皮膚を痒がるという症状
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犬が後ろ足で耳のあたりをしきりに掻いている場合、その一瞬だけで終われば良いのですが、ずっと掻き続けてしまう場合もあります。実際に、アレルギー性疾患の中でも皮膚の症状が出ることは多く、次第に痒みが強くなるという傾向があります。なぜ皮膚が痒いのか?といのは、季節性のものであったり外気や室温、湿度などで、皮膚の状態に過敏に反応してしまうからです。
体の痒みは自然に治るものでもありません。痒みが酷いと睡眠不足にもなり、自分で皮膚を掻き壊してしまうことも稀ではありません。まずは皮膚の痒みに対しての対策を練る必要があります。
犬の皮膚炎は一般的な病気
犬が皮膚炎を起こすのは、ほとんどがアレルギーが原因です。その痒みアレルギー性皮膚炎の中でも特に、食物アレルギーが原因になっていることが多いということをご存じでしょうか?普段から食べているドッグフードの中に、犬にとっては皮膚炎の原因となるアレルゲンが含まれている可能性があるのです。ずっと同じ種類のドッグフードばかりを食べていると、比較的多く起きてしまう症状です。
一度他のドッグフードに変えてみるなど、怪しいと思われる食材を避けてみるなど、飼い主さんの方でも「除去食」を試してみてください。そうすることで、皮膚の痒みが軽減するようであれば、主食を変えることで、解決できる場合もあります。ただ、なかなかアレルゲンの特定ということはむつかしいので、余りにも治らない皮膚炎が長期間続いている場合には、動物病院でアレルギーの検査を受けることをお勧めします。
目の炎症が起きるという症状
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ある日突然、目が腫れぼったくなり目やにが出るという症状は、アレルギー性結膜炎の症状です。犬は目が痒いとしきりに、自分で目を擦ろうとします。そうすることで、どんどん目の状態が酷くなってしまいます。目がしょぼしょぼすることは、犬にとっては、不快な症状です。
適切な目薬を処方してもらい、目の状態を正常に戻さない限り自分の目を傷つけてしまう二次的な症状が出てしまう可能性もあります。
鼻の炎症が起きるという症状
犬がアレルゲンを鼻で吸引した場合には、鼻の奥の方で炎症が起きてしまいます。いつも鼻のあたりに透明な鼻水が出ている場合や、鼻を気にしているような仕草を見せいぇいる場合には鼻に何らかの炎症が起きていると考えられます。そのうち、鼻炎が酷くなってしまうと鼻腔が狭まってしまいます。するとたちまち、呼吸が荒くなってしまいます。犬種によっては、呼吸がしづらいことで体調が悪化する場合もあるほどです。
くしゃみが連続して出るなど、何となく不快な症状が経て続くのも、鼻炎の特徴的な症状です。アレルギーが原因で鼻の炎症が起きやすくなりますので、できるだけ早期に発見をしたうえで、積極的に治療をするようにしてください。
免疫が過剰に反応した結果
花粉やほこりなどが、アレルギー性皮膚炎の原因となります。植物の種が散歩中に鼻の中に入り込むなど、些細なことがきっかけになってアレルギーは起きてしまいます。たかが、鼻水と思わずに犬の不快な症状を少しでも軽減できるように、鼻炎を治療してあげてください。
犬にもアトピー性皮膚炎は存在する
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犬にもアトピー性皮膚炎は存在します。症状や原因は人間とほぼ同じで治療の方も長期に渡ります。食物性アレルギーや接触性アレルギーが原因の場合には、できるだけその原因を特定して、アレルゲンに触れないようにするなど、飼い主さん側の努力も必要になります。そして、投薬治療としてはヒスタミンやインターフェロンなどを使って、体質改善に努めるなど、努力も必要になります。
薬用シャンプーや保湿剤を併用したり、漢方薬を飲むなどしてアレルギーを今以上、悪化させないように日々のケアの中でもアレルギーに対しての対処を考えていく必要があります。
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UCHINOCO編集部
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