猫を飼う前に覚悟すべきこと
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飼い始めたときはかわいい仔猫でも、徐々に成長し、年老いていきます。人間同様、猫も年齢を重ねると、体の具合が悪くなったり、足腰が弱くなったりしてきます。そうなっても猫の面倒を、最後まで見る覚悟はありますか。
ペットを飼うには、経済的な負担も発生します。毎月のエサ代やトイレの砂・シーツ代などのほか、猫の体調や年齢によっては、病院代が大きな負担になることもあるでしょう。保険も増えてきましたが、かけていなければ医療費に保険はききません。
このようなことを、猫を飼う前に今一度考えましょう。
一人暮らしでも飼いやすい猫種は?
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- 猫をペットショップやブリーダーから迎える予定の方は、一人暮らしに向いている猫種を選ぶことをおすすめします。
- スコティッシュフォールド
- 折れた耳が特徴の、丸みを帯びた顔が可愛らしいスコティッシュフォールド。
甘えん坊で、人懐っこく、穏やかな性格です。
とても利口で無駄に鳴くことがなく、ご近所トラブルとも縁遠い猫種と言えます。
寂しがり屋な面もあるので、一緒にいられる時間を出来るだけ取ってあげましょう。 - ラグドール
- 一人暮らしで飼育するのに、ラグドールは最適だと思います。
大人しく、人懐っこく、運動や狩りへの関心が薄い性格です。
そのため、あまり爪とぎをせず小さな声で鳴くので、賃貸住宅にうってつけです。
大型の猫なので、食費はややかかるかも。 - MIX(雑種)
- 野良猫や保護猫のほぼ100パーセントが雑種です。
野良上がりの猫もいるので、まずは動物病院を受診しましょう。
寄生虫や病気を患っている可能性もあります。
雑種の猫は体が丈夫なうえ、血統書付きの猫と比べ遺伝病の可能性が低いです。
最初に買い揃えるもの
猫を飼うときに、最低限そろえたいものは
・水用とフード用の食器
・トイレ
・爪とぎ器
この3つです。
ケージも用意しておくと、猫が家に慣れるまでの留守や夜間も安心です。
猫用のおもちゃ、ベッド、キャットタワー、ブラシ、猫用の爪切り、首輪などは成長に合わせて順にそろえましょう。
食器、トイレ、爪とぎ器と餌を用意するなら、1万円程度で済みます。
ケージやキャリーケース、おもちゃ、ベッド、キャットタワーなど、もろもろのグッズを用意したとしても、4~5万円あれば十分揃えることができます。
住居環境を整える
猫を飼ってもよい住居かどうか、確認しましょう。どんなに猫を飼いたくても、ペット不可の物件でこっそり飼うのは、ルール違反です。基本的なことですが、事前に確認しておきましょう。
家の広さは、特に関係ありません。上下移動が出来るようにキャットタワーなどを準備すれば、ワンルームでも運動不足にはなりません。
猫は「高いところに上る」という性質があります。
家具にのぼって上の荷物を落としたり、いたずらしたりするのはいつものことです。
高価なものや、猫にとって危険なものは、高い場所に置かないようにしましょう。
猫にかかる様々な費用
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医療費を含めた、猫の飼育にかかるひと月あたりの平均支出額は5,403円。
それほど高額ではありませんね。(一般社団法人ペットフード協会「平成28年 全国犬猫飼育実態調査」より)。
このことからも、猫は比較的お金のかからないペットといえます。
猫1匹にかかる費用は平均を目安に、月5000円~8000円前後みておきましょう。
室内飼いの猫でも、ウイルスに感染するリスクはゼロではありません。
ワクチンを接種して、ウイルス性の感染症を予防する必要があります。
ワクチンの費用は種類や動物病院によって様々です。
だいたい3000円~1万円弱程度見ておけば大丈夫でしょう。
避妊や去勢手術は、発情期のストレスを軽減する意味もあるので、出来るだけ受けましょう。避妊手術は2万5,000円ほど、去勢手術は1万5,000円ほどかかります。
気になる病院代ですが、猫は8歳を過ぎたあたりでは人間でいうと48歳に相当します。このころから、体の老いが目立ってきます。健康な猫はあまり病気をしませんが、こつこつ積み立てておくと、いざという時に安心です。
また必須ではありませんが、猫保険に加入しておくのも安心です。保険会社や保証内容にとって金額は様々ですが、月額1,000円~2,000円の間が多いようです。
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UCHINOCO編集部
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