猫を飼うのに疲れた時はどうする?気分転換方法をご紹介

猫はほかの動物に比べるとお世話が簡単ですが、子猫であればこまめにミルクを与えなければいけないなど、人によっては「猫を飼うのに疲れた」と考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、猫は家族の一員であり、終生飼育することが基本です。
この記事では、猫を飼うのに疲れた時の気分転換方法や、動物愛護センターや保健所に引き取られた猫はどうなるかなどを解説します。 2025年04月07日作成

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猫を飼うのに疲れた時の気分転換方法

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まずは、猫を飼うのに疲れた時の気分転換方法をご紹介します。
これらのことを試してリフレッシュし、気持ち新たに猫と向き合ってみてはいかがでしょうか?

外出

猫を飼っていると家で過ごす時間が長くなりがちですが、たまには外出するのも良いリフレッシュ方法です。
外出は、短時間でも問題ありません。
公園を散歩したりカフェでのんびりしたりするだけで、気持ちが切り替わるはずです。
自然に触れることで心が落ち着き、ストレスが軽減される効果も期待できます。
また、猫を迎えてから会う機会が減った友人に連絡を取って、一緒に出かけるのも良いでしょう。
猫は飲み水やトイレをきれいにしてフードを入れておけば、半日程度であれば外出しても猫のストレスとなることは少ないはずです。

音楽鑑賞

猫が飼うのに疲れた時は、好きな音楽を聞く時間を意識的に作りましょう。
特にリラックス効果のあるクラシック音楽や自然の音を取り入れた楽曲は、飼い主だけでなく猫にも穏やかな影響を与えることが期待できます。
ヘッドホンやイヤホンを使えば、猫がそばで寝ていても邪魔することなく音楽を楽しむことができます。
音楽の力で、自分のペースを取り戻すことができるかもしれません。

猫が寝ているタイミングで寝る

猫を飼っていると、自分の生活リズムが崩れることもあります。
特に子猫や活動的な猫の場合は、夜中に騒ぐことが多いかもしれません。
猫の影響で寝不足になっている時は、猫が寝ているタイミングに合わせて一緒に休むことを意識してみましょう。
日中の短時間の仮眠でも、疲労回復に役立ちます。
また、猫が落ち着いて寝ている様子を眺めるだけでも、不思議と癒されるものです。
自分だけの時間を確保することに焦らずに、猫と生活リズムを合わせる柔軟性を持つことも大切かもしれません。

友人やペットホテルなどに一時的に猫を預かってもらう

どうしても気分が晴れずに疲れが取れない場合は、信頼できる友人やペットホテルに猫を一時的に預けるのも選択肢のひとつです。
短期間だけでも猫の世話から離れる時間を持つことで、心身のリフレッシュに繋がります。
もしも友人やペットホテルに猫を預ける際には、お気に入りのおもちゃやブランケットなど、猫が慣れているものを一緒に渡すと、猫のストレスも軽減できるでしょう。

動物愛護センターや保健所に引き取られた猫はどうなる?

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人によっては、猫を飼うのに疲れて動物愛護センターや保健所に猫を引き取ってもらおうと考えている人もいるかもしれません。
しかし、猫が保健所に引き取られると、その後幸せに暮らすことができる猫は1割にも満たないでしょう。
次に、動物愛護センターや保健所に引き取られた猫はどうなるのかについて説明します。

ほとんどが殺処分される

保健所に引き取られた猫の多くは、新しい飼い主が見つからず、最終的には殺処分されてしまう現状があります。
これは自治体にもより異なるでしょうが、保健所では一週間前後の猫の保管しかしていないため、その間に都合良く新たな飼い主が見つかる可能性は、かなり低いでしょう。
この現実を知ることで、猫を迎える際に「簡単に手放してはいけない」という意識が高まることを願います。

1割程度の猫は里親が見つかる

ほとんどの猫が殺処分される一方で、約1割の猫は新しい里親を見つけることができています。
この数字は小さいかもしれませんが、保護団体や保護活動に積極的に参加する人々のおかげで、少しずつ改善されている傾向にあります。
特に保護された猫の写真や性格を詳しく紹介するSNSや保護団体のサイトの活用が、里親探しの成功率を上げている要因の一つです。
しかし、愛猫を保健所に引き取ってもらったとしても、運良く里親が見つかる可能性は限りなく低いでしょう。

一部は猫の保護団体に引き取られる

保健所で引き取られた猫の一部は、保護団体によって救われます。
保護団体では、新しい飼い主が見つかるまでの間、猫に適切なケアを施しながら生活環境を整えています。
しかし、多くの保護団体は寄付金などで運営されているため、すぐに里親が見つからなければ次の猫を救うことができません。
また、保護団体では譲渡条件を厳格に定めることで、猫が再び不幸な境遇に陥らないよう努力しています。

猫を家族の一員として終生飼育するために意識すること

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猫を飼うということは、終生飼育が基本です。
最後に、猫を家族の一員として終生飼育するために意識することを解説します。

最期まで面倒を見る覚悟を持つ

猫を家族として迎える際には、その猫が寿命を全うするまで面倒を見る覚悟が必要です。
猫は平均して15年以上生きることが多く、長期間にわたる世話が求められます。
飼い主としての責任感を持ち、猫が高齢になった際の医療費や介護も視野に入れておくことが大切です。

問題行動にもきちんと対処する

猫が家具を傷つけたり、トイレ以外の場所で粗相をしたりといった問題行動に直面することもありますが、そのたびに冷静に対応することが求められます。
これらの問題行動は、猫のストレスや健康状態のサインである場合も多いです。
問題行動によって頭を悩ませることもあるかもしれませんが、愛護センターや保健所に猫を引き取ってもらうのではなく、「どうしたら問題行動を解決できるか」を第一に考えて行動しましょう。

万が一の時の預け先を探しておく

飼い主が病気になったり、急な出張や災害が発生したりした場合に備えて、猫を預けられる場所を事前に確保しておくことが大切です。
信頼できる友人や家族、あるいはペットホテルを利用することで、万が一の時でも安心でしょう。
事前の準備をしておくことで、飼い主の精神的な負担を軽減してくれます。

猫を飼うのに疲れた時にはリフレッシュをしよう

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猫を飼うのに疲れた時には、外出をしたり音楽を聴いたりしてリフレッシュしましょう。
気分転換をすれば、愛猫ともきちんと向き合うことができるはずです。
間違っても、保健所に猫を引き取ってもらおうとは考えないようにしましょう。
保健所に引き取られた猫が幸せになる可能性は、限りなく低いでしょう。
愛猫のことを一生面倒見るという覚悟を持ち、毎日の猫との生活を楽しむことが大切です。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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