猫がキャリーバッグを嫌がるのはなぜ?理由と対処方法をご紹介

愛猫を病院に連れて行こうと考えたのに、猫がキャリーバッグに入ってくれなくて困っている人もいるでしょう。
なぜ、猫はキャリーバッグを嫌がるのでしょうか?
この記事では、猫がキャリーバッグに入るのを嫌がる理由と対処方法についてご紹介します。 2022年01月20日作成

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猫がキャリーバッグに入るのを嫌がる理由は?

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まずは、猫がキャリーバッグに入るのを嫌がる理由について見ていきましょう。
理由がわかれば、それに対する正しい対処もできるようになるはずです。

動物病院に行くことがわかっているから

猫がキャリーバッグに入るのを嫌がるのは、入ると動物病院へ連れて行かれることがわかっているからでしょう。
猫にとって、動物病院で楽しい経験をすることは少ないです。
おそらく、ほとんどが健康診断や検査、治療などで注射などをされるでしょう。
知らない人に触られることや環境が変わることは、猫にとって大きなストレスとなります。
動物病院のほかにも、猫はキャリーバッグに入ることで引っ越しなどのさまざまなトラウマがあり、キャリーバッグを嫌がっているのかもしれません。

キャリーバッグに入っているときに嫌なことがあったから

キャリーバッグは狭いため、本来であれば猫にとって落ち着く場所のはずです。
狭くて暗い場所は外敵に襲われる心配も少なく、猫は安心して寝ることができます。
しかし、猫がキャリーバッグに入っているときに飼い主が驚かせたり雷が鳴ったりすると、猫は「キャリーバッグに入っていると嫌なことが起こる」と考えるようになります。
猫がキャリーバッグに入っているときは、優しく見守ることが大切です。

キャリーバッグの中のにおいが嫌だから

キャリーバッグは、通常であれば1年のうちに数回しか使用しません。
使わずに放置されたキャリーバッグはカビ臭くなったり敷いていたタオルからにおいがしたりするため、猫はそのにおいが嫌である可能性があります。
また、猫は嗅覚に優れており、飼い主がキャリーバッグに噴霧した消臭スプレーのにおいも嫌がることが考えられるでしょう。

猫がキャリーバッグに入るのを嫌がる際の対処方法

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次に、猫がキャリーバッグに入るのを嫌がる際の対処方法についてご紹介します。
どうせなら猫がキャリーバッグを好きになってもらえるように、飼い主としてできる限りのことをしてあげましょう。

猫を洗濯ネットに入れる

猫を洗濯ネットに入れてからキャリーバッグに入れることで、大人しくなることがあります。
一見荒っぽく感じるかもしれませんが、洗濯ネットの中は狭いため猫にとっては落ち着く空間です。
猫を入れても動きがとりやすい大きめの洗濯ネットに猫を入れて、そのままキャリーバッグに入れてしまいましょう。
猫によっては、キャリーバッグに入れた後も洗濯ネットに入れておいたほうが落ち着くこともあります。

おもちゃやおやつを利用する

猫が喜んでキャリーバッグに入ってもらえるように、おもちゃやおやつを利用するのもおすすめです。
猫の好きなおもちゃをキャリーバッグに入れておき、猫をそこまで誘導しましょう。
おもちゃに興味がない猫は、おやつを入れておくとよいです。
しかし、動物病院へ連れて行く際はご飯を与えないほうがよいといわれているため、そこまで多くのおやつを与えないようにしましょう。

キャリーバッグに慣れてもらう

長い目で見ると、猫にはキャリーバッグを好きになってもらう必要があります。
そのため、猫にキャリーバッグに慣れさせることが大切です。
猫に慣れさせるためには、使用しないときもキャリーバッグを室内に出しておく方法がよいでしょう。
また、中に毛布などを敷いて普段の寝床にしてもよいかもしれません。
猫をキャリーバッグに入れて、動物病院意外の場所に連れて行くのもおすすめです。
外に出ることに恐怖を感じる猫には不向きですが、動物病院意外の楽しい場所に連れて行ってもらえると考える猫には、積極的にキャリーバッグに入れてドライブなどを楽しむとよいでしょう。

おすすめの猫のキャリーバッグ4選

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最後に、おすすめの猫のキャリーバッグをご紹介します。
キャリーバッグは広すぎても狭すぎてもよくないため、愛猫にちょうどよい大きさのものを見つけてあげましょう。

猫キャリーリュック 折りたたみ式

リュックタイプのキャリーバッグです。
リュックとして猫を持ち運ぶのはもちろん、拡張部分を拡げることで簡易的なペットハウスにもなります。
通気性にも優れており、災害時の一時的なハウスとしても利用できるでしょう。
折りたたみ式で、普段は保管に場所をとらないのも嬉しいポイントです。


猫キャリーリュック

LDLC ペットキャリー

猫が出入りしやすい、広めの出入口が特徴のキャリーバッグです。
ポケットが多くさまざまな小物をしまうことができる機能性だけではなく、デザイン性にも優れています。
また、人間用のキャリーケースに固定することも可能なので、猫といっしょに旅行をするときにもよいでしょう。


LDLC ペットキャリー

軽量 猫キャリーリュック

わずか1kgしかない、軽量タイプのキャリーバッグです。
上部から飼い主の顔を見ることができるため、猫は安心してキャリーバッグで過ごすことができるでしょう。
肩掛けやリュックスタイルなど、4パターンの持ち方ができるのも魅力です。


軽量 猫キャリーリュック

2WAYアウトドアペットキャリー

一見普通のキャリーバッグですが、拡張部分を拡げることで簡易的なケージにすることが可能です。
普段は小さく折りたたんでおき使用するときだけ広げて使用できるため、部屋の邪魔になることがありません。
飛び出し防止ベルトや天井部分のメッシュ窓など、機能性も抜群です。


2WAYアウトドアペットキャリー

猫をキャリーバッグに慣れさせておきましょう

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どれだけ健康な猫でも、健康診断などで年に2回程度はキャリーバッグに入る機会があるはずです。
そのため、日頃から猫をキャリーバッグに慣れさせておいたほうがよいでしょう。
環境の変化に大きなストレスを抱えることが多い猫のために、キャリーバッグの中は安全で落ち着く場所だということを覚えさせておきます。
キャリーバッグの中に猫の好きなおもちゃを置いたり、日頃からキャリーバッグを室内に置いたりしておくことで、猫は徐々にキャリーバッグに慣れていくでしょう。

参考サイト

Pet Smile(参照日:2021-12-03)
https://item.rakuten.co.jp/gaisense/jab0t1b/

sunR(参照日:2021-12-03)
https://item.rakuten.co.jp/glass-sunr/up-013/

difang(参照日:2021-12-03)
https://item.rakuten.co.jp/difang/difang-01/

キャットランド(参照日:2021-12-03)
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/7112825/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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