。それでも消費するエネルギーは相当なものです。1日に1回程度にして、他の遊びも覚えるようにしてください。
遊びにも緩急が必要です。動くものを追いかける遊びもある、という程度に留めておかないと際限なく、家の中で動き回り落ち着きのない犬になってしまいます。それは非常に嘆かわしいことです。動くものを追いかる習性を飼い主さんが理解をして、しつこく同じ遊びばかりに興じないようにしてください。
追いかけてよいもの、悪いもの
犬が動くものを追いかける遊びを楽しいと思うのと同時に、追いかけてはいけないものを、きちんと教えましょう。動くものでも追いかける対象ではないものは、追いかけない。その分別は必ず犬に伝わります。それがはっきりと認識できれば、さらに動くものを追いかける遊びも楽しくなるのです。
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UCHINOCO編集部
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