新聞やPCを見ていると猫が邪魔をするのはなぜ？

普段はツンデレな態度をとる猫が多いのですが中には、飼い主さんにどうしても構ってもらいたくて、いろいろと実力行使をするタイプの猫がいます。感情豊かでとても愛情深いタイプの猫の場合には、飼い主さんも、驚くような行動をして飼い主さんの気を引く場合もあるのです。

クールな印象がある猫でも、まるで犬のような感情表現を見せてくれる場合があります。考え方を少し変えると、それだけ飼い主さんに心を許しているというわけなのです。なかなか、チャーミングな猫だと思いませんか？

ゴロゴロと喉を鳴らしてすり寄ってくるときの猫の心境は、とにかく甘えたいという感情です。そして、飼い主さんが仕事などに没頭しているときに限って、それを邪魔するような仕草を見せて、思わず飼い主さんに叱られるというパターンもあるほどです。猫は大胆な行動を見せて、飼い主さんの気を思いっきり引こうと必死になっているわけです。

飼い主さんのことが好きだから構ってほしいという愛情表現の一つです。あえて言うとやや、度が過ぎているような態度を取っている場合でも、やはりそれは飼い主さんを対象として、集中的に自分の気持ちを伝えようとする猫のいじらしい仕草の一つなのです。

猫は純粋に自分より飼い主さんがパソコンに占領されていることが気に入らないのです。対象にしているのが動物などではなく「モノ」であることを考えると、とても単純な考え方をしているということに気が付きます。ただ、パソコンのキーボードの上をいきなり歩き始めるなど、大胆な手段に出る猫も案外と多いようです。

飼い主さんの視野に入ろと必死であると理解すれば、それは一つの手段でしょうが飼い主さんとしても仕事の途中でそれは、さすがに困るはずです。だからこそ、パソコンの邪魔をする前に猫とのスキンシップを図るなど、飼い主さんとしての気配りを見せてあげてほしいのです。

何とかパソコンを阻止して膝の上を陣取りたいと必死に抵抗しているのかもしれません。ここは、飼い主さんの気持ちの切り替えと、猫とのせめぎあいになるのは避けられませんが、仕事中であればどうしようもありません。

ついつい、猫側も度が過ぎてしますとパソコンの上に乗りかかってみたり、どうしようもないような態度を取ってしまいがちです。そうならない間に、手を打つ方法を考えるのはどうでしょうか？今は仕事中だから！という認識は猫にはないはずです。それよりも自分の気持ちを伝えようと必死になっているのです。

猫も飼い主さんに叱られるのは辛いことです。構ってほしくてアピールをしているだけなのに叱られてしまうとう急展開には、さすがに落ち込む猫もいるわけです。どうしますか？仕事の手を止めて少し猫の相手をしますか？それとも続行しますか？まずは悪いことを叱ることが先決です。そのあとは猫と取れる範囲でのコミュニケーション次第ということになります。

新聞のカサカサという音に誘われていることと、飼い主さんの気を引こうとする気持ちが交差すると、新聞にダイブするような猫もいます。飼い主さんはそんな猫の姿に困惑してしまうわけです。これも純粋に猫とすれば飼い主さんに構ってほしいと考えているだけなのです。新聞を読めないほどにグシャグシャにしてしまうような場合には、一旦叱責をする必要があります。

新聞は破ってはいけないという認識が猫にどこまであるかどうか？という点ですがなかなか難しい問題でもあります。それでも、猫側の気持ちとすれば飼い主さんに構ってほしいと考えているだけなのです。うまく飼い主さんの方からも猫への愛情表現を行い、猫に満足を与えられるように工夫をするなど、考えておくべきなのです。

猫との暮らしの中で、猫を構う時間は必ず必要です。それを欠いてしまうと猫とすれば、どうしても飼い主さんの気を引くために必死になります。少々無駄な努力とも言える行動かと思えてしまいますので、そこは先回りして、仕事の前に十分なスキンシップを図るなど、猫にも満足を感じてもらえるような振る舞いを飼い主さんが起こすことも、時には必要なのではないでしょうか？