1. トイボブの基本情報
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トイボブ(Toybob)はスキフトイボブテイルとも呼ばれている猫種です。
成猫が普通の猫の月齢4ヶ月程度の大きさで、1〜3kg程度。
しかし、小さいとはいえ筋肉質で丈夫です。
小さいですが、コビータイプのボディを持っています。
シャムネコ同様に顔、耳、足先が濃い色で、小さな尻尾が丸く短い状態です。
トイボブの寿命は16歳〜22歳と猫の中ではかなり長寿。
目の色はブルーで、チャームポイントです。
シングルコートの短めの毛は密生していて少し硬め。そのため汚れにくく、ブラッシングを軽くしているといつも綺麗です。
2. トイボブの特徴や性格について
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最小のシンガプーラよりさらに小さく、正式に猫種と認められれば世界最小ということになりますね。
小さいという特徴以外に尻尾が短いこと、シャムネコのようなポイントカラーも特徴です。
性格はとても明るく、飼いやすい猫です。
「愛する心が大きい小さな猫」と呼ばれているくらいですから、家族の一員としてとても理想的な猫と言えるでしょう。
遊ぶのが大好きで、家族に子どもがいる場合はずっと飽きることなく遊び続けます。
小さい体にもかかわらず、勇敢で好奇心もあり、活動的です。
キャットタワーなど遊べる空間を工夫しましょう。
ひとりでも遊べるようにしないといつも遊んで欲しがってまとわりつくかもしれません。
一方、従順な性格も持っているのでしつけもしやすい猫です。
3. トイボブの歴史について
1980年代前半にロシアのロストフ・ナ・ドヌでクラシュニチェンコさんがたまたま見つけた2匹の野良猫を家に連れ帰りました。
エレーヌ・クラシュニチェンコさんはメコンボブテイルのブリーダーだったのでこの少し風変わりな猫に興味を持ちました。
この野良猫はシャムネコによく似た猫で、ポイントが濃い色になっていました。
そして同時にボブテイル、丸い短い尻尾を持っていたのです。
2匹から生まれた猫はとても小さく可愛かったので、さらに小さな猫と交配させもっと小さく改良し始めました。
生まれてくる猫たちはとても小さくてかわいい猫だったので、クラシュニチェンコさんは親しい人へのプレゼント用にしていたそうです。
しかし、小さな猫が注目を浴び始めて猫種として確立させることを周囲が推奨し始めます。
そして、2014年にはトイボブのキャットクラブが設立されました。
2017年には、国際猫血統登録団体TICA(The International Cat Association )で、レジストレーションオンリーの猫種として登録が始まります。
今では人気はうなぎのぼりです。
現在、日本でも希少価値でお値段も高級車並みです。
それでも申込者が多く、すぐに購入できるわけではないそうです。
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4. トイボブ・気を付けるべき病気について
まだ公認前の猫種で2017年にTICAでレジストレーションオンリーの猫種として登録が始まったばかりですから、病気に関してのデータもあまり多くありません。
しかし、小さくとも、かなり丈夫な猫で長寿です。
無理やり小さく作られたわけではなく、たまたま小さい遺伝子を持つ猫から派生しているので自然体で問題はほとんど持っていません。
5. トイボブ・食べ物の注意点
トイボブは体が小さいので食事量はあまり多くを必要としません。
食べ過ぎると肥満の原因になるので適量を与えるようにしましょう。
ただ、運動量が多い猫なのでお腹が空きます。
体重が半分だから、食事量が半分というような単純計算ではないので、体重を計りながら適量を見つけてくださいね。
また、毎日同じだと飽きてしまうのでときどきキャットフードを変えるようにすると喜びますよ。
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UCHINOCO編集部
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