皆さんのお宅では何匹の猫を飼っていますか?2匹以上の愛猫がいるという事は「多頭飼い」という事になります。たくさんの愛猫に囲まれる暮らしはとても楽しいものでしょう。ですが反面、考えなければならないデメリットもあります。本記事ではメリット・デメリットの両方を比較して考えてみました。
猫の多頭飼いのメリットは?
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猫を多頭飼いするメリットを考えてみましょう。オス・メス一匹ずつのカップルで飼った場合、子供を見る事ができます。カップルで飼えば当然交尾をし、赤ちゃん猫が生まれます。猫は一回の出産で最高8匹まで赤ちゃんを産みます。
自分が可愛がっている愛猫が、そっくりな赤ちゃん猫を産む所を見られるのは、とても神秘的で、より一層いとおしいと感じるでしょう。猫の親子2代に渡って飼っているというご家庭もあるのではないでしょうか。
猫側にとっても、同じ猫同士で遊べるという事はストレスの発散にもなります。飼い主さんが仕事で家を空ける時間が長いなどの場合は、寂しいおもいをせずお留守番をする事ができるでしょう。
猫の多頭飼いで必ずしなければいけない事
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猫の多頭飼いで必ずしなければいけない事、それは去勢手術です。子猫をみたいという理由でずっと去勢手術をしないでいると、メス猫は1年間に10頭~20頭位の子猫を産みます。
多い猫ではそれ以上産む事の出来る猫もいます。このように、猫の出産で1年後には何十頭という数に膨れ上がってしまうのです。飼い主の責任として、去勢手術は必ずしましょう。
本来の正しい去勢手術のタイミングというのは、オス・メス共に最初の発情前が好ましいと言われていますが、どうしても子猫を取りたいというお考えのご家庭もあるかと思います。その場合は家庭内で慎重に話し合いを持つ事をおすすめします。
猫の多頭飼いのデメリットは?
次に猫の多頭飼いでのデメリットを考えてみましょう。去勢手術の費用・予防注射の費用・ペット用品・エサ代、これが当然の事ながら頭数分かかります。猫にかかる予算というのは、あまり目に見えない事だと思っていた方もいらっしゃるとおもいますが、多頭飼いの場合は結構な支出になると考えられます。
3~5匹と飼ってみると、普段気にならなかったエサ代の支出も、急に現実味を帯びてくるようになるでしょう。多頭飼いの場合、愛猫の突然の病気も1匹ではないかもしれません。風邪など引いてしまったら他の子にも感染するなど、全員がいっぺんに病院にかかる事も想定しておく必要があります。
多頭飼いのお宅では、突然の猫の出費のために普段からペット貯金をしているという話をよく耳にします。現在では猫の保険などもあり、多頭飼いの方は利用している方も少なくないようです。
猫の多頭飼いはメリット・デメリット両方を想定する
たくさん猫がいる生活は、猫好きにはたまらなく楽しい環境でしょう。ですが反面、必ずデメリットも発生します。現在の自分の住まいが多頭飼いに適しているのかなども考えなくてはいけません。
飼う人間側が楽しいからといって、猫にとって適していない環境であるならば、それは猫にとって大変なストレスになり可哀そうな事です。トイレの問題や、周辺住民の方のご理解など、飼い主の責任としてしっかり認識しておく必要があるでしょう。
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UCHINOCO編集部
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