【子犬のしつけ】子犬が噛むのはどうして?いつまで続くの!?

子犬を飼い始める起こる悩みのひとつが甘噛み。じゃれついてきてかわいいと思っているうちは大丈夫かもしれませんが、放置しておくと噛み癖が残ってしまうこともあります。今回は子犬がなぜ甘噛みをするのか、いつごろ治まってくるのかなどについて紹介します。 2019年07月15日作成

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歯が生え変わるときは犬だって気持ち悪い!

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子犬がよく甘噛みをする理由のひとつが歯の生え変わりです。犬は生後1カ月くらいになるとまず乳歯が生え、おっぱいを吸われる母犬は噛まれて痛くなります。その時期に離乳が始まるのですが、その後4カ月くらいになると、実はもう永久歯に生え変わる時期がくるのです。永久歯が生えてくる生後4カ月から6カ月くらいの間、犬にとってはなにかムズムズする、歯がかゆいと感じます。そのため、ムズムズ感やかゆみを抑えようと何かを噛んでしまうのです。個体差があるため一概にはいえませんが、おおよそ6カ月から7カ月、遅くても1歳になるころには永久歯が生えそろいます。

狩猟本能や遊びのつもり、単なる好奇心で噛みついてしまうことも

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犬はもともと肉食動物で、野生ならば狩りをして生活する生き物です。人間とともに暮らすようになって狩りをする必要がなくなったとはいえ、もともと狩猟本能が備わっていますから、動くものを見ると狩猟本能がかきたてられても仕方ありません。そのため、飼い主の動く足を獲物に見立てて飛びつき、噛んでしまうということもあります。また、人間の赤ちゃんでも手にしたものを口に入れてしまうことがあるように、子犬も目新しいものを見ると噛んでしまうことがあります。

その場合は噛むことによって味や食べられるものかどうか、遊んで楽しいものなのかどうかなどを確かめているのです。さらに、遊び盛りの子犬にとっては、単に遊んでほしくて飼い主にちょっかいをかけているだけということも。子犬が噛みついてきたとき、ダメなことだと分かるような態度を取らないと、子犬には噛みつくのがやってはいけないことだとは理解できません。まして、特に怒られることなく飼い主が自分に注目してくれたら、噛むことによって飼い主に構ってもらえたと勘違いしてしまいます。

ストレスや威嚇で噛むこともある

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子犬がかわいくても、家族には毎日それぞれ生活があります。そのため、一日中子犬に構っているわけにはいきません。遊びたいときに遊んでもらえなかったり、ケージに閉じ込められたりしているとストレスが溜まり、噛むという行動を起こしてしまう犬もいます。さらに、生活の中ではブラッシングや歯磨きのように、どうしても犬にとって嫌なこともしなければなりません。予防接種を受けるために動物病院に連れて行くこともあるでしょう。その場合、犬は嫌だ!という意思表示のために噛みつくことがあります。

噛むのはいつまで続くの?

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子犬の甘噛みがいつまで続くかについては、理由によって違いがあります。また、噛み癖があるかどうかはもちろん、噛み癖がいつまで続くかは個体差もあり、この時期になると治まるとはっきり断言することはなかなかできません。ただ、歯の生え変わり時期で甘噛みをしてしまう場合、永久歯が生えそろえば自然と甘噛みが治まることも多いです。また、遊び盛りの子犬が遊びでじゃれついているだけの場合や好奇心で噛んでいる場合は、成長するにつれて落ち着くことも考えられます。1歳を過ぎたころから遅くても3歳くらいになると子どもっぽい好奇心が落ち着き、噛んだりじゃれついたりするのが治まることが多いです。もし、歯がすべて生え変わっているのにまだ噛む癖が収まらない、もう大人になったのに一向に落ち着かないというならば、違う原因が考えられます。

ストレスで噛んでいる場合はストレスの元になっている原因を取り除くようにしないと根本的な解決にはなりません。威嚇で噛んでいるならば、ブラッシングや歯磨きが嫌なものではないということを子犬に分かってもらうことが大切です。また、噛んでいいおもちゃを与え、噛んではいけないものとの区別ができるようにしつけをしましょう。

大人になる前には噛み癖が治るように注意を!

噛むのを放っておくとケージや家具などをボロボロにされてしまうこともあるでしょう。まだ子犬だからと大目に見たり、甘やかしたりしていると、大人になっても噛み癖が残ってしまうこともあります。そうなると、家族が困るだけではなく、他の人に噛みついてしまうなど、トラブルを引き起こすことも懸念されます。さらに、病気や怪我をしたとき動物病院に連れて行って治療を受けることも難しくなるかもしれません。そうならないよう、大人になるまでに噛み癖を治すようしつけをすることが犬のためにもなります。

著者情報

UCHINOCO編集部

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