子猫におすすめの離乳食ってどんなもの？

子猫用の離乳食と一口に言っても、市販品や手作りなどさまざまな種類があります。栄養や素材など何を基準に選べば良いか、合わせておすすめの商品も紹介します。

市販品や手作り品などさまざまな離乳食がありますが、基本的には市販されている子猫用の離乳食がおすすめです。市販品には子猫に必要な栄養素がバランスよく配合されていますし、猫が食べられない食材（ねぎ類など）が入っている心配もありません。

その他、子猫用のドライフードをお湯やミルクでふやかしたものや、子猫用のウェットフードを更に潰して柔らかくしたものでも良いでしょう。手づくりする場合は、湯がいた鶏のササミや白身魚をすりつぶしたりミキサーにかけたりして作るという方法もあります。いずれの場合も、人肌程度に温めることを忘れないようにしましょう。

では市販品の離乳食を選ぶ際は、どんな点に注目すれば良いのでしょうか。使用する食材や製法によって色々な種類があるので、以下に選び方のポイントをまとめました。

ペットフードは人間の食べ物に比べると添加物に対する基準が緩く、中には危険性が示唆されている添加物が多く含まれる製品もあります。特に子猫のうちは体がより多くの栄養を吸収しようとするため、一緒に添加物をたくさん吸収してしまうことも。子猫の健康を守るために、なるべく添加物は使っていない離乳食を選んであげてください。

基本的に猫は肉食です。穀物も絶対に食べられないというわけではありませんが、消化は苦手だとされています。体への負担を少なくするためにも、なるべく穀物が少ないものを選ぶと良いでしょう。原材料名は多い順に記載されていますので、最初から3つ以内に穀物が入っていないものがおすすめです。

肉食の猫にとって、体を作るために一番必要な栄養素は動物性たんぱく質です。原材料名をチェックし、最初に肉や魚と記載されているものが良いでしょう。

猫は幼い時に急激に成長する動物です。そのため、子猫時代にたっぷりと栄養を与えてあげなくてはなりません。まだまだ肥満の心配も少ない時期なので、カロリーや栄養価の高いものを選んであげましょう。動物性たんぱく質の他、カルシウムやリンなどのミネラル、ビタミンといった栄養素がバランス良く配合されているものがおすすめです。

「グレインフリー」とは「穀物類完全不使用」の製品のことです。キャットフードの中には、小麦や米、トウモロコシなどの穀物類を全く使っていない製品もあります。

肉食動物である猫にとって、穀物は本来ほとんど必要ありません。必要な炭水化物は、肉や魚を体内で分解する際に得られます。むしろ猫の体は穀物の消化に向いておらず、穀物が大量に含まれたフードを食べると嘔吐や下痢を起こしてしまうことも。グレインフリーのキャットフードなら消化が良く、猫の体に負担をかけずに済むでしょう。また穀物による食物アレルギーや、炭水化物の大量摂取による肥満の防止にもなります。

では具体的にどんな離乳食が良いのでしょうか。こちらでは、グレインフリーのおすすめの商品紹介をします。

子猫時代の食事によって、その後の体の基礎ができていきます。値段だけで決めず、必要な栄養素や安全性を考慮して選ぶことが大切です。子猫に合った最適な離乳食を食べさせ、健康で元気な子に育てましょう。