猫が敷地に入ってきて困る!猫の嫌いなものをご紹介

野良猫や外飼いされている猫が、自宅の敷地に侵入して困っている人もいるでしょう。
そんな時には、猫の嫌いなものを活用して敷地への侵入を防ぐ方法があります。
この記事では、猫の嫌いなものをご紹介します。 2025年02月04日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫と暮らす猫のカテゴリ - 猫と暮らす

猫の嫌いなもの

出典:https://www.shutterstock.com/

まずは、猫の嫌いなものをいくつかご紹介します。
また猫が、それらを嫌う理由についても見ていきましょう。

強いにおい

猫は、とても嗅覚が優れた動物です。
そのため、特定の強いにおいを嫌う傾向があります。
たとえば、柑橘系の香りや酢の匂いはほとんどの猫にとって不快とされます。
柑橘系や酢のにおいは、肉食動物である猫にとっては腐っているにおいと同様に感じるため、本能的に嫌ってしまうのでしょう。

猫の祖先であるリビアヤマネコは、砂漠で生活をしていました。
当然ながら砂漠にはほとんど水がないため、その名残からか猫も水をあまり飲まない動物であり、水で身体が濡れることを嫌がります。

大きな音

突然の大きな音や鋭い音も、猫は嫌がります。
特に、金属を擦る音や超音波の高音は猫を遠ざけることができるでしょう。

特定の植物

猫が嫌う植物を、敷地内に植えることも効果的です。
ミントやハーブなどは猫が苦手な香りを放つため、侵入を予防することにも利用できます。
ただし、植物によっては毒性があるものもあるため、周囲の環境に配慮して選びましょう。
また、ミントは繁殖力がとても強いことから、庭に植えたら庭一体がミントで覆われてしまいます。
もしもミントを栽培するのであれば、プランターを使用すると良いでしょう。

猫の嫌いなもので猫の敷地への侵入を防ぐ方法

出典:https://www.shutterstock.com/

次に、猫の嫌いなもので猫の敷地への侵入を防ぐ方法をご紹介します。
猫の嫌いなものをうまく活用すれば、猫による敷地での被害を減らすことができるでしょう。

柑橘系の皮や酢を敷地に撒く

先述した柑橘系の皮や酢を、敷地や猫の侵入経路に散布する方法は、安全かつコストも低い方法なのでおすすめです。
これに加えて、コーヒーのカスを庭に撒くことも効果的でしょう。
コーヒーのカスにも猫が嫌がるにおいが含まれており、リサイクル素材としても利用できます。
また、柑橘系の原料を使用したスプレーがホームセンター等で販売されているため、それらを使用するのも良いでしょう。

猫対策用の薬剤を使用する

強いにおいを利用した猫対策用の薬剤が販売されています。
猫の嫌がるワサビなどのにおいを発するため、それらのグッズを使用すれば自然と猫が敷地に近寄らなくなるでしょう。

防護ネットやフェンスを設置する

猫を敷地内に入れたくないのであれば、物理的に入れないようにするのも良いでしょう。
猫は高い場所に登るのが得意ですが、傾斜のついたフェンスやネットを使用することで、猫の侵入を防ぐことができます。
ちなみに、フェンスの上部を外側に向けて傾けることで、さらに猫が登りにくくなるはずです。

音を活用する

猫の侵入を防ぐために、センサー付きの超音波装置やブザーを利用するのも効果的です。
センサーが猫を感知して音を発する装置を設置すれば、猫が敷地に近づくたびに音が出て、猫が敷地に侵入しにくくなります。
しかし、猫は賢い動物なので、何度も同じような音が鳴ることで慣れてしまうこともあるでしょう。

土地の質を変える

猫は歩きやすい柔らかい土を好むため、敷地への侵入経路に大きめの砂利やヒイラギの葉などを撒いたりすると、避けるようになります。
庭の景観を損なわずに猫の侵入防止をすることが可能です。

敷地に水を撒いておく

先述したように、猫は水を嫌がる動物です。
特に身体が濡れることを極端に嫌がる傾向があるため、敷地内に水を撒いておくのも効果的でしょう。

猫を敷地に侵入させたくない時の注意点

出典:https://www.shutterstock.com/

猫による被害に困るあまり、過激な行動に移してしまう人も少なくないでしょう。
最後に、猫を敷地に侵入させたくない時の注意点を解説します。

動物虐待はしない

猫を追い払うための方法を選ぶ際には、動物虐待にならないよう十分に注意が必要です。
強力な薬品や猫にとって危険な罠を使用することは、法律違反や近隣トラブルの原因となる場合があるでしょう。
そのため、猫を敷地への侵入を防ぐ際は、人道的かつ猫にとっても安全な方法を選びましょう。

近隣住民とのコミュニケーションをとっておく

敷地に入ってくる猫が、近隣住民の飼い猫である場合があります。
その場合は、事前に飼い主に相談して猫が敷地に侵入しないように協力を依頼するのが望ましいです。
話し合いで解決できる場合も多いので、その後のトラブルを防ぐためにも積極的にコミュニケーションを図りましょう。

地域のルールを確認

地域によっては、猫に関する規制が異なる場合があります。
そのため、地元の自治体のルールを確認することが大切です。
もちろん先述したように猫に危害を加えることは法律違反となる可能性があります。

長期的な対策を考える

猫の侵入を防ぐ一時的な対策だけでなく、持続可能な方法を考えることが大切です。
庭や敷地を猫が嫌う環境に少しずつ変えていくことで、猫が自然と近寄らなくなる場合があります。

猫の嫌がるもので敷地から遠ざけよう

出典:https://www.shutterstock.com/

猫によるイタズラや糞尿被害に困っている人は、意外に多いものです。
そんな時には、猫の嫌がるにおいや音で猫を敷地から遠ざける方法がおすすめです。
間違っても動物虐待にあたるような行為はせず、猫に危害を加えない方法を選ばなければなりません。
今回ご紹介した方法はどれも猫を敷地から遠ざけるのに効果を発揮する可能性が高いため、一度試してみると良いでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

オススメ

新着記事