1. ラパーマの基本情報
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ラパーマはやや小さめの猫で、平均体重は2.2~4.5kgくらい。
コビータイプとオリエンタルタイプの間くらいに当たるセミフォーリンタイプの猫です。
ふわふわにカールした被毛は長毛と短毛の2種類。
前足が後ろ足より若干短い、プーマ体型。跳躍力が強い、スポーツマンタイプの猫です。
2. ラパーマの特徴や性格について
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ラパーマの特徴は全身カールされたふわふわの巻き毛です。
被毛だけではなく、まつ毛や尻尾、ヒゲまでくるくるふわふわです。
大きなアーモンド型の目にくるくるまつげなんて想像するだけでも可愛いですね。
性格の同様にとても可愛いんです。
甘えん坊でとっても優しい性格。愛情表現が豊かで一緒にいてとても幸せな気分にしてくれます。
同時にとても頭が良く、教えなくても急にドアの開け方を覚えて、ペットオーナーをビックリさせる子もいるくらいです。
3. ラパーマの歴史について
ラパーマの歴史はまだ短く、1980年代に登場します。
アメリカ合衆国オレゴン州の農園で飼われていたブラウンタビーが産んだ猫から、全く毛のない猫が生まれました。
最初はどうして毛がないのだろうと心配していましたが、毛がないこと以外はいたって普通で元気に成長していきました。
生後8週間目くらいから突然毛が生え始め、4ヶ月をすぎるとふわふわの巻き毛が生えてくるではありませんか!
このペットオーナーは新しい猫種を作ることやブリードに興味がなかったので、そのまま買い続けていました。
ふわふわの巻き毛の猫も同様に子猫を産むと、やはり毛のない子猫が生まれ、その後ふわふわの巻き毛の猫に育っていきました。
とても可愛いので次第に評判になり、ブリーダーたちが注目し始めます。
そして、キャットショーに出展すると「珍しい被毛」ということで関心を集めました。
そして、ブリーダーたちによって本格的な育種活動が始まったのです。
この猫種は、フランス語のパーマ(la perm)からラパーマ(LaPerm)と名付けられました。
そして1997年にラパーマ愛好家団体ができ、2003年にTICA、2008年にCFA、2014年にはFlFeに新種の猫として認定されました。
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4. ラパーマ・気を付けるべき病気について
ラパーマは外耳炎になる可能性が比較的高いので注意が必要です。
外耳炎は、耳ダニや異物が混入してしまうことが原因で、外耳道が炎症してしまいます。
最初は耳がかゆくなるので、頭を振ったり、後ろ足でかいたりすることが煩雑であれば、獣医さんに相談しましょう。
早めに治療すると薬を塗るだけですぐに完治しますが、放っておくと耳だれが膿と一緒に流れ落ちる状態から中耳炎になります。
また、くるくるの巻き毛がとても可愛いラパーマですが、巻き毛が原因で毛球病にもなりやすい傾向にあります。
日頃から毛の手入れをきちんとして、ヘアボールを飲み込まないように気をつけてあげましょう。
5. ラパーマ・食べ物の注意点
ラパーマは、もともと農園で飼われていた猫を先祖とする元気一杯の猫です。
ただ、毛球病になりやすい傾向があるので、ヘアボールを飲み込んでしまった時に排泄しやすいキャットフードを選んであげましょう。
ヘアボール対策のキャットフードは、自然のファイバーをたっぷり含んでいるので、ヘアボールを体外に押し出してくれます。
また、ラパーマは比較的小柄な猫なので、歳を取ってからの食事量に気をつけたあげましょう。
活動的だったラパーマもあまり動き回らなくなり、必要カロリーはグーンと減少しています。
あまり多く食べさせると、肥満になって循環器系の病気になりやすくなります。
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UCHINOCO編集部
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