犬が留守番時に感じる不安とは?
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テレビの音声というものは、日常的にほとんどのお宅から聴こえてくる音です。犬が飼い主さんと暮らす家の中でも、ほぼ1日中、何らかのテレビ番組の音声は耳に届いているはずです。そこを犬の留守番時に利用するという考え方はどうでしょうか?
犬が留守番の時に強く感じる不安は「人影のなさ」です。どうやら飼い主さんが出かけていない、音も気配もない、ということが分離不安につながってしまう可能性は大なのです。そこで普段通りの空間で留守番をお願いする場合には、テレビを付けたままにしておくというのは、得策なのです。
一部の犬には逆効果もある?
例えばyoutubeなどで犬が異常にテレビの音声や映像に興味を示しているような動画が配信されています。これは、喜んでテレビを観ている犬ばかりではないことを裏付けていることでもあるのです。それが、恐怖に映ったり感情を逆撫でするようなことでは、何の役にも立たないのです。
テレビに興味を示すか示さないか?テレビの映像を怖がるか怖がらないか?という点にも十分に注意をしながら犬の様子を見守ってください。そうすることで、留守番の時にテレビを付けておくかどうか?の判断材料になるのです。
犬の留守番にも限度がある?
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飼い主さんの家庭環境や仕事の状況で1日あたり10時間を超える留守番をお願いしなければならない場合もあります。この時に、テレビを付けっぱなしで外出することで、何か効果は期待できるでしょうか?やはり、排泄の世話や、食事の時間などを考え合わせると犬が単独でほぼ12時間前後も一人で過ごすというのは、いかがなものか?というのが一般的な意見です。
それでも、十分に留守番をこなせるというタイプの犬も確かにいます。それでも、テレビの音声や映像だけで、犬の寂しさや不安を完全に除去できるものでもありません。気持ちをある程度、紛らわすためだけに、テレビを付けっぱなしにしておくのは、数時間であれば効果も期待できそうです。
犬の性格に合わせたテレビの利用方法
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環境音楽のようなものが好きなタイプの犬は、ずっと音楽や映像が流れてくることに心地よさを感じるものです。お笑い番組のようなテンションの高いものが常に、放映されているようなリビングで過ごすことが当たり前の犬には、やや音声がうるさいくらいのテレビ番組が受け入れられるという傾向もあります。
あくまでも、犬の性格を飼い主さんが見極めた上で、テレビの映像や音声も選んであげることも必要です。一般的なテレビ放送であれば時間帯によっては犬を刺激するような音声が流れる場合もあります。そんなときには、予め撮りだめておいた映像を流すなど、工夫も必要です。何でも良いということではないことを、飼い主さんはこの機会に知っておいてください。
愛犬にとってテレビが良い影響を与えるかどうか?
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多くの飼い主さんが「テレビを全く付けない」わけではありませんよね?犬もなんとなく耳にテレビの音声が届いているものです。留守番中に犬のためにテレビを付けておくという判断は、往々にして「〇」ということになります。但し、音に過敏な犬に対しては、あまり喜ばしいことではないことも、飼い主さんが知っておくべきことでしょう。
テレビを付けておくことで、犬が安心を得られるかどうか?に掛かっているのです。そこだけがボーダーラインと考えてみてはどうでしょうか?テレビを付けっぱなしにするよりも、効果的な留守番アイテムが、その犬にはあるという場合には、テレビを頼りにする必要もないわけです。
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UCHINOCO編集部
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