どうして拾い食いをするの?と叱ってばかりの飼い主
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散歩に行くと、落ちているものを何でも食べるというのは飼い主さんの心配事です。拾い食いというのは、犬にとっては特別なことではないのです。どちらかと言えば自然な行動の一つですので、早めに止めさせるコツを飼い主さんが知っておく必要があります。そうすることで、万が一の誤飲を防ぐことにつながるのです。つまり、なんにでも興味を持つ犬ほど、落ちているものを食べるという習性をむき出しにしてしまうのです。
落ちているものを食べようとするのは、どの犬にも起きることです。それをうまく制していけるかどうか?にかかっているわけです。どうしても叱ってばかりの散歩時間は、飼い主さんにとっても徐々に苦痛になってしまうのも無理のない話です。
家の中でも同じように落ちているものを食べる
外では落ち葉や石を食べようとしますが、家の中ではホコリや紙ごみを食べてしまうことで悩んでしまう飼い主さんも多いようです。なぜそのようなことが起きてしまうのでしょうか?飼い主さんはお掃除をこまめにしても、どこからかごみを見つけては犬が咥えている姿にショックを受けてしまうのです。これには困り果てて、あらゆる手段で対応しようとする飼い主さんも多いのです。
もしかすると、ご飯の量が絶対的に足りないという場合や、単にビタミン不足に陥っている場合も考えられます。まずは原因を探って出来る限り、改善が出来るように努力をしてみてください。
散歩中の場合には飼い主も散歩に集中する
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スマホ片手に散歩をしている人が最近増えています。それよりも犬の歩く様子や地面に気を取られていないかどうか?ということに気を配りながら散歩をしてください。何かを食べそうになったらリードを引いて注意を促します。そしてお水を飲むなど、気分転換を図っていてください。散歩の途中でおやつを少し与えても効果的です。そうするとまた、おやつを食べようとして、飼い主さんにおねだりをします。そのうち拾い食いをしなくなる場合もあります。
飼い主さんの意識が犬の方に向いていて散歩中もずっと話しかけてくれるような場合には、犬も地面よりも、飼い主さんに意識を向けるはずです。そうやって散歩の時間を過ごすことで、拾い食いをする暇を与えないようにするのです。一瞬のスキを見て、犬は何でも食べようとします。これを何とか避けるように頑張ってみてください。
家の中はこまめに掃除をして犬にはおもちゃを与える
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例えば転がすとそこからおやつが出るような、知育おもちゃを与えるなどして「何か落ちていないかな・・」という気持ちを向けないように仕向けます。興味のあるおもちゃや、噛み応えのあるようなものを与えると、何でも食べる癖も収まっていきます。まずは色々と試すことが大切です。
犬の自然な行動とはいえ、やはり食べると危険なものもたくさんあります。そこは飼い主さんの常識の範囲で、きちんと対応してあげて欲しいのです。何でも食べるというのは空腹と退屈の現れと理解すれば対処方法もわかるはずです。
飼い主=リーダーの言うことを聴く犬に育てる
散歩中に拾い食いをすると体調を崩すなど健康リスクが上がります。そこは強く叱責しながら犬の健康を守ることが飼い主の務めです。一度注意をされたら、二度目は気を付けるような犬に育てたいものです。そして家の中でも落ちているものにばかり興味を示さないように、十分に遊べるスペースを完備してあげることが必要になります。なによりも飼い主の指示を守れることは、犬にとっては安全を守ることにもなるのです。
必ず犬が起こす行動には理由がありますので、落ちているものを食べることが自然な行動と諦めずに、きちんと躾をすることが最大の愛情でもあるのです。
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UCHINOCO編集部
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