猫の爪切りって難しい!猫が嫌がらずに爪切りする方法って?

猫の爪は鋭く、家の中であたりかまわず爪とぎされると家具や壁などをガリガリにされてしまいます。この様な事をなるべく最小限に留めるには爪切りは必須でしょう。その他の爪切りの意味と、爪の切り方などをご紹介します。 2018年09月04日作成

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爪切りの意味とは?

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猫の爪というのは、一定の長さまでしか伸びません。ある程度の長さまで伸びると、猫は自分で爪とぎをして古い爪を剥し、新しい爪にします。したがって、永遠に伸び続けるという様な事はありません。

猫の爪は層になっていて、爪とぎをする事で簡単に古い爪を剥す事ができます。ですが、老猫になると自分で爪とぎをしなくなる子もいます。そうなると長さは一定でも古い爪が何層にもなり、やがて爪は変形し肉球などに刺さる事もあり、歩行が困難になってしまいます。

爪切りはこの様な事を防ぐ目的の他、ご家庭の家具やカーテンなどに猫が爪を引っ掛け折ってしまうという事故を防ぐために必要だといえます。もし猫が室内のどこかに爪を引っ掛け根元から折れ、その爪が死んでしまった場合はそのままにしてはいけません。その様に死んでしまった爪は、動物病院でとってもらう手術なども必要となります。

爪を切る事でのメリット

まず人間にケガをさせる事が少なくなります。とは言っても、猫の爪は鋭く尖っているため、100%引っ掻かれないという保証はありませんが、爪が伸び放題になっていて尖っているよりは、人間に対するケガは最小限に抑える事ができます。

オモチャなどで遊んであげている時など、猫にその気がなくても爪が伸びてしまっていると、人間に思わぬケガをさせてしまうという事もあります。

人間に対するケガだけでなく、猫自身も爪が長く伸びているとカーペットやカーテンなどに爪を引っ掛け、パニックになって無理矢理引っ張り爪を折ってしまい出血するほどのケガにつながってしまいます。この様な思わぬ事故を人間も猫自身も避けるためには、やはり爪切りは必要といえます。

どんな時に爪切りすればいい?頻度は?

猫にとって爪切りは苦手なお世話の一つです。なるべく爪切りという事を学習させない様にしましょう。例えば猫が一日の内で必ずする事、ご飯や睡眠といった瞬間でしてはいけません。「それをしたら爪切りされる」と、爪切りという行動を結び付ける事になってしまいます。

爪切りのタイミングとしてはなるべくさりげなく、猫自身が何もしていない時にそっと抱き上げて素早く済ませましょう。そして普段から肉球を触る事に慣れさせることです。できれば子猫のうちから1本ずつでも爪切りをして慣れてもらう事が望ましいです。

頻度は月に1回ほどで十分です。そして無理に一度に全部の指の爪切りをしようとしない事です。1日一本ずつでも構いません。まずは慣れさせる事を第一に頑張ってみましょう。

どんな爪切りで切るのか?方法は?

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人間の爪切りでももちろん猫の爪は切れますが、猫が暴れたりしたら指なども傷つけてしまう可能性があります。なので猫用の爪切りを用いるのが一番安全でしょう。「ギロチンタイプ」という爪切りであれば、爪を見やすく切りやすいです。

爪切りの準備が整っても、まずはいきなり切ろうとせずに、猫の爪の確認をしましょう。肉球を押すと爪が出てきます。その爪を横から見ると血管が通っているのが確認できます。爪切りをしていいのはその血管の2ミリほど先です。

間違って血管の部分を切ってしまうと、猫は痛がって暴れ、出血もしてしまいます。そうなってしまうと、その後の爪切りもとても困難になるでしょう。ですので、しっかり切る場所の確認を最初に行ってください。

普段からのスキンシップを

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爪切りをする際の肉球の接触は、普段からのスキンシップが重要になってきます。爪切りのためにいきなり触るのではなく、毎日少しずつ猫に触れ、信頼関係を築いておきましょう。

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UCHINOCO編集部

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