保護した野良猫が自力で食べられないほど弱っている場合の対処法!強制給餌のやり方を紹介!

野良の子猫を保護したのに自力で食べられないほど弱っている、そのような状況に遭遇したときのために対処法をご紹介します。 2019年01月06日作成

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保護した弱った猫にはブドウ糖がおすすめ!

春から夏にかけて野良猫の子猫が生まれ、見かけることがあります。
多くの子猫は、人間の姿を見るとそのまま急いでいなくなってしまいますが中には保護してあげなければいけない子猫もいます。そんな子猫を保護してあげた時に、動物病院に連れて行くのが一番ですが、すぐに連れて行けない場合には応急処置が必要です。
弱っている子猫には、ミルクやキャットフードよりもブドウ糖を与えるのが効果的です。

▶︎用意する物
・ブドウ糖(薬局で購入が可能)
・スポイトかシリンジを用意します

▶︎やり方
1.ブドウ糖を水かぬるま湯に溶かします。
ブドウ糖を溶かす量は、舐めてみて少し甘い程度にします。

2.ブドウ糖液をスポイドかシリンジで吸い取ります。
1回に飲ませる量は、1mlぐらいが目安になります。

3.猫を上に向かせ猫の口の横から少しずつ液を流し込みます。
猫がペロペロと舐めて取ったりゴクンと飲み込んだら追加を流し込みます。

その後にミルクを与えてみて下さい。
ただしこの処置は、あくまでも応急処置なのでその後には動物病院に連れて行ってあげて下さい。野良猫の場合には寄生虫の駆除や感染症などの治療が必要な場合も多く、また子猫の週齢や月齢を予測してもらう必要もあります。猫は週齢や月齢によってお世話の仕方が違うので必ず動物病院で調べてもらいましょう。

野良猫だけではなく食欲もない猫に有効な強制給餌

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弱った野良の子猫に強制給餌をして応急処置をする方法は、病中や食欲が低下している時の猫に必要になる場合があります。猫は、食欲がないと無理をして食べることはありません。その時には、栄養を付けさせるためには強制給餌という方法で食べさせる必要があります。

強制給餌に必要な物を説明して行きます。

▶︎準備する物
・総合栄養食
・お湯
・シリンジ
・すり鉢またはミキサー
・タオル

強制給餌に必要な物を用意したら総合栄養食(ドライフードやウェットフード)をお湯でふやかします。ドライフードや固形成分が多めのウェットフードはふやかした後、すり鉢かミキサーでペースト状にします。もしウェットフードが最初からペースト状ならそのまま使っても大丈夫です。餌は冷えたものより人肌程度に温めてあげた方がベターです。ペースト状の餌はシリンジに入れて、猫の口へ少量ずつ入れてあげて下さい。

最初はゆっくりと、猫の口に入れてあげます。シリンジで与える場合には、餌が口周りにダラダラと漏れることがあるのでタオルなどを用意しておいて拭いてあげて下さい。

野良猫や子猫の強制給餌に適したフードは?

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おすすめ1:a/d缶

衰弱していたり、食欲不振を示す犬猫の栄養補給のための高たんぱく質・高カロリーに調整した特別療法食です。
フードボウル、スプーン、シリンジ、チューブなど様々な給与法で使用できるように、柔らかい形状になっているのが特徴です。必ず獣医師の指示にしたがって与えるようにしましょう。

おすすめ2:デビフ カロリーエースプラス(猫用流動食)

リノール酸に加え、目の健康に大切な「必須アミノ酸」のタウリンを配合が配合されている猫用の流動食です。保存料・着色料不使用なので、安心です。
素材の特性により分離していることがありますので、よく振ってから開け、混ぜて与えるようにしましょう。


デビフ カロリーエースプラス(猫用流動食)

おすすめ3:ロイヤルカナン クリティカルリキッド

回復期や手術後などの栄養要求量が高まっている犬や猫に給与するために、獣医師監修のもと調製された流動食です。消化性の高い原材料を使用し、カロリー含有量を高め、各栄養素を強化しています。

ロイヤルカナン クリティカルリキッド

おすすめ4:カルカン ドライ 12か月までの子ねこ用 かつおと野菜味ミルク粒入り

高カロリー設計で、子猫の健康な発育をサポートしてくれます。子猫のおなかの健康維持に配慮し、ビートパルプ、カルシウムたっぷりのミルクも配合。
こちらはドライフードなので、自力で食べられるようになってきたときに、ふやかして与えて様子を見てみましょう。


カルカン ドライ 12か月までの子ねこ用 かつおと野菜味ミルク粒入り

野良猫の子猫を保護した時に限らず、ペットショップなどで購入した子猫などでも急激な環境の変化で食欲がなくなってしまう猫は少なくありません。そんな時に、強制給餌をしてあげて体力をつけさせてあげることは大切です。

フードは、主食としては総合栄養食を必ず選んでください。一般食などと記載されているフードは主食で与えていると十分な栄養素が摂取できませんのでご注意ください。一般食はあくまでおやつと考えましょう。

また、成長段階で必要な栄養素の割合が変わります。子猫の時には子猫用の総合栄養食が適していますし、もし猫が何らかの病気になったときはその病気に合ったフードを与える必要があります。

強制給餌をすることで体力を回復させ最終的に自力で餌を食べられるようにすることが大切です。しかし、なかなか元気を取り戻さないのであれば重要な病気が隠れているかもしれません。改善が見られない場合は動物病院に連れて行き、獣医さんに相談してみて下さい。

参考サイト

charm 楽天市場店(参照日:2020年10月7日)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/150106/

ペット犬猫療法食動物病院(参照日:2020年10月7日)
https://item.rakuten.co.jp/doubutsunotame/v018236-370790-01/

ゆーとぴあ〜猫用品専門店(参照日:2020年10月7日)
https://item.rakuten.co.jp/utopia/10004026/

ペットの専門店コジマ楽天市場店(参照日:2020年10月7日)
https://item.rakuten.co.jp/pets-kojima/26012292/

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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