「かわいい子犬と遊びたい!」子犬をお迎えした飼い主さんなら、皆さんそう思われることでしょう。しかし、ご存知ですか?ワクチン接種を終えていない子犬は、散歩に連れていくことはできません。
念願のお散歩デビューの前に、室内で子犬と仲良くなりましょう。子犬も喜びながら、しつけも同時に行えるおすすめの遊び方をご紹介します。
ポイントは「頭脳的」と「肉体的」
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犬は元々狩猟に長けた動物です。室内で遊ぶ時も、その本能を満たしてあげると犬は満足します。
「頭脳的」遊び
頭脳を使った遊びを、ご紹介します。
おやつはどっち?ゲーム
飼い主さんがおやつを片手に握って隠し、両手を子犬の前に出してどちらにおやつが握られているかを当ててもらう遊び方です。嗅覚を使わせて、脳を刺激できます。犬は嗅覚が発達しているので、子犬でも簡単に嗅ぎ当てられるでしょう。
子犬はおやつを嗅ぎ当てて、飼い主さんの手を一生懸命開こうとします。できたときはたくさん褒めて、当てたおやつをあげましょう。手を出すときに「お手」などの声掛けをすると芸も覚えさせる手助けになります。
宝探しゲーム
飼い主さんが特定のおもちゃに、匂いをつけて隠し、子犬に探させる遊び方です。慣れるまではおいしそうな匂いの強いフードやおやつがおすすめです。このゲームも、嗅覚を刺激し、犬の本能を満足させてあげられます。
子犬が「宝」をみつけてきたら、たくさん褒めてあげましょう。
また、おもちゃをみつけた時に「おいで」と声掛けすることで「とってこい」を教えやすくなります。
「肉体的」遊び
体を使った遊びをご紹介します。
ボール遊び
家具などの障害物が多い室内でやみくもに走り回らせると、思わぬ事故が起こる可能性があります。とってこいゲームは、適度に体を動かしながら、犬の狩猟本能もみたしてあげられる遊び方です。
子犬にはボールを使ってあげましょう。はずみ、転がるボールの動きに、子犬はきっと夢中になるでしょう。子犬がボールをつかまえたら、「おいで」と声掛けをして、戻ってきたらたくさん褒めてあげましょう。子犬が散歩に出られるようになれば、フリスビー投げなどにも応用できます。
子犬は「スポンジ」のような時期
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子犬は飼い主さんを通していろいろなことを覚えていきます。特に大切なのが、「家族の中でリーダーは誰か」。
飼い主さんがリーダーシップをとっておかないと、後々言うことを聞いてくれない犬になって、困ってしまうことも。間違った遊び方で子犬を勘違いさせないよう、注意点をいくつかご紹介します。
遊ぶ時間は飼い主が決める
甘えたい盛りの、かわいい子犬。「遊んで遊んで!」とせがまれたら、つい相手をしたくなってしまいます。
しかし、常に応じていると、飼い主さんが手が離せない時も「遊びを我慢できない子」になってしまうかもしれません。飼い主さんの予定を優先するようにしましょう。
また、子犬は体力がありません。体調を崩させることのないように、程々に遊んであげましょう。
噛まれても反応しない
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遊んでいく中で、子犬が興奮して飼い主さんの手を噛むこともあるでしょう。その時に、決して大きな声やリアクションなどしないでください。子犬が「噛むと反応してくれる」と覚えてしまいます。
噛まれたら、遊びをすぐに切り上げ、子犬に「噛んだら遊んでもらえない」と覚えさせましょう。
おもちゃはすぐに片付けよう
楽しかった、室内遊び。終わったら、すぐに使ったおもちゃを片付けましょう。子犬がおもちゃを常にさわれる状態では、そのおもちゃへの興味が薄れてしまう、飼い主さんとの遊びが「特別なごほうび」にならなくなってしまうなど、いいことはありません。
また、おもちゃの主導権を飼い主さんが握ることで子犬にリーダーが誰かを覚えさせる意味もあります。
楽しく遊んで、仲良くなろう!
今回挙げた遊び方のほかにも、子犬が室内で楽しめるおもちゃはたくさん市販されています。工夫ひとつで、楽しく遊びながら子犬が必要なルールを覚えてくれますよ。
いちばん大切なのは、飼い主さんと子犬のお互いが仲良くなることです。犬は愛情を返してくれる動物です。たくさん遊んで、絆を深めましょう!
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UCHINOCO編集部
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