世界で人気の猫の種類トップ3を一挙ご紹介

猫はどの子もかわいいのですが、とりわけ飼い主さんたちからの“絶対この子！”とのお墨付きのかわいらしさを持つ猫ちゃんといえば、この子しかありません。

果たして世界で人気の種類と言えばどのようなものがあるのかを少しリサーチしてみると、お国柄がくっきりと表れてきます。トップ3としてあがっているのは、アメリカでペルシャ・シャム・メインクイーンといった形になるのですが、他の国ではたとえばイギリスでベンガル・ブリティッシュショートヘヤそしてペルシャと続いています。

さらにアジアではロシアンブルー・シャム・ターキッシュバンというように、国によって好まれるネコの種類はかなり違ってきます。ベンガルは知る人ぞ知るアメリカ原産のネコですが、むしろヨーロッパで人気が集中しています。ペルシャとシャムは日本でもファンが多いのですが、海をまたいで諸外国でも愛されています。

ペルシャはアフガニスタンが原産で16世紀後半にヨーロッパへ伝えられました。長毛種ですから毛のお手入れはかかるのですが、それ以上に顔の真ん中でつぶれたような低い鼻に特徴があり、これがかわいいと特に女性に人気です。性格は大変おとなしくほとんど鳴きませんし、子猫のいわゆるやんちゃさもあまりありません。

ペットショーで最も繁茂に目にする事でも知られています。シャムは日本国内でも古くから馴染んできた種類の1つなのはご周知の通りで、原産国はタイです。若干神経質で感受性が高く、活発で気まぐれなところがあり慣れないと飼うのはなかなか大変ですが、そこがまたかわいいと人気を集めている理由の1つでもあります。

ターキッシュバンというのは日本ではほとんど馴染みがなく、世界的にみても少数派です。原産はトルコで特徴的な模様を持ち、水が大好きという個性的な性質を持っています。賢くしつけしやすいのですが広い場所を好みます。

日本では純血種に限定して見てみるとスコティッシュフォールド・マンチカン・ラグドール・ショートヘアあたりがトップクラスの人気を誇っています。いずれも中型で日本の居住環境にもマッチしています。

特にマンチカンの人気ぶりは昨今特に目立つようになりました。原産はアメリカです。短い足でよちよち歩く姿にめろめろになってしまう人が続出、人慣れしやすく好奇心旺盛、他のペットともすぐ仲良くなれますから初めてペットを飼う人にはオススメです。

日本でも愛されているネコと言えば間違いなくスコティッシュフォールドです。ずんぐりむっくりのころころとした体型、短くたれた耳、丸くて大きな目と短い首に丸い顔というように、独特の特徴を持っています。原産はスコットランド、突然変異で生まれました。ショートヘヤ系との交配を何度も繰り返して今のような形になりました。

長毛種と短毛種とがあり色も多彩です。のんびりかつ穏やかな性格で人にもなれやすいのですが、さみしがりやで甘えん坊ですから忙しすぎて留守がちな飼い主よりも、しっかり気持ちによりそう事ができてよく遊んでくれる人の方がオススメです。おとなしくてめったに鳴かない性質もありますからマンションで飼うのもOKです。

スコティッシュフォールドと1位・2位を争うほどの人気を誇るのがマンチカンで、原産はアメリカです。短足胴長の体型でよちよち歩きするのが印象的ですが、実は足が長いものの方が多いのです。短足種の猫と様々交配させたものがいくつかあります。短足は突然変異で生まれたもので運動量は足長と変わりません。とても陽気で遊び好き、好奇心旺盛で人慣れしやすく誰とでもすぐ友達になれる性質ですから、初めて飼う人にもオススメです。

猫に共通した性格として若干神経質で自立心が強くマイペースというのがあります。もちろん個体別の特徴や性格の違いもありますが、それぞれの性質や特徴も考慮して現在の住環境で猫が快適に暮らせるかどうかの判断も重要です。相性の問題もありますから外見だけのかわいらしさだけではなく、現実的にどこまで御世話ができるかをしっかり熟慮した上で飼いましょう。