犬が登場する英語表現・フレーズ一覧

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まずは、犬が登場する英語表現・フレーズについて紹介します。
同じ「dog」という単語が使われていても、フレーズによって少しずつ意味が異なるため、ぜひそれぞれのニュアンスの違いを比較してみましょう。
It’s raining cats and dogs!
「It’s raining cats and dogs!」は直訳すると「猫と犬が降って来た!」というとんでもない意味になりますが、実は「土砂降りの雨だ!」という意味で使われる英語表現なんです。
例えばアウトドアを楽しんでいるときに突然雨が降って来たときには「It started raining cats and dogs in the middle of cookout.(=BBQ中に土砂降りの雨が降り始めた)」といったように使います。
ちなみに土砂降りの雨を「cat」や「dog」で表現するのには、猫や犬の鳴き声が雨風の音に似ているからという説があります。
他にも、古代神話において犬は風を起こし、猫は雨を降らせる力を持つと信じられていたことがことわざの由来になったという説もありますよ。
外出中や天気予報を見たときなど、日常のさまざまなシーンで使える英語表現です。
Every dog has his day.
「Every dog has his day.」は、直訳すると「どんな犬でも自分の日がある」となりますが、一般的には「誰にでも良い日が来る」という意味で使われます。
この表現における「day」はその人にとっての幸運・チャンスなどを意味しています。
昔は、犬が卑しい動物と見られていたため、犬の表現が用いられたといわれています。
辛いことがあったとき・ツイてない日などに、自分や大切な人を慰めてあげたいときにおすすめの英語表現です。
Let sleeping dogs lie.
「Let sleeping dogs lie.」は、直訳すると「寝ている犬は寝かしておこう」という意味であり、日本語では「触らぬ神に祟りなし」ということわざと同じニュアンスを持つ英語表現です。
気持ちよさそうに寝ている犬の姿はとても可愛らしいですが、ちょっかいを出すと怒られたり噛まれたりすることもありますよね。
その様子を踏まえて、ビジネスや愛犬とのコミュニケーションなどにおける日々の教訓として使っていきたい英語表現の一つです。
be Dog tired.
「be Dog tired.」は「とっても疲れている」「疲れ果てた」という意味の英語表現であり、日常会話で使われています。
もともと犬は狩りを行う動物であることから、狩りの際に獲物を追いかけるために走り回って疲れている様子が起源とされています。
「I went mountain climbing yesterday and now I am dog tired.(=昨日山登りしたからさ、もうヘトヘトだよ。)」といったように、友達や家族との何気ない会話などカジュアルな場面で使えますよ。
Love me, love my dog.
「Love me, love my dog.」とは、直訳すると「私を愛して、私の犬を愛して」となりますが、一般的に「私の全てを愛して」という意味になります。
一説ではこの英語表現における「dog」は、その人のマイナスな一面を指すとされています。
つまり、私を愛するのであれば、欠点まで全てまとめて愛してほしいというニュアンスの英語表現です。
日本語のことわざにおける「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の逆の意味を持つ表現といえるでしょう。
また「dog」は「自分にとっての大切なもの」というニュアンスも含まれています。
私を愛するのなら、私自身が大切にしている家族やペット、物や考え方も大切にしてほしいという意味にも使えますね。
相手に対して深い愛情を求めるときの表現であるため、パートナーから愛情表現や告白をされたときに使えそうな英語表現です。
Puppy love
Puppy loveとは直訳すると「子犬の愛」で、一般的に「初恋」を意味します。
思春期頃の若者たちが抱く恋愛感情について多く使われています。
「puppy」は子犬のことであり、生まれたてでまだ何も分からない子犬が、初めて見る素敵な人・ものに強く惹かれる様子をイメージすると分かりやすいと感じる人も多いのではないでしょうか?
子犬は成長とともに現実社会を知り、子犬の頃に好きだったもの以外にも興味を持ち始めることから、一時的な恋を表現するときにも使われます。
【犬のお世話編】日常会話で使える犬に関する英語表現

