犬が吠える原因や対処法について考えてみる

犬は理由がない吠え方をしません。吠えている時には必ず原因があるのです。それをどのように対処していくのかは飼い主さん側の課題になります。今後長く暮らしていく上で、吠える原因を一つでも減らせる努力をすることは、犬の心が安定することにも繋がるのです。 2019年05月12日作成

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犬が吠える原因を考える

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犬は理由がない場面で吠えません。必ず犬が吠えるに至る理由があるのです。それは何か?をよく考えておく必要があります。犬が吠え続けているのに何も声をかけない、対処をしないという場合、どんどんその吠え癖はエスカレートしていきます。

恐らく犬は、吠えなくても過ごせる性質をしているのです。それでも吠えずには家荒れない原因があるとすれば、それを考えてあげなければいけません。まずは犬が吠える原因の中でも多いものを挙げてみます。

犬の持つ縄張り意識

縄張り意識が強すぎる犬の場合には、外来者に対しては厳しい視線を送るものです。そして少しでも自分のテリトリーに足を踏み入れるような場合には、強烈に吠え続けて撃退してやろういう気持ちを持つのです。犬は正義を通しているつもりです。家族を守るために、警笛を鳴らしているというつもりでいるだけです。

それでも、外側から見ればそれは無駄吠えという判断になってしまうのです。玄関で物音がするだけですぐに吠え始めて宅配の荷物が届くだけでも吠えるというのは、犬と暮らす人の悩みの一つです。縄張り意識を強く持ち続ける犬に対しては、明らかに社会化不足が原因とされています。

子犬の時期から社会化をさせておく

犬がいろんな人や物音に慣れておくというのは、生涯心を穏やかに持つためには重要なことです。群れで過ごす犬にとって、確実にボスは飼い主さんであり自分はその一員だるという自覚を促しながら、子犬の時期から経験を積むことが、無駄吠えを軽減させる育て方のコツになります。

犬に対しては正しく主従関係を築くことが大切です。それが無駄吠えを制止することにも繋がるからです。飼い主さんの指示は絶対的だということを、子犬の時期から覚えることが犬の幸せにつながるのです。

要求が強すぎて吠えてしまう犬

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要求吠えというのは、犬の問題行動にも数えられています。何かを要求するときに吠えてそれを訴えるというのは、やはり問題なのです。犬側からすれば飼い主さんに対しての対話の手段ということですが、それはどうしても一方的になりがちです。飼い犬として吠えて何かを訴えるという方法は間違っているのです。飼い主さんの注意を引こうという気持ちの表れは、飼い主さんの接し方次第で、変わるものです。

必要があって吠えている場合と明らかに、要求を通そうとして吠えている場合の見分けをきちんとつけて、飼い主さんがそこで毅然とした態度で接することで、犬の要求吠えも軽減できるはずです。吠えて訴えてもそれは通らないということを、教え込む必要もあるのです。

飼い主さんとのコミュニケーション

アイコンタクトという方法は、言葉を交わさなくても犬と飼い主さんが通じ合う方法です。何かを言いたいときには見つめる。そして何かを聞き取ろうとするときにも飼い主さんを見つめるという、しつけを入れておくと無駄吠えも減ります。吠えて何かを訴えようとするのは、絶対に犬としては誤った解釈であることを、飼い主さんが知っておきましょう。

分離不安による無駄吠え

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飼い主さんに構ってほしという気持ちが強まってしまうと、分離不安の症状が出始めます。飼い主さんが居なくなると吠え続けるという場合も多いのです。必ず飼い主さんは戻ってくる、という安心感と信頼関係が築けていると、分離不安に陥ることもありません。無駄吠えというのは、分離不安が背景にあることも多いので、飼い主さんはなぜ犬が吠えているのかをきちんと分析する必要があるのです。

ストレス解消のために吠える犬

自分の欲求が通らない場合や、何か気持ちの整理がつかない時には、気持ちが乱れてついつい吠えてしまう場合があります。吠えることは楽しいわけではありません。そうすると勝手に吠えてしまうことで、ストレスを発散させるしかないという状況になってしまうのです。

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UCHINOCO編集部

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