ペットを飼いたいと思っても、反対する家族がいると、難しいですね。その家族が犬や猫のアレルギーで、体質的にどうしても無理というなら仕方がありません。
しかし、ペットに対する間違った認識や、動物の食わず嫌いが理由なら、上手に説得して、なんとか飼う方向に進めたいものです。反対する理由に応じて、どう説得すればよいかを紹介します。
反対理由「世話が大変、どうせ世話をしなくなるから」
飼いたいと考えるのが、まだ子どもさんや学生さんの場合には、この理由で反対されることが多いですね。
このときに、「絶対面倒をみる!一生世話をする!」と言っても、親という職業を経験している大人は、ひとつの命の世話をする大変さを知っているので、納得してくれません。
一生を責任もって面倒を見ることが難しいことを、家族のほうが理解しているからです。この場合は、「一緒に新しい家族を迎えて、みんなで成長しながら楽しく暮らしたい」という説得をしてみましょう。
「できる世話は自分がするけれど、できないところは助けてほしい。大変なことも全部含めて、みんなで家族としてやっていきたい」と、世話が大変なことを自覚している上で、愛情を注ぎたいと説得してみましょう。
反対理由「家が汚れるからだめ」
家族がきれい好きな場合、ペットの匂いが室内に移ってしまうことや、毛がこびりつくこと、猫が爪をといで壁や柱をボロボロにすることが嫌だという理由も多いですね。
これは突き崩しにくい反対理由で、説得も少し難しくなります。逆手にとって「掃除を念入りにするための気合が入ること」「家具の配置や模様替えに興味がわくこと」などで、押してみましょう。
犬や猫がいることで、家が汚れないように掃除をしようと努力するようになります。
最初からきれいなままの家を維持しているより、家を傷めない工夫をして、汚れたカーペットはマメに洗うなど、心がけが変わってきます。
ペットを室内で飼っている人は、ペットの安全のためにも清潔に気を配り、異物を落とさない環境を整えていることを教えて、強く説得してみましょう。
反対理由「いつか死ぬときが悲しくて嫌だから」
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寿命だけでいうと、ペットは人間より先に死にます。動物嫌いが理由ではなく、逆に好ましく思っている家族は、この理由で反対することがあります。
愛情を注いで一緒に暮らしても、最後には悲しい別れが待っている、看取ることが嫌だという理由ですね。これはペットを飼う以上、避けられないことで、飼いたいと思って説得を試みる人も、覚悟が必要です。
この理由で反対されているときには「出会いから別れまでが、一生の宝物になると思ってます」と説得をしましょう。ペットを飼い、そして失った人は、そのペットを飼わなければよかった、出会わなければよかった、と思うことは、ほとんどありません。
別れの悲しさを二度と体験したくないから、次は飼わないと考える人はいても、死んだペットとの出会いを否定する人は、ほとんどいないのです。最後には悲しい別れが待っているとしても、一緒に過ごす長い年月は、忘れられない宝物のような思い出になっている人が圧倒的に多いことを伝えてみましょう。
そんな存在をそばにおきたいこと、どんな悲しい別れが待っていようと、一緒に暮らす喜びはその何十倍にもなることを理由に、説得してみましょう。
ペットを飼いたいときの説得方法は衝突しないことがコツ
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ペットを飼いたくない、と反対している家族には、それなりの理由があるので、反発したり、衝突したりするのは逆効果です。犬や猫には癒し効果があること、一緒に暮らすことで幸せを感じることができることを伝えましょう。
ペットと暮らすことで、生活リズムが整い、健康的になる傾向があるということを伝えるのよいです。ペットを飼うことは、マイナスになるのではなく、家族に幸せを呼んでくれるというイメージを与えて、上手に説得してみましょう。
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UCHINOCO編集部
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