猫は去勢をやったほうがいいの?しないほうがいいの?

猫にとっての去勢、避妊手術というのは必要かどうか?倫理的にも様々な意見がある中、望まない繁殖を防ぐ意味でも行政をあげて推奨されている自治体もあるほどです。デメリットに比べるとはるかに、メリットの方が大きいのが猫の不妊手術です。 2019年04月28日作成

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猫の去勢、避妊手術のメリットを知る

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猫はふらりと家を出て繁殖行動をする動物です。犬のように家の中だけで暮らせないという習性を持ち合わせているのです。そのためにも猫には去勢、避妊手術を行うことが妥当という考え方が一般的です。そのほか、雄猫の場合には、前立腺の病気や肛門、精巣周りの腫瘍性疾患を軽減することもできます。ホルモン性の皮膚炎なども雄猫の場合には防げるのです。

メリットは多いのが現状

生殖器の病気も避妊手術を受けていない雌猫にはとても多いのが現状です。
・乳腺腫瘍
・子宮蓄膿症
・卵巣腫瘍

これらの病気を防ぐこともできます。猫の場合には不妊手術を行えば攻撃的な性格が穏やかになります。

スプレー行為と発情行動がなくなる

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例えば予め多頭で暮らしている場合には、猫の去勢や避妊手術は当たり前の選択肢となっています。望まない繁殖というものは、後悔をしても遅いものです。結果的に去勢と避妊は猫の幸せ指数を考えるとメリットの方がより高いと言えるのではないでしょうか。飼い主さんとしてもスプレー行為を見るたびに、猫の性的行為に心が痛んでいると言います。それを回避できるとう意味でもやはり去勢避妊手術はメリットがあるわけです。

不妊手術をした時のデメリットとは?

繁殖ができなくなることをデメリットと考えるかどうか?ということには個人の考えがあります。そして持病がある場合などについては手術時の麻酔リスクを考えなければいけません。費用もかかり術後には気分が落ち込んでしまう猫が多いことなど、少々後から心配なことが増えるのは正直なところです。但しそれも数日限りのことです。

デメリットを列記することはできません。やはり、圧倒的にメリットの方が勝っていることは明確です。繁殖をさせるという理由がない場合には、やはり不妊手術を選択することは、猫にとっても先々長生きのきっかけにもなるわけです。だからこそ意味があるのです。

健康体にメスを入れるという勇気

去勢避妊のメリットを読みあげると明らかに、猫にとっては良い選択であることは、どの飼い主さんも感じているわけです。それ以上に悩ましいのが健康な猫に対して手術を行うという飼い主さんの気持ちです。将来的な病気を防ぐ為ということを、一番に考え自分の気持ちの中で納得できた状態で、不妊手術に臨むべきなのです。相当な時間、悩んで決行するという方が多いのも現状です。

発情をしている猫はホルモン分泌が通常よりも活発になっているのです。これが生殖器の病気を呼び起こすきっかけになるのです。手術さえ行っていればその心配事からも解放されるわけです。発情期に大きな声で鳴くたびに、猫を叱りつけていた飼い主さんのストレスも軽減されます。おしっこを、所かまわずされてしまうと本当に、飼い主さんとしては悩んでしまいます。そこで、健康体にメスを入れるという選択を行えることで、全ては前向きに進むと考えてみてください。さらに勇気が湧くはずです。

何が可哀相なのか考えてみる

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猫の発情というのは飼い主さんが考えている以上にストレスがかかるものです。これを何とかストレスフリーにできないか?と考えあぐねた結果、去勢避妊という選択に至る方がほとんどです。望まれない子猫という不幸を直面したときに、不妊手術の必要性を感じたという飼い主さんも多いのです。

不幸な子猫が増えることは、倫理的にも可哀相なことです。これを回避するために飼い主さんができることは、やはり不妊手術しかありません。生後6か月以降になると、不妊手術を決断する方が増えるのは、そのあたりを十分に考え合わせた結果なのです。

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UCHINOCO編集部

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