持ち運びできる犬用ケージを買おうと思っても、いろいろな種類があって迷います。選び方のポイントと使い方をあらためておさらいしましょう。
公共交通機関では使用が必須
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持ち運びできる犬用ケージは、公共交通機関を活用する時に便利です。完全に蓋ができるタイプでないと車内にのせることができないため、ケージの選び方によっては移動手段が限定されます。サイズや形状に鉄道会社ごとの規程があることも多いので、購入前に確認しましょう。
マイカー派の方でも、持ち運びできる犬用ケージを活用することにより安全に移動ができます。犬用のチャイルドシートのようなイメージです。走行中に窓から乗り出してしまったり閉まるドアに挟まれてしまったりと、大切な愛犬に怪我をさせてしまったら大変ですよね。飼い主さんと愛犬の安全を守るため、持ち運びできる犬用ケージを活用しましょう。
ケージは大きく分けて2種類
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持ち運びできる犬用ケージには、ハードタイプとソフトタイプの2種類があります。ハードタイプとは、プラスチックや金属で作られたケージです。ソフトタイプとは、旅行バッグのような形状をした布製のケージを指します。デザインの選択肢が多く、犬用アイテムとは分からないくらいおしゃれなものも見つかるはずです。
移動時間で選ぶのがおすすめ
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ハードタイプかソフトタイプのどちらを買うか迷った時には、移動時間を基準とします。大まかな基準としては、以下を念頭に選んでみましょう。
30分から1時間以内の短時間:コンパクトなソフトケージ
電車や飛行機などで数時間の道のり:頑丈なハードケージ
移動時間は、サイズ選びにも関係します。1時間以内なら身体にフィットするコンパクトなサイズ、2時間以上になるなら中で1周できるくらいゆとりを持たせたサイズがおすすめです。飛行機に乗せる予定があれば、IATAの基準を満たしているかも確認しましょう。
迷ったら病院に連れていくときの交通手段を参考に
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旅行や遊びに行く時は、自動車や電車、飛行機などいろいろな交通手段を活用することが多く、何を基準に考えたら良いのか分からなくなってしまいます。そんな飼い主さんにおすすめしたい選び方が、動物病院に連れていく時の交通手段を基準にする方法です。病院には定期的に通うことになるため、怪我や病気をしなくても活用するシーンと言えます。
ケージを入れていないと絶対に病院に入れない、ということはありませんが、他の飼い主さんに迷惑をかけないために守りたい最低限のマナーと言えます。抱っこ紐タイプでは身体が安定しないため、体調が優れない愛犬に負担をかける状態となりかねません。下が安定するものなら、待合室でも大人しく待っていられます。旅行に頻繁に行くわけではない飼い主さんも、持っておくと役立つでしょう。
キャリーバッグやケージに慣らすには?
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警戒して中に入るのを嫌がる場合は、おもちゃやおやつで誘導します。入っていったらすぐにご褒美をあげることで「ここにいると良いことがある」と学習させる方法です。すぐに出てきてしまうのを防ぐため、歯磨きガムやぬいぐるみのように時間つぶしができるものを入れておきます。そもそもは窮屈な場所が落ち着く習性の動物ですから、警戒心さえ解ければストレスにはなりません。
ソフトタイプのケージなら入れたままの状態でお散歩コースを歩いてみる、ハードタイプのケージなら近場の公園やドッグカフェに連れていくなど「楽しいことが待っている」と教える方法もおすすめです。いきなり病院に連れていくとネガティブなイメージになってしまうため、ある程度慣れてきたところで活用しましょう。
活用シーンに合わせたケージを持っていると、いろいろな用途に応用できます。公共交通機関を使った遠出、ドライブがてらハイキングなど愛犬との想い出作りに不可欠のアイテムですから、ぴったりのものを探してみましょう。
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UCHINOCO編集部
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