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ここからは、日常のコミュニケーションや愛犬のお世話で使える英語表現を紹介します。
簡単な単語を組み合わせるだけで、海外の犬好きや飼い犬との交流に使えるフレーズもあるのでぜひ活用してみてくださいね!
Fetch the ball!
「Fetch the ball!」は、日本語でいう「取ってこい!」という意味の英語表現です。
「fetch」はイギリス英語で使われる動詞で、主に「取って戻って来る」という意味であり、愛犬とのボール遊びの際によく使われます。
実際の愛犬とのコミュニケーションで使う際には、このフレーズの後ろに愛犬の名前を付けるのが一般的です。
愛犬がきちんとボールを取って来られたら「good dog!(=いいこだね!)」としっかり褒めてあげてくださいね。
ちなみに同じ「取って戻る・回収する」という意味を持つ単語に「retrieve」がありますが、こちらは「fetch」よりもフォーマルな表現です。犬の種類であるレトリーバーの名前も、猟師が撃った水鳥を回収するという役割を担うことから、「retrieve」が由来になっています。
My dog loves to be petted.
「My dog loves to be petted.」は「私の愛犬はなでられるのが大好き」という意味になります。
「petted」は「可愛がる・なでる」という意味の単語であり、人に自分の愛犬を紹介するときなどに使える英語表現です。
「loves to」の後ろに続く単語を変えることで、愛犬の特徴に合わせた表現ができますよ。
例えば遊ぶのが好きな子であれば「play」、散歩好きなら「walk」といったように、愛犬の好きなことを表す単語をつなげて、愛犬を紹介する英文を作ってみてくださいね。
Your dog is very friendly.
「Your dog is very friendly.」は「あなたのわんちゃん、とっても人懐こいね」という意味の英語表現です。
犬好きの友達や知り合いが飼っている犬と触れ合う際など、犬に関する会話でカジュアルに使えますよ。
性格に関する表現はさまざまな種類があるため「friendly」の部分を変えるだけで、表現の幅を広げられます。
また「My dog is vey naughty.(=私の愛犬はとってもやんちゃなの)」といったように、自分の愛犬の性格や可愛らしさをアピールすることもできますよ。
愛犬家にとって、自分の愛犬を褒められるのは嬉しいもの。
普段の会話のなかでこの表現を使えば、愛犬の話に花を咲かせられるでしょう。
【犬の健康管理編】日常会話で使える犬に関する英語表現

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急に愛犬の体調が悪くなって、英語で体調や症状を説明しなくてはならなくなったときにも、健康管理で使える英語表現を知っておけば落ち着いて説明できますよね。
ここからは、犬の健康管理に関する英語表現・フレーズを紹介します。
My dog has been unwell for the past two days.
「My dog has been unwell for the past two days.」は「愛犬が2日前から体調が悪いんです」という意味の英語表現です。
「unwell」が「気分がすぐれない・具合が悪い」といった意味なので、原因は分からないけれど愛犬の体調が悪そうに見えるときに使えます。
愛犬を動物病院へ連れて行くときなど、愛犬の体調について説明するときに便利な表現です。
「for the past two days」は「2日に渡って」という意味ですが、昨日からであれば「since yesterday」といったように、実際に使う際には体調が悪くなった日に合わせて単語を使い分けてくださいね。
My dog has fleas.
「My dog has fleas.」は「愛犬にノミが付いている」という意味の英語表現です。
「fleas」は虫のノミを意味する単語であり、動物病院でノミの悩みについて英語で説明するときなどに使えますよ。
ノミ対策は日本だけでなく世界共通のマナーですので、こまめにしっかり対策することが大切です。
I need to take my dog to the vet.
「I need to take my dog to the vet.」は「愛犬を動物病院につれていかないと」という意味になります。「vet」は「veterinarian」の略称で、獣医を表す単語です。
愛犬の体調が悪くなったために、友達からの誘いを断るときなどに使えるでしょう。
犬に関するユニークな英語表現を使ってみよう!

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世界共通で古くから「人間にとっての家族・友達」として親しまれているからこそ、英語の表現のなかには犬に関する面白いフレーズが数多くあります。
犬に関する英語表現を知って、よりグローバルに犬好きとのコミュニケーションを楽しんでみましょう!
著者情報
西野由樹
生粋の犬好きなフリーランスWebライター。執筆のお供はコーヒーと愛犬のマルチーズ「こたろう」。
やんちゃな愛犬にちょっかいを出されつつ、今日も実体験・調査に基づいた執筆で、読んで楽しい記事づくりに勤しむ。

