犬は体全体で「言葉」を発している
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犬には時と場合によって、飼い主に強い意志を伝えようと努力をする時があります。何かを願うときや、困った状況にあるときに、独特のしぐさを見せて自分の気持ちを伝えてくれるのです。そのときに、飼い主の方は、犬が伝えようとしていることを的確に読み取ってあげたいものです。そうすることで、言葉を超えたコミュニケーションが見事に叶うのです。
ボディーランゲージという方法
まずどの犬種も頻繁に行うことは目をひたすら大きく開けて視線を合わせてくるときです。このときはほぼ真顔で、どこか真剣です。どちらかといえば、何かを望んでいるときの心理状態であることが多いようです。何かを欲している時だと理解してください。たいていの場合には「抱っこしてほしい」「おやつがほしい」とネガティブな気持ちでは全くないのです。
尻尾を足の中に収納している
このしぐさを見せるときにはかなりの恐怖を感じている瞬間なのです。不安やおびえた気持ちでいっぱいになっていて、怖いものがすぐそばにある場合がほとんどです。大型犬でも小型犬と同じように尻尾を内側に巻いてしまう場合もあるようです。
尻尾でわかる、その時の感情
尻尾を高い位置で緩やかに且つ左右に振っているときには、犬はかなりご機嫌なときです。今楽しい!そんな素直な気持ちと「嬉しい」「楽しい」という気持ちがあふれ出そうになっている心境なのです。
目を反らすのは無視ではありません
自分が既に降参状態であるときや相手に敵意のなさを素直に知らせるために目を反らします。これも犬が編み出した方法なのです。犬にとって、目を反らす行為は相手を無視するわけではなく、ある意味自己防衛でもあるのです。
飼い主が勘違いしそうなしぐさ
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例えば何かを失敗をして飼い主さんに叱られたときに見せる仕草があります。飼い主にとっては「まったく反省していないのでは?」とさえ見受けられる、しぐさなのです。人間が示す態度とは意味合いが違っているので、そこは「犬のしぐさ」と理解をしておきましょう。
叱られているのにあくび?
これは「もう叱らないで」と飼い主に訴えているしぐさなのです。おおよそんな風には見受けられないしぐさなのですが、カーミングシグナルの一つとして覚えておいてください。飼い主に対して反抗の気持ちを示しているわけではないのです。
しつけのトレーニング中に身震いを始める
身震いをされると、どこか具合が悪いのでは?と心配になるのですがこれはトレーニングに飽きたという気持ちを示す意味合いがあるのです。しばらく休憩をさせてあげるのも一つの手段です。集中力が切れたサインでもあるのです。
犬が見せる愛情表現の数々
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飼い主を信頼している犬はお尻をぴったりと飼い主の体に寄せて座るときがあります。この瞬間は、飼い主さんに無言の「好き」を伝えているのです。そして自分からお腹をみせてくれるようになると、信頼関係がきちんと存在していると感じてください。遊びに誘うときには前足を飼い主さんの体にかけてきます。これは甘えたくて仕方がないという気持ちの表れなのです。
お互いに交わす言葉と言葉
犬のボディーランゲージを的確に読み取って今の感情を把握してあげることは重要なことです。愛情を掛ければ掛けた分だけ、犬も飼い主に愛情を示していくものです。こうやって仕草で愛犬を感じ取れる飼い主になれると、もっと明確なコミュニケーションが図れるのです。
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UCHINOCO編集部
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