猫は日向ぼっこが大好きな動物です。それは健康を維持するためにも必要なことだったのです。では日向ぼっこはなぜ猫にとって必要なのでしょうか?
その理由について迫っていきましょう。
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日光が猫にもたらす効果とは?
猫は日向ぼっこをすることで、健康を維持できるのです。
では具体的にどのような効果があるのでしょうか?
⒈ 強い体を作るのにゃ!
『猫は日向ぼっこでビタミンDを生成することは出来ません』
以前、猫は人間と同様にビタミンDを生成できると言われていましたが、近年の研究でそのような動きは見られなかったと判明しました。
しかし猫は日光に当たることにより、ビタミンDの吸収効率を上げると言われています。そのビタミンDが猫の体にはとても必要なものだったのです。
ビタミンDって何もの?
ビタミンDとはいわば強い体を作るために必要なサポートをしてくれています。
⑴骨を丈夫にする
皆さんもご存知の通りカルシウムは骨を丈夫にしてくれますね。
そのカルシウムの吸収を促進してくれるのがビタミンDなのです。
カルシウムとビタミンDは一緒にとることが丈夫な骨を作る秘訣だったのです。
⑵筋肉の強くする
筋肉を増加させるにはタンパク質(赤身肉など)が必要です。
そのタンパク質の合成の促進を手助けするのがビタミンDなのです。
体の多くを占める骨と筋肉を良い状態にするために、ビタミンDは活躍しているということです。侮れないビタミンDの活躍です!
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⒉ 皮膚を良い状態にするにゃ!
⑴ノミダニ対策
日向ぼっこをすることにより、体の温度が上がりノミダニが嫌いな環境になります。
死滅するのは温度が50度からを20分以上と日光浴だけでは少し厳しいですが、ノミダニが逃げたりまた予防は出来ます。本格的な退治はやはり薬が必要にはなってきます。
⑵換毛期の促進
猫には換毛期という毛の生え変わり時期があります。
夏前には風通しが良くなる軽い毛に変わり、冬前にはダウンのようなふかふかな毛へと年に二回生え変わります。
日向ぼっこをすることにより、自律神経が刺激されそれにより換毛期の時期だと認識し、滞りなく換毛期を迎えられるということです。
温度や日光を感じられない部屋にいると、それがうまく調節できなくなる猫もいるようです。
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⒊ 心を安定させるにゃ!
日光に当たることにより、セロトニンというホルモンの分泌が促されます。
これはハッピーホルモンと呼ばれていて、幸せを感じるためには必要なホルモンです。
1日15分日向ぼっこをすると作られ始めていきます。
猫がリラックスして幸せそうに寝ているのは、セロトニンが作られているからかも知れませんね。
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心地いい日向ぼっこの環境とは?
日向ぼっこは、窓越しでも効果に変わりはありません。
しかしカーテンは日光が入りにくくなるので、外出時などは日光が差し込むよう調節してあげるといいでしょう。
また床にふかふかのペットベッドなどを置いてあげると、気持ち良さも増大です。
夏は紫外線が強すぎることがあります。今は紫外線を90パーセント以上カットするようなレースのカーテンもあります。
真夏にはそういうものを取り入れていくのもオススメでしょう。
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一石二鳥のペットベッド?!
猫は高いところで窓の外の動きが見れるのは大好きです。
また日向ぼっこも同時にできるという優れものアイテムがあります。
愛猫にプレゼントをしてみてはいかがでしょうか?きっと喜ぶこと間違いなしです。
日向ぼっこも適度にしましょう!
猫は温かさに強いというよりは、少し鈍感な部分もあります。
うちの猫は柵をする前にヒーターに近寄って、毛が熱くなっていたということがありました。慌てて近寄れないようにしましたが、猫は熱さには少し鈍感です。
日向ぼっこも1時間程度で充分です。
あまり日光にあたりすぎると皮膚炎、皮膚ガンのリスクや白内障など、目の老化も早まっていきます。
熟睡していたら、日差しがあたりすぎないよう調節してあげた方が良いでしょう。
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このように日向ぼっこには、猫にとってメリットが沢山ありました。
ぽかぽか太陽に癒されている猫に私たちも癒されながら、ハッピーライフを満喫しましょう!
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UCHINOCO編集部
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