フェレットの強烈な臭いの原因は?
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フェレットは犬猫とは類が違う強い臭いを発する体の器官があります。これをご存じでしょうか?それはお尻の穴の付近にある「臭腺」という部分です。ここに悪臭を放つ液体を出す機能があるのです。これはただ、悪臭を漂わすとう目的ではありません。自分の身を守るために野生の本能で備わった身体機能の一つなのです。
それにしても、家庭で飼育するためには相当な覚悟が必要な臭いであることは確かです。まずはフェレットと暮らす前に、強い臭いを持つ小動物であることを心得ておきましょう。そのうえで強い臭いの原因を少しでも減らせる努力をしてみてください。つまり、シャンプーやお風呂という方法で常に清潔にしてあげることが大事なのです。
人間のようにこまめなシャンプーが必要
体臭の強さはその、フェレットによります。まだまだ我慢できる範囲の臭いのタイプのフェレットと、我慢の限界を超えるフェレットの臭い。いずれにしても、飼い主は体を洗ってあげる必要性があるのです。「我が家のフェレットはあまりに臭いがしないから・・」と安心していても、周囲は十分にその強い臭気を感じているかもしれません。肛門付近にある「臭腺」は特に念入りに洗うようにしてください。
フェレットを放し飼いにすると臭いが部屋に染み付く
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そもそもイタチ科の動物には臭腺が備わっているのです。だからこそ、家の中で自由に遊ばせてしまうと、その独特な臭いをカーペットや床、家具に付着させてしまう可能性があります。フェレット自体が臭いというよりも、部屋が臭いという状態は、非常に好ましくありません。まずは、基本的にフェレットを自由に部屋の中を歩き回らせないこと。これが鉄則です。可愛いからと言って自由にさせてしまうと、臭い対策が追い付かなくなります。
フェレットの臭い対策・手術
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おならをするだけでも臭いが強いというフェレットには「臭腺除去手術」とうものが施される場合があります。発情期などには、強い臭いがさらにパワーアップしてしまいます。だからこそ、時期を見て手術をするという方法が考えられるのです。
ペットショップのフェレットは手術済
販売目的の業者(ペットショップ等)ではペットとして一般家庭で生活しやすいようにと避妊手術や去勢手術、そして臭腺の手術なども済ませてから販売することが多くなってきました。つまり飼い主の手に渡るころにはそれほど気になる臭いではなくなっているというわけです。
フェレットの臭い対策はこうする!
臭腺除去手術を行っている場合でも、臭い対策には気を抜かないことが肝心です。基本的にフェレット専用のシャンプーを使って週に1回~2週間に1回程度は体を洗うことをお勧めします。フェレット専用のシャンプーを使うことで、強い臭い対策にもなります。
短時間でシャンプーをする
フェレットは長い時間、水浴びをすることは苦手です。シャンプーをするときにも短時間で済ましてあげられるように配慮してください。頻繁なシャンプーでストレスを受けて体調を崩すようなことは本末転倒です。
ゲージの清掃とエサの食べ残しを排除する
フェレットの排せつ物がゲージに残ってしまうと当然、臭いは取れません。だからこそ、毎日のゲージの清掃と排泄物の処理をきちんと飼い主が行いましょう。これを怠るとフェレットが臭わなくても、悪臭は部屋に漂ってしまうのです。
フェレットには耳掃除も肝心
フェレットには耳掃除も必要なお世話です。飼い主ができない場合にはフェレットの診察が可能な動物病院で定期的な耳掃除をお勧めします。本来は週に1度のお手入れが必要な小動物なのです。お尻の臭腺を除去しても耳の分泌物が臭う場合もあります。少々の手間でも動物病院できちんと耳掃除をするだけでも、悪臭は避けることができるのです。
フェレットのお世話は清潔第一
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フェレットの臭い対策としては、第一に常にゲージ周りを清潔に保つことです。そして定期的に短い時間でシャンプーを行い、普段のお手入れとして、耳掃除も忘れないようにしてください。これだけを徹底していくとフェレットの臭い対策としては万全です。
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UCHINOCO編集部
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